
舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。
映画館 ★★★★
20年以上前公開された「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」は、ゴジラを完全に悪者とし(要するにゴジラは子供のアイドルだった時代を含め、宇宙怪獣と戦ったり、ある種人類の味方の部分もありました)とても怖いゴジラでしたが、今回の「ゴジラ -1.0」は昭和29年公開の「ゴジラ」にオマージュを捧げながらも、めちゃ怖いゴジラでした。日本劇場を破壊し、山手線の車両を咥え、またそれをラジオ中継する放送局員たちがビル(初代はラジオ塔でしたが)から落ちるシーンなど、めちゃ怖かったです。
また音楽も伊福部昭の曲を3局使用し(ただし、VSキングコングの曲は画面に合ってませんね)なかなか初期のゴジラをリスペクトしていました。造形的には最近のハイウッド版の造形に近く、着ぐるみ風に手の部分もちゃんとありました(笑)
神木隆之介と浜辺美波の人間パートにちょっと「え?」という思いもしましたが、これは現在の常識では考えられない男と女の話なのでしょう。いやいや・・・ありえへんし(汗)でもまぁ浜辺美波がきれいなのでOK(笑)
ただなぁ・・・再生能力があるのってのはなぁ(爆)
ゴジラの正面の顔がちょっとオバちゃん風ではって思って、ずっとオバちゃんに見えてたけど、
最初にいきなりのクライマックスは本当に怖かったです。
あの造形はあえて着ぐるみ風にしたと思う。
ハリウッド版ゴジラに近かったかな。
もう一度映画館で観たいなぁとは思うけど、私は「シンゴジラ」のほうが面白かったっていうのはここだけの話(爆)