goo blog サービス終了のお知らせ 

としちゃんの今日のひと言

古希も過ぎ今年は72歳身体の軋み物忘れそして不整脈など沢山のお土産貰いましたがまだ何かありそう探してみましょうネ

台風の来ぬ間の山登り

2013-10-25 22:39:29 | 山歩き

ヒヤヒヤどきどき気をもみましたが今度の台風は速度が遅かったので昨日素早く?信州蓼科山の秋満喫してきました。

前回の上州子持山ツア~は台風とかち合い中止、二度も苦渋はまっぴら「個人的には勝ったネ」っていう気分。

それでも雨台風のような報道、前回台風の被災地などのことを思うと油断はならない(予報に反してか?今外は静かのようです)。

 

昨日は諏訪南インターから一般道へ取り入れの済んだ田園風景こんな風景を眺めると子供の頃の我が家の裏、一歩外に出るとず~と続く田圃田圃を思い出すのです。

そして登山口に近付くにしたがい道路わきの白樺やダケカンバの黄カエデの赤や様々に着飾った木々の葉、これだけでも出かけて来てよかた~って思うのでした(でもガタガタ疾走する車カメラに映像を収められなかったのです)。

午前10時過ぎに蓼科山登山口七合目に到着、霧がかかっていてはっきりしない(神秘的って言う人もいたが私的には紅葉は鮮明であってほしい)。

霧だけでなく低く空を覆う雲、合羽を着たほうがいいのか大いに迷ったが風がなく体感温度は意外に暖か合羽を止め入念な準備体操。

神社の鳥居に一礼女性4人、男性2人の参加者とリーダーそして研修生2人まずは将軍平を目指し出発(なんと豪華なツア~でしょう介添え3人に対し患者6人)。

まずは緩やかな針葉樹林へ今日は最初から両膝にサポーターとダブルストック万全な態勢で(これで終盤膝痛が出るようなら里山ウォークに変更か?)。

しばらく進むと登山道は徐々にキツク先日行った西岳の針葉樹林を思わせるよう、汗が額を濡らし始めたころ最初の着衣調整(ここから長袖シャツ1枚)。

花もない単調な登りでしたが登山道脇には名前も知らない青々とした苔が(本当は緑色なんですがこう表現した方が合うような気がするので)癒してくれました。

 

そして針葉樹林を抜けたら目の前には幅10メートルほどの一本の帯のようなガレ場(氷なら氷河と言うところでしょがそんなイメージなのです)。

勾配はさらに急、大小浮石も多くまるで落石の巣(宝庫)みたいとにかくリーダーの後にくっ付いて登るだけ途中で振り返ると隊列は大分長く伸びていました。

 

12時ちょっと前ガレ場の終端に到着、登りきったところは将軍平ここで昼食(いつものコンビニのおむすびとバナナ)。

ここでは我々と他の一組のグループ、このグループお隣の国の登山客日本人のガイドさんがいたが『元気と言いましょうかやかましいと言いましょうか兎に角テンションが高い(ガイドさんが言ってました「元気な人は仲間もガイドも置き去りにしてさっさと先に行ってしまうんですって」)』。

でもこんな人たちと山に入ったら熊に出くわす心配はないでしょうネ(私のクマよけの鈴よりよっぽど良く響き渡る声、1キロ先でも聞こえること間違いなし熊も逃げ出すだろうと思いました)。

 

12時半さ~頂上目指して出発この先は岩場鎖場って言うことでストックはたたんで手袋にチェンジ、12時36分いよいよ岩場に取りつく。

普通の岩場は一枚岩か岩の連続が多いのですが、何とここは急こう配に大きな岩を転がした通路と言う状態、慎重に足場を選び体重をスムーズに移動(この時あくまでも前こごみが基本)。

終始四つん這いで足場・手ががりを探しよじ登るこの運動は午前中の急登の比ではなく息はあがる・汗は吹き出す・緊張でわき目も振らず約30分弱一気に登りました。

目の前に待っていたのはこれでした

ここでまたビックリ広々とした山頂は岩がゴロゴロと言うかもうこれ岩ばっかりそして強風「ウワ~さむ~い」汗びっしょりのシャツ1枚心臓マヒをおこしそう、大急ぎで合羽を羽織る風を通ないので瞬時にあったか「助かった」。

