ミストポニーキャニオンこのアイテムの詳細を見る |
のどかな田舎町を襲った激しい嵐の翌日、デヴィッドは湖の向こう岸に発生した異様に深い霧に懸念を抱きながら息子と共にスーパーマーケットへ買い出しに出掛けた。するとやはり、その濃い霧は間もなく買い物客でごった返すマーケットに迫り、ついには町全体を飲み込むように覆っていく。人々がマーケットに缶詰状態となる中、霧の中に潜む不気味な触手生物を発見するデヴィッド。彼を信じた者たちはただちに店のバリケードを作り始め、武器になる物もかき集める。その一方、骨董品店の女主人カーモディは狂信めいた発言で人々の不安を煽ってしまう。そして夜、突如として霧の中の生物たちが襲撃を開始、店内は大混乱となるのだが…。
DVD ★★★☆
密室の中で繰り広がれらる人間模様を中心とした・・・いわゆる「グランドオペラ形式」・・・いや?ちょっと違うな(笑)「グランドオペラ形式」の必須条件のオールスターキャストってのじゃないし(笑)
過去のパニックモノと呼ばれている作品をあざ笑うかのように、「ポセイドンアドベンチャー」では有志を連れて出て行く牧師(宗教家)が、この映画では狂信的なおばちゃん(宗教家?)となり、残ることを促します。もちろんこのおばちゃんはちょっと「逝って」しまってるので、何よりも怖いのはそんな逝った人に扇動されてしまう群集心理なのかも。
もちろん主人公側の行為もすべてOKできるわけもなく、エンディングをみるまでどちらが正しいのかまったくわかりません。でもまぁ、エンディングをみてしまったら・・・
おーっと! この映画のウリが「戦慄のラスト15分間」なので、あまりこれ以上話せませんが(笑)
とりあえず「何か得体の知れないもの」って表現のほうが恐怖心を煽るし、あんなのを見てしまった瞬間冷めてしまった部分もあったことは事実です。
しかし・・・
明るい希望と同時にどうしようもない後悔の念を感じる変な映画でした(笑)
結局は「残った」方がよかったなんて(笑)
まあ、「わけのわからないモノ」への恐怖って一番怖いなぁ・・・
で、なんでも「原因」を追究したくなるのも私たちの悪い癖なのかもしれないね(笑)