ポートフォリオ7位を占めるUnilever(UL)の17年12月期決算です。
セグメント別の売上高構成は、Personal Careは38.5%、Foodsは23.3%、Home Careは19.7%、及びRefreshmentは19.5%となっています。 地域別では、欧州24.0%、アメリカ大陸32.6%、その他43.4%で、まさにグローバル企業と言えます。 売上高は€52.7B→€53.7Bで2%増、営業利益は€7.8B→€8.9Bで14%増となりました。 €2B以上のコスト削減で、為替影響を除く営業利益率も1.1%改善されたようです。 資産は、現預金€3.4B→€3.3Bと微減しています。 他には、のれん代が€9.8B→€11.5B、売却用資産が€0.2B→€3.2Bと増加しています。 一方負債も、長期借入金が€11.1B→€16.5Bと大幅に増えています。 負債総額も、€39.4B→€45.9Bと膨らんでいます。 €8.9Bを借り入れた一方で、自社株買いに€5.0B、事業買収などに€4.3Bを費やしています。 KHCの買収提案をきっかけに、アグレッシブな経営に舵を切っているようです。 直近の株価上昇がULの評価を表しています。 手厚い株主還元もあって、引き続きポートフォリオの主軸としたいと考えています。 |