実況列伝 ２ 目立たない男達

１９９３年３月６日、季節的には三寒四温の繰り返す日が続きます、レースも５日間レースなるものが開催され、この時代の賞金は今とは比べ物にならい額でしょう、参加選手も井原政春、井原春美【確か兄弟】、大和章義、市来隆興、などの記念レースを影で沸かした選手が多数参加しています。　

記念での高配をよくファンにプレゼントしていたのが目立たない男達です、無論ファンもそのところはよく存知ていますから、一般開催でも伏兵視点で狙っていた時なんかありました、昨日で終わりました、川口オートにも伏兵選手は結構いるのではないでしょうか、篠崎実、長谷川啓、釜本憲司、かな？　沸かす男達。

優勝は池田政和選手でしたね、”横浜のできるもんさん”良かったですね、貴方の願いが通じましたね、苦難苦闘していた池田選手が自らの殻を打ち破り、獲った勝利ですから喜びも、ひとしおでしょう。

私はその選手が何勝した事は重要視しません、今、このレースを勝てるのか、何処まで食い込んで入線できるのか、その事を最大、重要視します、つまり勝てる男を探します。　何勝してリーチが、かかっているから、そろそろ来るんじゃない、何て事考えません。

少し話しが飛びましたね、話を飯塚へ戻します、この節の優勝は小関正幸選手、シッフルアン１で０から逃げてます、２着に吉田光選手です、吉田選手は当時の飯塚を代表する名選手でした、三角走法、逆ハン、等、凄いの一語です。　いずれ詳しく述べます。

そして、そろそろ久留米競輪で私、宮本が実況の特訓に入るころです。