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常さんの徒然写真日記

旅や趣味を写真を主に紹介、でも何となく鉄道旅行が主なテーマになりそう。

ポール・デルヴォー展

2013年07月11日 | 日記

昨年より全国を巡回、ここ浜松で6月より開催された。その幻想的な作風に惹かれ観覧した。

印象派的、表現主義的な表現を経て、シュルレアリスムの作風に達するが何か強く主張するのでなく夢の中を感じさせる不思議な幻想的な画風が主。その作品の多くに虚ろな瞳の女性たちに加えその背景に古代風ギリシャ建築やトラムなどが繰り返し出てくる。その組み合わせは時代脈絡など全くなく、まさに夢の世界となっている。そのリアリティーの無い分無表情な女性の姿も何か優しさが感じられるのもおもしろい。

繰り返し当時のトラム(路面電車)が出てきたり、蒸気機関車や鉄道が多く出てくるが、本人は極めて鉄道が好きで鉄道員になるあこがれも持っていたと解説されている。線路もどこからどこにつながっているか分からない一見銀河鉄道のような雰囲気もあるが、その登場する車両などは極めて緻密で正確で我々鉄道マニアが見てもなかなか見ごたえある描画になっている。恐らくその素描にも使ったと思われる鉄道模型や信号灯なども展示されており、私としては絵画展でこんなコラボを見られるとは思ってもみなかった事であった。



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