※丸亀製麺で久々釜揚げうどんをオーダー。
やっぱりハズレなしの王道。海老天もサクサクでした。
マドンナは八千草薫 本当にナチュラルな美しさのある女優。安定の演技です。
寅さんとは幼なじみの同級生。マドンナは寅さんに惹かれていますが、惚れっぽい寅さんなのに、何故か彼女の気持ちに気づかず大学助教授のキューピット役をしたり、あまりに美しく無垢なマドンナは高嶺の花と諦めていた様子。惜しい展開でした。
大学助教授役の米倉斎加年は、俳優兼絵本作家でもあるのですね。教授って堅物でへんてこな人が多いけど、まさにそんな不思議君役にハマっています。
助教授は御前様の甥っ子との設定で、何故か御前様の自宅ではなくとらやの2階を間借り。あんな沢山の荷物、書物をとらやの古
い家屋2階に上げたら床が抜けるんじゃないかと心配してしまいました。笑 学問だけでなくオーディオにもこだわり、ビバルディの四季【秋】のレコードをかけたり。寅さん映画とビバルディ?なんともミスマッチ。
寅さんに出てくるマドンナは、皆それぞれ訳ありで、美しさの影に悲しい秘密を抱えていますが、今回も離婚した先に息子を置いて来ていたのですね。
昭和初期の黄金のスター田中絹代が旅先の旧家のおばちゃんとして出演していたりと、今回もいつもながらに豪華なキャスト揃いです。
寅さんの映画は、学芸会的なノリがあって肩肘張らずに楽しめる。学芸会の劇には主役はいても、舞台全体を皆で盛り上げる醍醐味があるから、それが寅さん映画にも通じるなって思います。