【2022年7月22日発行】旭岳・天人峡ネイチャーレター

旭岳ロープウェイの運行時間

●7月22日～9月30日
平日　6:30～17:30／土日祝　6:00～17:30

詳しい運行予定については、旭岳ロープウェイHPをご確認ください。

2022年7月15日発行の旭岳・天人峡ネイチャーレターをお届けします。
We will deliver the Asahidake/Tenninkyo Nature Letter issued on July22, 2022.

旭岳・天人峡ネイチャーレター №6 PDF

PDFをダウンロードできます 

 

旭岳・姿見の池園地や天人峡に来られる際は、ぜひ参考にしてください。
Please refer to it when you can come to the Asahidake Sugatami Pond Area or Tenninkyo.

花の状況など、この 旭岳自然保護監視員 ブログ や、下記SNSなどで随時お知らせいたします。

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交通
バスいで湯号運行中！
2020年10月改定版　66番旭川空港経由・旭岳線（いで湯号）時刻表
http://www.asahikawa-denkikidou.jp/manage/wp-content/uploads/2020/06/66time_2020.10.1.pdf

旭岳周辺情報
旭岳ビジターセンター
旭岳ビジターセンターのページ 

登山情報
北海道警察
安全登山情報のページ

大雪山国立公園連絡協議会
大雪山国立公園 登山情報のページ

【大雪山国立公園・旭岳情報】天気の安定した一日です

【日付】2022/7/21(木)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】晴れ
【気温】15℃
【風速】3m/s

待ちに待った晴れ予報。

快晴ではなくても青空を見ると、やはり嬉しくなるものです。

散策の方・登山の方、とても多く、駅舎内・園地内が賑やかになっていました。

天気予報を見ると、明日（22日）までは晴れマークがついていますが、登山者の方々は山の天気予報を確認し、

登山計画をしっかり練り上げ、装備を整えていらしてください。

 

園地内のチングルマですが、少しずつ時期をずらし、部分的に咲いていきます。

↓満月沼の様子

↓姿見階段下もまだまだ見頃です。

↓そこから駅舎へ戻る途中

奥の方も広がっていますね。

↓夫婦池の分岐から裾合平方面へ5分ほど進んだ場所に広がる群生地

植生保護のロープから10ｍほど先ですが、遠目からも白く広がっているのがわかります。

散策の方には、分岐から奥へ進まないようにご案内しておりますが、

今の時期は特別！　チングルマで有名な旭岳、ぜひたくさんの方に、チングルマを多く見て頂きたいのです。

写真の場所をご確認いただけたら、その先は登山道ですので、散策の方は引き返してきてください。

裾合平のチングルマの群生は日本一といっても過言ではありません。

↓本日、裾合平へ開花状況を確認しに行ったスタッフの写真です。

この景色を見たい方、ぜひ登山装備を整えていらっしゃってください！

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↓第一展望台ではコケモモの実がありました。

早い！秋の実のイメージを持っていましたが、各展望台周辺は雪解けが早い為、開花や結実も早いのでしょう。

かわいらしい実です。

↓鏡池前のワタスゲ

ふさふさ加減が間近で見られました。

↓若干の波紋はあるものの、鏡池の水面に旭岳が写っていました。

一日晴れが続いた本日の姿見の池園地。

季節を変えても天気が変わっても面白い場所です。

旭岳自然保護監視員：宮原

【大雪山国立公園・旭岳情報】姿見の池園地内の楽しみ方

【日付】2022/7/20(水)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】霧
【気温】14～15℃
【風速】1～3m/s

今日は雨の降る時間帯もありましたが、多くの方が訪れ園地内はとても賑わっていました。

↑満月沼周辺のお花畑。手前がチングルマ・奥のピンク色がコエゾツガザクラ・その奥に分かりずらいですが紫色のエゾコザクラと、植物たちが住み分けている様子を見ることができます。

園地内でよく目にするエゾシマリス。このようにかなり近くまで来ることもありますが、餌など与えたりしないようにお願いします。

チングルマは綿毛を見る機会も増えてきましたが、まだまだ十分にお花を楽しめる状況です。

因みに裾合平のチングルマは現在ピークを迎えています。

チングルマの綿毛。花の状態の移り変わりも楽しめます。

 

