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極私的映画論+α

+αは・・・日記です(^^;
最近はすっかり+αばかりになってしまいました(笑)

護られなかった者たちへ   中山千里著 宝島社文庫

2021-08-07 19:15:47 | BOOKS



 仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか


 10月に、佐藤健、阿部寛、清原果耶の出演で映画が公開されるということで、読みました。作者の中山七里原作の映画化は「さよならドビュッシー」「ドクター・デスの遺産」についでの3作目になります。

 物語の被害者が福祉保険事務所の人間で、「生活保護」受給についてのことが原因ってことで、「生活保護」についてのことが、センセーショナルに語られています。あくまでもフィクションなのでこんなにひどい話はないと信じていますが、私の立場上、不正受給についてはやはり厳しく糾弾されるべきだと思いますし、実際に色々なケースで受給停止になっているのも知っています。

 また、物語は東日本大震災後の宮城県が舞台ということもあって、生活保護と震災復興というのもテーマにはなっているので、少々つらいお話でした。

 でもまぁ・・・映画は見に行くでしょうね(笑)

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