 

でもこの山頂が歩きにくいことったらありゃア~しない(登りのような前傾姿勢ではいられない)岩の上を歩きながら身体のバランスを保つことって結構難しく凸凹な平均台の上状態、両手を広げてみたが足元がとても不安定さらに強風に煽られるのでいっそう困難した。

山頂の標識と並んで記念写真、周囲の山も雲に遮られよ~く見えません東西南北さえ見当つかず。

冷たい風の方向が北だろうて言う程度、遅れて登ってくる仲間を待って山頂の神社をお参り、山頂の多分南がわに移動眼下や遠くの山影を眺める。

風に流れるガスに時折眼下の紅葉した森や湖が見えるがカメラを構えるとすでに見えなくなっている、山も同様見えたり隠れたりでしっかり確認はできませんでした。

ただ自分たちのいる山頂より下に雲があることは確認でき、取りあえずこれも雲海って思い込むことにしました。

約1時間山頂滞在、元来た道を下山開始『行きはよいよい帰りは恐い』ってところ必死で登るのに夢中でしたが下り始めると山蔭風が遮られ嘘みたいに穏やか暖か~合羽を脱ぎ一息、眼下には上りに休んだ将軍平の小屋がはっきりと見ることが出来ました。

ゴロゴロした岩ばっかりの下りガラスの膝にできるだけ衝撃を与えないように両手は岩をつかんだり身体を支えたり木立にぶら下がったりのフル回転で大きな段差を無事克服「ヤッタネ~でした」。

下りも将軍平で一息ここからはストック再使用で落石の宝庫も無事下り針葉樹林に入るころからまた一団の爺婆に会話が戻り目出度しメデタシのいちにちが終了したのでした。

 

登山口以下の紅葉は見た目にはとても色鮮やかでしたが朝も夕も霧の中で明瞭写真は撮れず、車中から見た白樺湖周辺の紅葉も素晴らしかったのですが夕やみ迫る中走る車両の中からでは流れてしまいこれもダメ、私ひとりだけの思い出に記憶しておきましょう。

終日どんよりと低く垂れこめた雲何時降るかと気にかけていましたが二度ほどパラパラと岩に雨粒の痕を見つけハッとさせられたり、首筋に比較的大きめの雨粒がポツリポツリときましたがそれだけ今回はホントついてました。

単純な尾根歩きと異なり変化にとんだコースこんなところがヤッパリ魅力的また寄せて頂きたいものですネ。

次はどんなこと(山)になるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 


八ヶ岳連峰西岳に大苦戦でした

2013-09-03 22:12:11 | 山歩き

9月2日涼しい朝、何故か起き出す気力が湧かず。

身体が疲れ切って休みたがっているような気がして6時7時と横になったまま、こうしていると隣近所の雨戸の音などが結構やかましい・・・・・。

それにしても昨日は疲れた八ヶ岳連峰の西岳日帰り登山(八ヶ岳初挑戦)、感激よりも厳しい2,398mでした。

いつものように始発電車を目指し午前4時半、何せ玄関がお隣のご夫婦の寝室の直近精一杯気は使っても日曜日の朝きっと迷惑しているだろうと思いつつ心の中で「お許し~」って呟き戸締まり(我が家の玄関ドアー立派なので施錠の音が響きわたるのです)。

自宅を離れると一安心、それにしても夜明けが随分遅くなったのを感じるその上朝から猛烈に蒸し暑い、若かりし頃は駅まで20分もあれば歩けたが今ではそんなこと夢の又夢。

汗を拭き拭き駅を目指す遙か前方に人影(途端にムラムラと競争心)、見る見る近づいて来る気分を良くして追走が何か臭う、しまったこのサラリーマン氏煙草を吸いながら駅に向かっていたのです。

