美濃赤坂に行く列車は大垣駅の切欠きタイプの3番ホームから出ている。
大垣発米原行き列車。117系最後の活躍場として運用されていた。
美濃赤坂駅は東海道本線(支線)の終点。現在は使用されていないとはいえ機回し線の残る終点風景は今では貴重。駅はJRとしては無人化されているが駅舎内には西濃鉄道の職員が使用している。
煉瓦の燃料倉庫。その昔、電気のない頃鉄道では信号、車内照明、前照灯すべてはカンテラを初め常に灯油類がよく使用され、その保管倉庫はどこでも必需建造物であった。
西濃鉄道
西濃鉄道は、大垣市で貨物専業鉄道を運営。美濃赤坂の金生山でとれる石灰石輸送を行っている。市原線、昼飯線の2路線があったが昼飯線は廃止されている。
現在は市原線のうち美濃赤坂駅より1.3kmの乙女坂駅での石灰石積み出しに日に3回の運行が設定されている。なお乙女坂以遠市原まではすでに廃止されている。
石灰石を満載した列車はエンジン音をうならせゆっくりと神社の境内の中を通り抜けて美濃赤坂駅に向かう。近年までB6のタンク機が走っていたが現在はもう一両の三菱製40tスイッチャーとともにJRより譲渡のDE10が使用されている。(乙女坂814発1022列車→美濃赤坂819着)
昭和20年まで赤坂本町駅があり大垣より直通気動車が走っていたこともあるという。
20両を超える重量石灰石貨車はJRの強力牽引機EF64に引きつがれ知多半島の新日鉄製鉄工場に運ばれる。(美濃赤坂914発5780列車 東海道、名古屋臨港鉄道経由)
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