実況列伝 2016

飯塚ミッドナイトは5月から

実況列伝 2 悠久の戦い その参

2010年04月08日 | 回顧録&日記

1994年4月20日は春スピの最終日である、つまり優勝戦の日です、朝からジトジト降る湿気の多い雨ではなかったかと思います、1Rは竹谷隆が試走3,70上がり3,762で快勝しています、愛機はゼロワン、当時から雨は得意な選手でした。

続く3Rは浦田信輔が試走3,71上がり3,752でこちらも勝っています、何故、今乗れないのか不思議でしよ、これには訳があるのです。 かなりあとの話になりますが、今は伏せておきます。 知りたいですか? ダメですね・・・実況列伝 3 に進まないといけませんから、それからの話になります。

降りしきる雨はさらにその勢いを増してきていたと思います、選手の試走は3,70~3.80が出てきてますし、上がりは3,80~3,90となっているのを見てもわかります、つまり、土砂降りですね。

優勝戦なんですが、1田島敏徳H30 2植木常男H30 3桝崎正H30 4永富高志H30 5吉田光H10 6谷口武信H0 7ニ田水潤太郎H10 8田原勝久H10 の8選手での争いで行われています、試走的には桝崎正の3,68 吉田光、植木常男、田島敏徳が共に3,69、田原勝久、谷口武信、ニ田水潤太郎は3,70位です、一番の試走は永富高志の3、67なんです。

試走段階でも水煙がひどく、前の車が見えなかったぐらいの記憶があります、距離は4100mと通常より1000mもロングですから後ろの選手は不利です、隊列が長くなれば少しは活路が見い出せるでしょうが、それがこのメンバーですので、接近戦は覚悟の戦法です、特に10組の3人はただの雨巧者ではありませんから、走路熟知、戦法は歴戦の兵、おまけにタイヤにスクリュウでも付いていそうな人達ですのでただでは行かせないでしょうね。

いきなりスタートで植木選手がFを放ちます、つまり走路をぐるりと回りなおし、定置の発走に再度あわせます、普通なら皆さん嫌でしよ、雨はガンガン降ってるし、寒いし、体は多分ビショビショで走るどころではない気分でしよ、それが黙々とスタート位置に磁石でも付いているかのごとく、ピタリとタイヤが合ってきますから、驚きですよ! カメラでも位置が確認しずらいぐらいの天候でしたね、あの時は・・・・

2回目のスタートは正常なスタートで後は枠なりでの発進だと思うでしよ、ところが吉田、二田水が前にググッと寄り、田原、谷口と先頭グループを形成した、記憶があります、すぐ後ろから重ハン勢が怒涛の切り込み体制に桝崎、永富、田島が仕掛けてきました、が・・・ですよ、 ここからなんです、凄いのは、首位が周回毎に入れ替わるんです!? 全員が頭、最後尾の争いを始めたんです、つまり横長の団子なんです、あとは水しぶきの中で何が起こっているのか皆目検討がつきません!

ホームを過ぎると順位は把握できるんですが、バックからこちらに戻ってくると又順位が違うんです、あれっ!まっ! 大混戦が目の前で繰り広げられていたのです。この様相を後、永富選手はあれは凄いレースでしたと、言っておられましたね。

誰が勝ったかお分かりになりますか?

イン走法、逆ハンを使い終始、リードを維持した、男、《Y・ファントム》吉田光選手です!【永富選手の確か師匠】試走3,69 上がり3,749 飯塚オートの名選手です!  2着は《ガジゾーロ》植木常男選手でした。

お元気でしょうか、吉田光さん!

 

りょうちやんさんへ フライングですか、JKAのHPに載ってませんか?《基礎知識》に、各ハンデ位置にセンサーが付いてます、カメラでも各ハンデ位置に付いてます、すぐ分かりますよ、走路の上と横合いにセンサー&カメラがあるでしよ。あれです!

あとはJKAに聞いてくださいな。


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