そう言えば以前山に出かける時に遭遇したことあり「こいつは朝から縁起が悪いわい~ナ~」(小生煙草の臭い大の苦手なのです)。

 

電車のなかでは眠い目をこすりながら乗り越し防止に地元のエッセイストの本を読み読み、やっと到着した新宿駅西口この日も山や旅行客がいっぱいそして祝福するかの如き青空と暑い夏の日ざし。

中央高速談合坂の空はこれ、夏休み最後の日曜日車の数も相変わらず多い。

でも山梨県に入ると八ケ岳連峰も南アルプスも雲間にチラリ嫌な予感。

そして道の駅小淵沢の空はこんなでした。

 

今日は登山口(富士見高原ゴルフ場)から約3時間(標高差1,058m)の西岳山頂を目指しひたすら上りとのリーダーの予告(丹沢大倉~塔ノ岳と似たりよったりかしら?)、青空も少しだけ見えた。

不動清水までは比較的明るく足下にはそこそこ珍しい花の面影、道も緩やかで歩き易かった、不動清水では延命水がその名の通りチョロチョロと流れ出ていました。

ここから本格的な登山道針葉樹の森に入り展望はほとんどなく視線は足下、お宝を探しながら前進。

第2林道交差部で小休止・第3林道交差部で昼食何故か休憩地付近には花は見られず歩行中には沢山の花に出会うのは何故でしょうか?(ブツブツ)

これは山頂直下で編笠山が見えていたのです(15分後山頂ではまったくお隠れになってしまいました)

13時40分西岳山頂到着、山頂にはマツムシソウ・シラタマの実・ホソバヒナウスユキソウ・イブキジャコウソウ・ヤマホタルグサなどが見られました、あとは花の最盛期に登山時期を選べば高山植物を満喫できることでしょう。

しかしここはガスのなか先まで見えていた編笠山も遮られほとんど見えず、見えるのは登山口付近のグランドや建物だけ大急ぎで頂上の標識に並んで記念写真を撮影。

その直後にバラバラと大粒の雨が降ってきました、ザックから合羽を出す間も惜しいほどの強雨森に逃げ込み下山準備。

山頂滞在時間10分一寸で立場川キャンプ場に向かって下山開始、雨は益々激しくなり樹林帯のなかの登山道は結構な急勾配で荒れている「もう~大変でした」。

真昼にも関わらず辺りは薄暗く雨に煙って足下が見にくく木の根に足を取られ転倒する人も続出、更に雷が頭上で響き肝を冷やし『火事場の何とやらで』標高差700m程を一気に駆け下りました。

ひとしきり降った雨があがった林道分岐で休憩、一寸道草『信玄の隠岩』を見物でも暗い森の中余り感動せず(ただ何故こんな所に岩が集まっているのかは不思議に感じました)。

ここから登山口まで標高差300mが忘れられないモノになったのです、雨も止み傾斜も緩い登山道ゴール間近と楽勝な気分で「ルンルン」が間もなくバケツをひっくり返したような雨頂上付近の雨の比ではない近頃流行のゲリラと思えるほど。

第五配水池まで下ったが雨はいっこうに小降りにならず暫く雨宿り、しかし雨はあがらずこの頃には登山道は小川状態。

でも登山靴は大した優れもの水溜まりをじゃぶじゃぶ歩いても靴のなかに水が浸み込んでこない、値段が普通の革靴の倍以上したがこんなところに差があったのかと感心。

しかしキャンプ場へあと300mの最後の急傾斜にさしかかった頃から右足の膝(古傷)が針で刺されたような傷み、次に左足の膝一年振りの両膝の激痛「あァ~やっちゃいました」足を引きずりみんなの待つゴールへ。

いつも下りは京都のお公家さんの気持ちで上品に歩いていたのですが今日は雨の中雷に追われ駆け下りたので大切な膝を酷使してしまったのでしょうか?

