ウォッチ銘柄であるIRJの21年3月期決算です。
IR・SRコンサルティング、投資銀行、証券代行を有機的に結合したコンサルティング業を展開しています。
主力のIR・SRコンサルティングで伸びが鈍ったのが気掛かりです。
サービス形態 |
2021 |
2020 |
増減率 |
IR/SR コンサルティング |
7,614 |
6,974 |
+9.2% |
ディスクロージャー コンサルティング |
475 |
522 |
▲8.9% |
データベース その他 |
194 |
185 |
+4.9% |
売上高は6.0億円増加した一方で、売上原価は0.5億円減少、販管費は2.0億円増加しました。
その結果、売上総利益率は83.3→85.1%、営業利益率は47.2→49.3%に改善しました。
利益率は途轍もない高水準を維持しています。
資産は、現預金が48→54億円に増加しました。
一方で、有形固定資産は3億円に抑えられています。
負債は、今期も短期借入金が2億円計上されました。
利益余剰金は、43→57億円と増加しました。
鉄板のバランスシートは依然として健在です。
営業キャッシュフローマージンは46→29%と、高水準ながらも落ち込みました。
キャッシュは積み上がっていますが、頭打ちにならないか要注意に見えます。
株価も年明けにピークを付けて、以降はもみ合っています。
力強い成長を取り戻せるか、投資家が見守っているようです。
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