日本で「兎の島」と言えば「大久野島(おおくのしま)」。
今や子供と女性に大人気の島である。
今回の小旅島旅独り旅は、大久野島が主な目的。
でも、兎に会いたいから行ったのではなく、この島が
太平洋戦争中は地図から消されていた「毒ガス製造
の島」だからである。
地図から消されていたのは、亜米利加からの空爆を
回避する為で、だから周囲4キロの小島が製造の場
として選ばれたのだろう。
本土・広島県側(忠海町)からフェリーで約10分。
私が住む愛媛県側からは、しまなみ海道の島を3つ
渡った大三島・盛港からフェリーで約15分で着ける。
盛港でフェリーの出港を待っていると、古いバスが
目の前に停まった。
どう見ても40年以上前に作られた様に見えたので、
フェリーを背景に撮影した。(近くで観るとボロボロ)
乗ってきた青年に訊いて驚いたのだが、古いバスの
マニアが数名でチャーターしたのだそうな。

老若男女がわんさか乗って、フェリーは大久野島に
到着した。
そこいらに兎が居て、女子供がきゃーきゃーうるさい。
その点、欧米人の女性たちは冷静だなぁ。
とても静かに兎を観ているもんね。
話したから外人と判った東南亜細亜人は日本人より
声がでかくて五月蝿い。
これって、もしかしたら民度の違いじゃないのかな。
大久野島が毒ガス製造島だったことには予備知識が
あったものの、「日本の負の歴史も保存しなくては」と
行動したかつての工員・女工さん達に改めて敬意を
覚えた。
なにしろ日本軍は、敗戦と同時に全てを隠蔽しようと
動いたのだから。
「どうして中国にも毒ガスを棄てたの?」と、私よりも
数歳か若く見える女性が同伴の男性に尋ねている。
「中国と戦争していた日本軍が中国で毒ガスを実際
に使ったんだよ。ほらっ、ここに書いてある」
このような会話を耳にしていると、中国人が日本人を
毛嫌いする理由を理解できない日本人は、極自然
に中国人を嫌うようになるのだろうな、と思えてくる。

話は変わって・・・。
フェリーに乗った大三島は愛媛県で、大久野島は
広島県である。
兎が掘った穴を見ていてピンと来たのだが、島全体
が「まさ土」なのだ。兎は簡単に掘っているのだろう。
この夏に広島市で起こった災害は、この「まさ土」が
大きな原因である。
そういう看板も島の何箇所かに立てればいいのにね。
それにしても暑かった!
翌日の天気予報で最高気温は21度と知ったのだが、
島に設置してある気温計では26度を示していた。
バイク運転用の身支度をしていた私には厳しかった。




【おまけ】
大久野島には国民休暇村とキャンプ場がある。
フェリー代は、本土からも大三島からも310円。
島の外周は約4キロなので、徒歩1時間で回れる。
毒ガス資料館は大人100円。
初夏から初秋にかけて海ホタルが観られるのが、
兎なんかより魅力的だと思う。
今や子供と女性に大人気の島である。
今回の小旅島旅独り旅は、大久野島が主な目的。
でも、兎に会いたいから行ったのではなく、この島が
太平洋戦争中は地図から消されていた「毒ガス製造
の島」だからである。
地図から消されていたのは、亜米利加からの空爆を
回避する為で、だから周囲4キロの小島が製造の場
として選ばれたのだろう。
本土・広島県側(忠海町)からフェリーで約10分。
私が住む愛媛県側からは、しまなみ海道の島を3つ
渡った大三島・盛港からフェリーで約15分で着ける。
盛港でフェリーの出港を待っていると、古いバスが
目の前に停まった。
どう見ても40年以上前に作られた様に見えたので、
フェリーを背景に撮影した。(近くで観るとボロボロ)
乗ってきた青年に訊いて驚いたのだが、古いバスの
マニアが数名でチャーターしたのだそうな。

老若男女がわんさか乗って、フェリーは大久野島に
到着した。
そこいらに兎が居て、女子供がきゃーきゃーうるさい。
その点、欧米人の女性たちは冷静だなぁ。
とても静かに兎を観ているもんね。
話したから外人と判った東南亜細亜人は日本人より
声がでかくて五月蝿い。
これって、もしかしたら民度の違いじゃないのかな。
大久野島が毒ガス製造島だったことには予備知識が
あったものの、「日本の負の歴史も保存しなくては」と
行動したかつての工員・女工さん達に改めて敬意を
覚えた。
なにしろ日本軍は、敗戦と同時に全てを隠蔽しようと
動いたのだから。
「どうして中国にも毒ガスを棄てたの?」と、私よりも
数歳か若く見える女性が同伴の男性に尋ねている。
「中国と戦争していた日本軍が中国で毒ガスを実際
に使ったんだよ。ほらっ、ここに書いてある」
このような会話を耳にしていると、中国人が日本人を
毛嫌いする理由を理解できない日本人は、極自然
に中国人を嫌うようになるのだろうな、と思えてくる。

話は変わって・・・。
フェリーに乗った大三島は愛媛県で、大久野島は
広島県である。
兎が掘った穴を見ていてピンと来たのだが、島全体
が「まさ土」なのだ。兎は簡単に掘っているのだろう。
この夏に広島市で起こった災害は、この「まさ土」が
大きな原因である。
そういう看板も島の何箇所かに立てればいいのにね。
それにしても暑かった!
翌日の天気予報で最高気温は21度と知ったのだが、
島に設置してある気温計では26度を示していた。
バイク運転用の身支度をしていた私には厳しかった。




【おまけ】
大久野島には国民休暇村とキャンプ場がある。
フェリー代は、本土からも大三島からも310円。
島の外周は約4キロなので、徒歩1時間で回れる。
毒ガス資料館は大人100円。
初夏から初秋にかけて海ホタルが観られるのが、
兎なんかより魅力的だと思う。