 

次までに膝を鍛え直し楽しい秋の山歩きをしたいモノ・・・・・。

帰路中央高速にのる頃には青空と元気いっぱいの入道雲、うらめしい思いで出車窓に目をやるうちに瞼が次第に重くなりビールなしでも眠ることが出来ました。

追伸

この日は余り良い写真は撮れず今のところリベンジする気力も失せてます。


夏の美ケ原高原楽しんできました~ヨ~

2013-08-24 22:58:14 | 山歩き

昼間の猛暑は覚悟しているが何たって夜が辛い何故って?

寝つくのに一苦労、寝ついても寝苦しくて小一時間で目が覚める。

そのうえ裏の駐車場午前様の帰宅・午前4時過ぎの出勤車(人の迷惑顧みず妙にアイドリング好きがいる)重ねて新聞配達員さんのバイクの音。

兎に角今年はクーラー無しの夜が辛い辛い、大袈裟に言えば『69年間守り通したクーラー無しの生活に別れをつげなければならないか?』

もうほとんどダウン寸前、何とか玄関ホールの昼寝で生きながらえているって状態・・・・・・・・・・・・。

 でもネ~~

8月20日いつものように寝不足状態で新宿を目指し早出、美ヶ原高原に行ってきました。

高原はどんより雲り空その上風が強かったのです、何たって海抜2,000mですよ⇒そう肌寒かったのです。

ウインドブレーカーを着用(これだと一寸暑苦しい)山本小屋前を出発『牛伏山』へ向かう道の両側にマツムシソウやハクサンフウロなど色とりどりのお花のお出迎えでした。

 

牛伏山は駐車場から10分ちょとで牧場のなかの丘って言う感じ(それでも海抜1,990mもあるのですゾ)。

もう一度山本小屋前まで戻り『王ケ頭』へ向け牧場の柵に沿って歩き始めました柵の中には牛や小形の馬(どんな種類か?)が放牧されていました。

この道は牧場の作業車用なのでしょうか平坦で硬く踏み固められていて私が小学校(昭和20年から30年代)の頃の田舎の通りを思い出させてくれました(車が走ったら埃を巻き上げそれは大変なことになりそう)。

塩くれ場から脇道にそれ鉄平石のような金属音を発する石片が散乱している悪路(山道らしい)と道の両側には雑草と所々に可憐な姿を見せる高山植物が目と耳を楽しませてくれました。

この辺りではカワラナデシコや盛りを過ぎたウスユキソウやハハコグサなども見られました、そして坂を登りきって『王ケ頭』山頂に到着(12時40分頃)ここで肌寒い風にさらされながら昼食。

 

 

昼食後は王ケ鼻に向け石ころだらけの歩きにく道を、両側の草むらにはカワラナデシコやマルバタケブキの花がちらほらと眺められました。

そして待望の青空とお天道様が顔を見せてくれました、途端にウインドブレーカーを脱ぎ捨て(これは言葉の文です)いつもの半袖に。

無事王ケ鼻に到着、風は相変わらず吹いていましたが爽やかな気分で崖下や松本平方面の景色を堪能。

 

お日様の見えると見えないのではこうも違うモノなのですね。

そおこんな諺がありましたね『世の中は澄むと濁るで大違い刷毛は毛があり禿は毛が無し』って。

あたたかな王ケ鼻の景色を楽しみ一気の下りを尻餅をつかぬように注意しながら20分ほど下り後は樹林帯のなかの道をカラマツの枯れ葉を踏みしめ石切場跡を目指し下りました。

この日の山歩きは上りは凍えそうで下りは汗ばむと言ういつもとは反対の体験でした。

また沢山の花を見ることは出来ましたが何れも最盛期を過ぎているようで時期を計って催行したいモノ、未練タラタラと言うところでしょうネ。

ウメバチソウ                                  美しの塔

   

 

帰りの中央高速道路八王子あたり(18時30分頃)だったでしょうか?こんな雲を見ることが出来ました「綺麗でしょう」貴方だけにお裾分けしましょう。

 

 


猛暑なんて何のその

2013-08-09 00:11:03 | 山歩き

明日から猛暑と言う予報それを承知で昨日は東京都と埼玉県を股に掛け登山ツア~楽しんできました。

午前9時半埼玉県の有間ダムに到着さらに堤体上の道路を10分ほど走り『白谷沢(シロヤサワ)登山口』へ到着。

 名栗湖(ダム湖)

