魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

老子『道徳経』を翻訳してみました。4

2017年08月20日 | 老子『道徳経』
英語と中国語を学ぶため 
老子『道徳経』を 翻訳してみました。
訳に間違いが有りましたら御教示下さい。


老子『道徳経』
Laozi『Tao Te Ching』


第四章
原文
道冲、而用之或不盈。淵乎似萬物之宗。挫其鋭、解其紛、和其光、同其塵。湛兮似或存。吾不知誰之子。象帝之先。

英訳文
"The way" is like an empty vessel. But you can never fill it up. Its depth is the depth of the Creator. It dulls edges, disentangles threads, softens the light and assimilates into dust. It calmly exists like water. I do not know who/what created it. But it might be an ancestor of the emperor of heaven.

書き下し文
道は冲(むな)しきも、これを用(もち)うれば或(ま)た盈(み)たず。淵(えん)として万物の宗(そう)に似たり。その鋭(えい)を挫(くじ)いて、その紛(ふん)を解(と)き、その光を和(やわら)げて、その塵(ちり)に同(おな)じくす。湛(たん)として存(そん)する或(あ)るに似たり。われ誰の子なるかを知らず。帝(てい)の先(せん)に象(に)たり。

現代語訳
「道」は空っぽの器の様にそれだけでは何の役にも立たないように見えるが、それを満たそうとしても満ちる事がないくらいに遠大なものである。その懐の深さは万物を生み出す根源の深さでもある。それは鋭くとがった刃先を丸くし、もつれた糸を解きほぐし、光の輝きを和らげ、何でもない塵と一つになる。まるで水を湛えた器の様に静かにそこにある。その「道」はどこから生まれたのか解らないが、万物を司る天帝のさらに祖先であるようだ。

老子『道徳経』を翻訳してみました。5
へ続く。


ビジネスリーダーのための老子「道徳経」講義
田口佳史
致知出版社



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