Can't Stop Loving SMAP

SMAPの「音楽」について何か書くブログ。(♪を付した文またはパラグラフは、引用部分です)

a30. ビートフルデイ

2016年12月30日 | アルバム
『ビートフルデイ』

リリース:2014年9月3日
作詞:大竹創作
作曲:☆Taku Takahashi
収録アルバム:『Mr.S』
調性:C


アルバム『Mr.S』の中では、ご機嫌なパーティーチューンとして人気を博しているものの、『SMAP 25 YEARS』の投票結果で29位に食い込むほどの人気曲という認識はなかった。
ところが改めて曲を聴くと、ああそうかと頷けるところがある。

♪Say S. M. A. P. …

終わりに近づいた頃、「S. M. A. P.」の4文字を繰り返し歌う。
この4文字をどうしても残したいと切望したファンが、多かったのかもしれないと、今は想像がつく。

とにかく自由で愉快な曲。ライブでは大盛り上がりである。
ツアー『Mr.S -SAIKOU DE SAIKOU NO CONCERT TOUR-』(2014年)では、ライブの最終曲を飾る。
カラフルなスーツに身を固めたメンバーは、歌の最後に舞台中央にセットされた扉を抜けて、控室(?)のような部屋のソファに倒れ込む。
(もちろん演出の一環で、この様子が観客にはスクリーンで見える。)
中居正広などはヘトヘトでほぼ立ち上がれない様子だが、なぜか木村拓哉が
「このまま終わる気がしねえ」
と呟き、この一言に観客がワッと歓喜の声をあげる。
すると、続けて香取慎吾が、
「このままじゃ終わらねえぜ!!」
と絶叫して立ち上がり、5人は再びステージ上に飛び出す。

この「控室」の一瞬の休憩シーンが、ちょうど今のSMAPの状態であればいい。
『SMAP×SMAP』最終回を迎えた翌日、TOKIOの国分太一が、
「今のSMAPは解散ではなく“欠席”の状態。また“出席”になる日を待っている」
というコメントを残した。

「このままじゃ終わらねえぜ!!」
と再び奮起してくれる日を、心から希っている。
あの楽しいステージを、決してこのまま終わらせてなるものかと。


SMAPさん『ビートフルデイ』の歌詞