上の写真正面奧が下の写真の登山口

バスから道路脇に降車夏の陽射しが強烈、準備運動もそこそこに石ころだらけの細い山道に入る。

暫くは針葉樹林の中の緩やかな上り道時々左側に谷がせまり足下に注意、慎重に進む。

左下に流れていた沢と登山路との平面交差今度は沢の左側水辺近くの岩壁に沿って岩やロープを手懸かりに前進。

天狗の滝付近では岩壁で川幅が狭まっている為か涼しい風が汗ばむ肌に心地よく下界の暑さを忘れさせてくれるようでした。

白谷沢自慢のイワタバコは所々に咲いていましたが既にさかりを過ぎており『又の会う日を乞うご期待』ってところでしょうか、でもここに来れば見られるってことだけでもヨシとしましょう?

これがこの日最高のイワタバコの花とキツリフネの花

 

残念だったのは『孔雀の滝』で説明書のような姿を見ることが出来ませんでした、「また来ればいいやかインターネットで調べるか」って妥協(こんな調子でまた今度が頻繁来年もさぞや忙しくなりそう??)。

そして足下に流れていた谷川と涼風に別れ登山道は高度を上げ、いよいよ本格的な山登りになっていくのでした。

 

ここからは丸太階段が整備されているのですが、階段の蹴上や踏面の幅がまちまちなので短い我が股下では歩調が合わせ難かったこと(贅沢言っちゃ~いけませんがね)。

20分ほど上って『岩茸石』を発見、命名の由来は分かりますが今一つピントこなかったのです「如何でしょう~」。

言われてみれば分かるようだしソウでもないような気がシナイではないし~・・・・・・・・・。

岩茸岩~権次入(ゴンジリ)峠~棒ノ折山間は森林の中の登山道で時々涼風を感じ急登部分の丸太階段は踏面の土が流失して丸太の上を歩くことになり歩きにくかった、しかしこの頃はまだ余裕があったので体幹強化のつもりで挑戦丸太渡を楽しんでいたのです。

丁度12時に棒ノ折山(海抜969m)山頂に到着、展望も良く日陰もある山頂で昼食、辺りには色は少し薄かったのですがアキアカネでしょうか?沢山のトンボが群れて飛んでいましたここは一足先に秋の風情を感じさせてくれました。

昼食後、権次入峠まで粘土質の急な坂を下りましたが好天のお陰で足を取られることこともなく一気に下ることが出来ました。

ここから更に黒山を目指し暫くは急な下り坂、表面に小石をまんべんなく播いたたような路面足場を確認しながら間隔をとってやっと下りきったと思ったら何と今度は急登古めかしい石段上りきった所が黒山(海抜842.3m)、ここには三角点が設置されていました。

一息入れ次の目的地岩茸石山(イワタケイシヤマ)を目指しましたしかしここから先森の中の道を下ったり上ったりを繰り返すばかり、珍しい花が見られるわけでもなく足下には何故か見るからに毒らしい茸が時々見られました。

これが何と岩茸石山まで3.4kmの間綺麗なの・地味なの・可愛らしい・毒々しいのなど20から30種類位見られたでしょうか?

もともと茸に興味もなかったのでカメラに収めようとしませんでしたが、途中から「しまった後の祭り」って気分でした、

それにしてもあんなに色々な色のモノが見られるなんてホント山の名前に納得してしまいました。

これが茸のメッカの山頂です

 

岩茸石山(海抜793m)からは青梅や入間などがハッキリと見て取ることが出来、前回の雨の至仏山のリベンジを果たしたような気分を味わいました。

でもまだ登山は終わってはいなかったのですここから約1時間かかって登山口まで下ることになったのです、前半のオーバーペースが効いたのか最後は少し歩くのに飽きてしまいました。

杉林の中の細い下り坂、この時期雑草に被われ先頭を歩くリーダーが時々声を出し顔にまとわりついた蜘蛛の糸を払うような仕草(リーダーってホントに大変な仕事だな~って感じました)。

