ある日のポエム

傷痕のあと

生まれてから死ぬまで　幾つの傷を負うのだろう

生まれてから死ぬまで　幾つの人を傷付けるのだろう

生まれてから死ぬまで　幾つの夢を見るのだろう

生まれてから死ぬまで　幾つの夢を諦めるのだろう

冷たい風が吹き荒ぶこの街で生きてきた僕は

本音をガムテープでぐるぐる巻きにして作り笑いしてた

あぁ　いつからだろう　『変わりたい』なんて思ったのは

居ても立っても居られずに　喚き散らし突き抜けた　そして

握りしめたカッターナイフで 切り刻むのさ

この胸の中にある 『建前とゆう名の嘘』を

傷痕のあとに残る へばりついた流線型

部屋の灯りに 照らされてる

溢れ出す赤い血を 指先に擦り付けて

白い壁にこれから進む未来を描くのさ

傷痕のあとに残る へばりついた流線型

部屋の灯りに 照らされてる

溢れ出す赤い血を 指先に擦り付けて

白い壁にこれから進む未来を描くのさ

傷痕のあとに見えた 小さい 小さい光

指先で弾き飛ばして

暗い暗い夜の向こう この街の果ての先へ

いつか捨てた夢の行方　捕まえに行くのさ