依然としてひふみ投信組⼊銘柄第2位を占めるあいの17年6⽉期決算です。 事業セグメントは6つと多岐に渡ります。 売上順に、情報機器、リース及び割賦事業、セキュリティ機器及び設計事業は増収増益、カード機器及びその他事務用機器は増収減益、計測機器及び環境試験装置は減収増益でした。 売上⾼は13.4億円増加した⼀⽅、売上原価は8.8億円増、販管費は1.0億円増でした。 その結果、売上総利益率は41.0→40.8%に悪化、営業利益率は16.7→17.0%に改善しています。 利益率はともかく増収ペースが鈍ったのは、今週の株価動向からみて懸念材料だったようです。 資産は、現預⾦が153.7→179.4億円と増加しました。 また、子会社取得でのれん代が27.5→37.3億円に増加しています。 負債は、短期/⻑期借⼊⾦共に計上されておらず、相変わらず⼿堅い経営のようです。 キャッシュフローは、むしろキャッシュレベルを高めつつ、今年も活発なM&Aを遂行しています。 株主還元は少々物足りませんが、将来を見据えた投資継続こそが真骨頂かも知れません。 残念ながら期首の業績予想には未達でしたが、ひふみ投信でも組入上位を維持して期待感は衰えていないようです。 30社強の企業グループ群の反攻が期待されます。 |