極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

カムイ外伝 (2009) 120分

2010-12-30 18:36:44 | 日本映画(DVD・TV)
カムイ外伝 [DVD]
クリエーター情報なし
SHOCHIKU Co.,Ltd.(SH)(D)



 17世紀の日本。すさまじい階級社会の中で最下層の子として生まれたカムイにとって、強くなることが生き抜くための条件だった。はからずも忍びの道へと進んだカムイだったが、やがて自由を求めて忍びの世界を抜け出す。抜忍となったことで、追っ手との終わりのない戦いと逃亡の人生が宿命づけられるカムイ。そんなある日、カムイは漁師の半兵衛を助けた縁で、彼の家に身を寄せることに。しかし半兵衛の妻スガルは、自らも抜忍だったため、カムイの出現に警戒心を募らせる。対照的に半兵衛の娘サヤカはそんなカムイを温かく迎え入れ、ようやくカムイの心にも束の間の平穏が訪れるのだったが…。


 WOWOW ★★★☆


 原作の「カムイ伝」「カムイ外伝」も大好きな作品なので、すべて持っていますが、この映画の原作となったのは、カムイ外伝の第二部の冒頭のエピソード「スガルの島」からなのですが・・・

 確かに「カムイ伝」と「カムイ外伝」とは原作もまったく違うアプローチをみせ、抜忍となったカムイは「カムイ伝」でしばしば登場しなくなるんですね。この「カムイ伝」の本当の主人公は水呑百姓から努力の果てに本百姓になった正助であり、カムイはどちらかと言えば狂言回しの役、そのカムイが登場しないときの抜忍生活を娯楽忍者劇がとして描かれたのが「カムイ外伝」なわけで。

 しかし、その娯楽忍者劇画の中にも「カムイ伝」のテーマである「差別」も描かれているわけで。その部分の描写がちょっと中途半端だったかもなぁ。あと、ヒロインのスガルを演じる小雪が、もう少し色気が欲しかったかなぁ・・・これは単におっさんの希望なんですが(笑)

 笑えるくらいのワイヤーアクションとCGは、私的には好きなので、☆1つプラスしちゃいますが。まあ、松山クンと小雪が付き合うきっかけになった記念すべき作品ってことで(爆)

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