車で良く通る道に昔栄えた遺跡があった。
そう、ビデオ安売王だ。
ビデオ安売王とは、その昔世の不器用な男性の性欲の受け皿として崇められ大変栄えた、言うなれば一つの王国であり、一つの文明である。
私も初めて『AV』とゆう名のオーパーツを手に入れたのはビデオ安売王だった。あの時は大変お世話になりました。
しかし月日は流れ、時代が変わった今、ネットが普及して無料動画が散りばめられた現在はかつて栄華を極めた王国も絶滅危惧種の城跡と化してしまった。
そんな王国の遺跡が本日、国道6号線とゆう名のナイル川のほとりで発掘されたのだ。
様々な科学が発達した現代に緑と黄色の光に抱かれ鎮座するビデオ安売王はおびただしい数のLEDにライトアップされた眩いモニュメントよりも輝かしく、100年以上の月日を積み重ねて建てられ続けているサグラダファミリアよりも勇ましかった。
かつて黄金時代を生きた古代遺跡、ビデオ安売王は今も性に不器用な男を始めとする人々を温かく受け止め続けていた事がわかった希少な時になった…はずだった。
つづく。
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