⭕雲仙普賢岳祈りの日・いのりの日(6月3日 記念日)
1998年(平成10年)に長崎県島原市が「いのりの日」を制定。以降、同市にて実施されている。
1991年(平成3年)のこの日、長崎県の島原半島にある雲仙・普賢岳で大火砕流が発生した。避難勧告地区内で警戒中の消防団員、警察官、取材中の報道関係者などが巻き込まれ、死者40人、行方不明3人という犠牲者を出した。
噴火災害で家を失った被災者の多くが移り住んだ同市の仁田団地の第一公園内には「雲仙普賢岳噴火災害犠牲者追悼之碑」が、また、同市平成町の島原復興アリーナの海岸側に「消防団殉職者慰霊碑」が建てられている。
この日には、これらの碑の前に献花所が設置され、多くの犠牲者を出した大火砕流の発生時刻である午後4時8分にサイレンを鳴らし、黙祷を行っている。また、島原復興アリーナにおいて犠牲者追悼式や手紙・写真パネル展が開催されるなど同市内の各地で追悼行事が行われる。
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