5/5に発掘シリーズで調べたセルムの23年3月期決算を見てみます。
経営幹部層及び経営幹部候補層向けの経営塾サービスを主力としています。
コロナ明けの前期ほどではないですが、各セグメントは順調に伸びたようです。
セグメント |
2022 |
2023 |
増減 |
人材開発・組織開発 大手 準大手 |
4,481 990 |
5,093 1,062 |
+13.6% +7.3% |
ファーストキャリア |
948 |
1,050 |
+10.7% |
売上⾼は、7.9億円増加した⼀⽅で、売上原価は3.8億円増、販管費は2.1億円増でした。
その結果、売上高総利益率は51.6→51.7%、営業利益率は11.3→12.9%に改善されています。
もう少し営業利益率が欲しいところです。
資産は、現預⾦が29.6→17.3億円に減少しました。
その他に、のれん代が17.9→16.0億円に圧縮されています。
債務は、長期借入金が3.0→0.6億円に減少しています。
利益余剰金は16.6→20.0億円に増加しています。
営業キャッシュフローマージンは17→10%と落ちました。
もっとも投資キャッシュフローが少ないため、潤沢なフリーキャッシュフローは借入金圧縮と自社株買いに振り向けています。
無事決算を乗り切ったように見えます。
自社株買いは嬉しいですが、大規模なM&Aは考えていないでしょうか。
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