君よ憤怒の河を渉れ [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
KADOKAWA / 角川書店 |
酒井社長率いる天神製薬の顧問弁護士ドゥ・チウがある朝目覚めると、ベッドに社長秘書・希子の死体が横たわっていた。何者かの罠と気づき、その場から逃亡を図るドゥ・チウ。大阪府警の敏腕刑事・矢村は、新人の部下・里香を従え、独自の捜査でドゥ・チウの行方を追っていく。しかし捜査を進めるうちに、次第にドゥ・チウ犯人説への違和感を募らせていく矢村だったが…。
映画館 ★★★
中国で大ヒットした高倉健の「君よ憤怒の河を渉れ」を「フェイス・オフ」「MIⅡ」のジョン・ウー監督がリメイクしたとのこと。原題も「追捕」と全く同じです。原作は「黄金の犬」「犬笛」の西村寿行。私は高校大学時代に彼の作品にハマって、当時発行された文庫本は殆ど読んでいます。
で、「君よ・・・」は無実の罪で逃げる高倉健が主演なのは当たり前ですが(原作ももちろん彼目線ですし)この「マンハント」はひょっとしたら中国版と日本版の編集が違うのかもしれませんが、追う刑事役の福山雅治が主演です。で、話の大筋は確かに「君よ・・・」なのですが、全く違う作品になっています。
大阪のあちこちでロケされていたそうなので、それを楽しみに観てましたが、色んな場所でロケされていて、これにはちょっと驚かされました。あべのハルカスやグランフロント大阪、近鉄上本町駅、テンシバ、中津の高架など大阪の有名な場所も多かったのですが、ちょっと一瞬映るのみの場所も多かったですし、なんといっても驚いたのは生駒聖天こと宝山寺でもロケされていたことです。大和三山も映ってたなぁ。。。
ただ・・・
お話がいかんせん面白くない(笑)
確かにアクションシーンはいんだけど、ジョン・ウー独特なスローモーションの多用は飽きた気もするし。
なお、冒頭に出てくる女殺し屋のゴツい方はジョン・ウー監督の娘さんだとか(笑)
冒頭部分は『キル・ビル』を思い出したほど。
演歌も流れてたし・・・
人体実験のところで倉田保昭が活躍してて、
往年のカンフーファンにはたまらないところだったかな~
私はやっぱジョン・ウー監督のパワーが落ちたのと、もうあんな演出には飽きたなぁってのが正直な感想(笑)
ただ、大阪人にとっては見慣れた場所ばかりなのが笑えました。
それだけでもう十分楽しめました。
女殺し屋のゴツい方
ジョン・ウー監督の娘さんなんですね。
体も大きいし強そうでした。
結構変な映画でしたね(笑)
オリジナルの「君よ憤怒の河を渉れ」も相当変な映画でね(笑)
新宿で馬の群れが走り回るし、主人公は無免許なのにセスナ乗りこなすし(笑)