ドル高の逆風で低迷するPGの15年6月期決算です。 ただし経費は適当に分けています。 いわずと知れた生活用品の巨人ですが、165あったブランドを65に絞り込むリストラを実施して、新CEOの下で成長軌道に戻そうとしています。 売上高は42億ドル減少した一方で、売上原価は21億ドル減少、販管費は9億ドル増加しています。 その結果、営業利益率は18.3→15.5%に悪化していますが、今は我慢の時でしょうか。 資産は、現預金が21→48億ドルに増加していますが、流動資産に占める割合は小さく、不要なキャッシュを溜め込まないアメリカ企業らしい状況です。 Goodwillはのれん代でしょうか? 2015年でも473億ドルも計上されています。 債務は、短期債務が120億ドルもあるためか、流動債務が流動資産を超過しています。 長期債務も183億ドルにのぼり、利上げされた際の影響が気になります。 日本企業と比べることは無意味かもしれませんが、かなりレバレッジを効かせている様に見えます。 これが株主重視の経営ということなのでしょうか。 |