旭岳自然保護監視員：田口

 

【大雪山国立公園・旭岳情報】花の状況

【日付】2022/7/19(火)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】曇り
【気温】16℃
【風速】4m/s

 

本日の午前中は天気が良く、久しぶりに遠くまで見通すことが出来ました。

 

チングルマの花はまだまだ見ることが出来ます。

今日現在は姿見の池園地中央部が見頃となっています。

 

雪解けが遅かった場所ではようやく咲き始めたところもあるため見頃の場所は日々移り変わっていきます。

 

チングルマ以外の花ももちろん見ることが出来ます。

最近目立ってきた黄色い花はミヤマアキノキリンソウです。

青紫色で小さい花はミヤマリンドウ

雪解けの遅かった場所ではエゾコザクラもまだ見られます。

チングルマ

ハイマツの上で囀っているのはノゴマ

飛び立った瞬間も撮れました

賑わっている展望台ではカラスにご注意ください。

毎日誰かの荷物が荒らされています。
広げる荷物は最小限にとどめ、カバンなどはご自身の前に置くなど目を離さないようにしてください。

 

旭岳自然保護監視員：大塚

 

追記　裾合平方面のチングルマ情報

裾合平のチングルマ群落は8～９割ほど開花し、ほぼピークを迎えています。

旭岳方面のチングルマ群落

裾合平の木道、所どころ破損個所みられますが植物の保護の観点からできるだけ木道の上を歩くようご協力お願いします。

旭岳自然保護監視員：田口

 

【大雪山国立公園・旭岳情報】チングルマの開花状況：天国のようです

【日付】2022/7/18(月)
【場所】旭岳・姿見の池園地
【天候】曇り
【気温】15℃
【風速】4m/s

久しぶりに出勤し、チングルマの咲き加減が心配でしたが、まだ姿見の池園地内にたくさん咲いているところがありました。しかも何か所も！

山麓駅を出て右に進んでいくと、中道分の下あたりには、もりもりとたくさん咲いていました。

まるで天国のようなところがたくさんあります！！

（天国はこんな感じ？と思いました）

このように綿毛になっているものもありますが、今日のような霧や曇りの天気の中で水滴がたくさんつけ、キラキラと輝いていました。

姿見階段中腹もこれからが見頃。

満月沼周辺では、エゾノツガザクラまたはコエゾツガザクラのピンク色とチングルマの白色のコントラストが見事です。

この機会にチングルマを見に来てください。

今が最高に綺麗ですよ。

 

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今日は石室の横に不審な？掘り返しがありました。

実は1か月ほど前にも第一展望台で見つけたものと同じで、

エゾシマリスがハイマツの実を植えて掘り返した跡なのでは、ということです。

新芽が出たのでしょう、周辺に散らばっていました。

こういった動物の痕跡を探したり、じっくり観察してみてもいいかもしれませんね。

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今見られるお花の一部を簡単に紹介します。

エゾイソツツジ

花が集まって丸い形を作っています。

コケモモ

秋になるとかわいらしい赤い実をつけます。秋になるのが楽しみです。

ミヤマリンドウ

晩夏から秋まで楽しめるお花ですが、園地内、ぽつぽつと咲き始めています。

現在見られる花の中で、唯一青系統の色をしており、とても目立ちます。

メアカンキンバイ

雪解けの頃から長く咲いているお花です。レモンイエローが元気をくれるような気がします。

イワブクロ

細かい毛と優しい紫色をしています。

ハクサンボウフウ

小さな小さな花が集まっています。虫たちに人気の花です。

ミヤマアキノキリンソウ

晩夏から秋、ミヤマリンドウと同じ時期に咲きます。黄色が目立つので霧の中でも目立ちます。

エゾノマルバシモツケ

エゾイソツツジのようにたくさんのお花を集めて丸いぼんぼりのようになります。

 

他にもたくさんの花が咲いています。

季節的に見て、見られる花の種類の多さは今が一番なのではないでしょうか。

ロープウェイに乗って約10分後、気軽に高山植物を楽しめる場所です。

姿見の池園地にぜひお越しください！

旭岳自然保護監視員：宮原