ナポリの女性ジョヴァンナは、ソ連の戦線に送られて以来、戦後も行方不明のままの夫を探すことを決心する。だが、探し当てた夫は、シベリアの娘と幸せな結婚をしていた……。
実は私、この度初めて「ひまわり」を観ました(爆)で、なぜかこの1週間で民放BSとNHKBSで放送されたというめちゃ珍しい話。
ロシアのウクライナ侵攻によって、あちこちでこの「ひまわり」が上映、放送されているそうな。長らくウクライナの首都「キーウ」の南500キロのあたりで撮影されたとされていましたが、本当はウクライナ中部の都市ポルタワ近くにあるチェルニチー・ヤールという村がロケ地だそうな。
で・・・名作のほまれ高いこの「ひまわり」だけど、ツッコミどころは満載で。
冷戦時代に初めて西側の国が映画撮影したということもあるのでしょうけど、いったいこの主人公二人は何歳なん?とか、1945年の第二次世界大戦終戦後、何年経った設定なん?とか(汗)
1970年製作の映画なので、ロシア。。。っていうかソビエト連邦の街は1969年頃なわけで、どう考えても1950年代には見えないということ。ヒロインは終戦後何年か経って、やっとソ連に夫を探しに行けたわけで、どう考えても舞台は1950年代だと思うんですね。夫はソ連で若い娘に助けられ、所帯を持つのは致し方ないのですが、どう観ても父娘ほどの歳の差があるし、夫を探しに来て、やつれ果てたヒロインは、数年後イタリアで結婚し、子どもも持つわけで、彼女自身めちゃ若返っていたこと・・・
正直言って、タイトルロールのひまわり畑とマンシーニのテーマソングこそが名作だと思いました。
いい意味での愉快で明るいイタリア映画っていうか、おおざっぱなイタリア映画っていうのか、本当に設定がめちゃくちゃでした。1970年当時の人達はなんの疑問も感じなかったのかな?
ただ・・・以前から感じていたのですが
ソフィア・ローレンって、巨乳で派手な顔立ちなわけで、現在の日本では「北条政子」が「日本のソフィア・ローレン」だなぁって(笑)
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