がん闘病記(子宮頸がん)

子宮頸がんで子宮もリンパも摘出。
日々の気持ちを綴ってみます。

女の生き方2 ペネロペ・クルスの「ボルベール」

2007年07月17日 | 映画
こないだレディースデイに大好きなペネロペ・クルスの映画「ボルベール(帰郷)」を観て来た。
兵庫県ではハーバーランドのシネモザイクしか上映してないから久々にハーバーに行った。
うちは旦那さんと見たい映画が違う時が多いし、お互い見てもいいかっていうもの以外は、結構一人で見に行く事にしてる。


映画『ボルベール』<帰郷>公式サイト

ペネロペはほんとスペイン女に戻ってて、これこそ「帰郷」だな~って。
ハリウッド映画では、移民系のかわいい感じの役が多くてそれはそれでかわいいけど、やっぱり自国のスペイン映画が一番キラキラしてる
勢いばっちりの舌巻き巻きのスペイン語が合ってる♪
今回のボルベールのペデロ監督とは「オール・アバウト・マイマザー」でも一緒。

私はちょっとレズッ気があるのか、ファンになってはまるのは女の人が多い!
しかもペネロペは男目線って感じ♪
ネットで画像を見つけては「ひひひっ」って見てる(あやしい
ハリウッドの男優(トム・クルーズはじめ・・・)が次々魅了されるのが分かるな~なんて。だって色んな顔できるんだもん。クラシカルだったり野性的だったり!すごくスリムなのにめちゃおっぱい大きいし
それにインタビュー記事見てもすごいハングリー精神だなって、彼女はスペインの裕福じゃない共働き家庭育ち、お嬢じゃないたくましさや努力も素敵だって思う

映画の方は、ほとんどの時間女性しか出てこない。
ストーリーは、ビビッドな色合いの中で淡々と進んでいく。
スペインの下町、ペネロペ演じるライムンダは娘や失業中の夫を清掃とかの仕事を掛け持ちしながら支えているたくましい女性。彼女がいない間に娘が夫に襲われそうになって殺してしまう。それから彼女を取り巻く姉や近所の女性、火事で死んだはずの母が現れたりと色んな人との不思議な関わりが出てくる。
ちなみに右端の坊主女性は癌患者です。
娘役のヨアンナはどうしてもサッカーのロナウジーニョに見えちゃったけど

勝手に色んなこと感じられてほんとに見てよかったって思った、二度ほど泣いてた
人ってたくましいな。不幸のどん底でも何か転がってきたり、目の前にあることをしてるだけでも何とか生きていけたり。

それから人の一生って奇麗事じゃない。法律や世間の目ではいけないことはあるけれど、それぞれみんな必死に生きてる。
その時は許しあえない事や罪深い事もどこかにいる大きな神様は許してるのかもって。なんか色んな懺悔や許しってのも感じた・・・

内容はずっしり重いけど、底抜けにカラッとしたスペインの地とたくましい女性達に乾杯って感じ。
私も元気になってくるとすぐに最悪に備えようと杞憂に走るけど、何とかなるもんかもって思えた


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2 コメント

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あのシーン泣けた。 (けろりん)
2007-07-18 09:24:46
歌声はいつもと違うかなり太いトーンだったけど
かなり入り込めたし、何だか涙がぼろっと出ちゃった。本人が歌ってるって書いてあるのも多いけど
えーどっちなんだろって分かんなくなったくらい。
今回は演技もすごいな~って思った。

竪琴さんほんとにいっぱい観てるよね~すごいな♪
映画の生き字引だー
初期の作品もよさ気だね!また観てみるわー。
ほんとに色がきれいだね、何か赤がベースっぽいね。
でも死の黒も印象的だった。
バッド・エデュケーションは借りようか迷ってたけど今度見てみよー。




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はやーい (竪琴)
2007-07-17 20:43:30
もう観たのねー、いいなー。
どこかのサイトで映画史上に残る完璧な口パク!ってペネちゃんの熱唱シーンを大絶賛していたよ。
ものすごい特訓したらしいね。スゴイ。

アルモドバル監督は「罰当たり修道院・・・」の頃から大好きだー
いつも一つの色にこだわった作品をつくるんですよね、この人。

「神経衰弱ぎりぎりの・・・」でガスパチョを作るシーンが好きだったな(笑)
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