2017/10/29 メタップス（6172）

IPOから発掘してみよう第五弾、メタップスの17年8月期決算です。 アプリ収益化プラットフォーム“metaps”や決済プラットフォーム“SPIKE”を展開しています。 売上⾼は47.6億円増加した⼀⽅、売上原価は33.8億円増、販管費は13.6億円増でした。 その結果、売上総利益率は18.5→22.2%、営業利益率は-2.9→-1.7%に改善しています。 今年度からやっと事業が収益化しましたが、売上高の伸び率が素晴らしいです。 資産は、現預⾦が62.7→66.5億円と増加しています。 他には、のれん代も26.2→33.7億円に増加しています。 負債は、社債並びに長期借入金が11.4→27.0億円に増加しています。 今はひたすら事業拡大によるBS膨張期のようです。 上場で確保したキャッシュは、今のところ大半を手元に温存しているようです。 スピードの速い業界だけに、機動的なM&Aで成長余地を確保するのでしょうか。 売上高の成長性は素晴らしいですが、やっと収支トントンといった状況をどう考えれば良いのでしょう。 高収益なIT系企業を見慣れているだけに、ちょっと評価に悩むところです。