尾根道は時々風を感じたが針葉樹林を下りきり直ぐ脇には谷川が流れ飽和状態の湿度、そこに目の前の舗装された林道からの熱風が押し寄せ兎に角蒸し暑かった(ほんお一瞬のことでしたが)。

林道脇に下の村の飲料水の砂除去用と思しき枡を発見、この放流水の冷たかったこと全員暫くここで顔や手を洗ったり生き返ることが出来ました・・・・・・『地獄で仏の気分』。

私も首に巻いた水玉模様の手ぬぐいを水に濡らし顔や腕を拭いたり最後は首に巻き付け息を吹き返しバスの待つ北川橋まで幸せいっぱいに下りました。

入山から下山まで約5時間45分、前半の沢歩きは涼しくて快適山頂での素晴らしい展望そして多分不快指数120%の林道脇の湧水の冷たさと水量は爺さん婆さんには大変なご褒美でした。

 

 


雨の至仏山

2013-07-25 23:55:42 | 山歩き

昨日は午前3時半起床、駅までトボトボ、始発電車に揺られ新宿へ患者(参加者)は女6人男2人介添人2人の計10人。

午前7時出発関越道を沼田まであとは工事中だらけの通いなれた国道を午前10時ちょっと過ぎに鳩待峠到着、新宿から3時間ちょっとこんなに近かったのだ~。

曇り空、見た目は高原の爽やかさ体感は蒸すこと蒸すこと予報ではこの先お天気は下る一方、午前10時半過ぎ至仏山ピストンに出発。

登山道はブナやミズナラが繁る森を進む雨を覚悟とは言えなるべく遅れて欲しい登山道は1m近く削られていて雨が降ったら川底を歩くことになりそう、両脇にはオリズルラン・ゴゼンタチバナの花所々にエンレイソウが大きな緑色の実をつけていた。

森の中にはウグイスの鳴き声、登山道脇に配置して歓迎してくれているかのようにズ~~とさえずり続けているようでした。

歩き始めて30分ほど経過した頃、雨音強くなり全員合羽着用でもネ~既に靴は泥だらけ。

私にとって合羽とはいつも持参しているがほとんど着ることのない『雨避けのおまじない』みたいのものでした。

装着中のザックカバーを外し合羽を引っ張り出す、でも足場は悪いしズボンが上手くはけずすっかり遅れをとってしまいました(家で練習しなくっちゃいけないって痛感・・・・)。

森はシラビソやコメツガなどに変わり本来なら上州武尊山や上州三峰山等が見える所しかしこの日はまったく見えない、谷側に微妙に傾斜している木道に目を落とし滑るな滑るなって祈りながら前進、時々至仏山から下って来る登山者とすれ違い。

下りの余裕か?花盛りの情報ばかり、気は急くがお天気はほとんど絶望的雨粒の成長に風まで加わって、この時点で展望や足下に咲く花の撮影は諦め。

この日の花との出会いは主に目にとどめることに、そんな気になった所為か色々の花を見ることが出来ました。

このコース唯一の水場昨日の雨にも関わらず何故かほんの僅か、とても喉を潤す足しにもならず先を急ぐ(下りには何故か景気良く流れていました、でも雨が降って直ぐ流れ出す水はちょっとヤバクないでしょうか)。

ここで木道の両側に小湿原ウラジロヨウラク・コバギボウシ・カキツバタやツマトリソウなどを見ることが出来ました、しかし尾瀬ヶ原などの展望はまったくなし。

 

ベニサササドウダン

シナノキンバイ

歩き始めて1時間半ちょっとオヤマ沢田代分岐通過そして湿原の木道脇に雨に濡れたチングルマやハクサンイチゲが元気なく咲いていました。

 

そして小至仏山の登りの階段これも滑りそう、階段の先はいよいよ大小の蛇紋岩踏みならされた黒光りする部分は試しに踏んでみるとツルツル。

この辺りから足下にはイブキジャコウソウやコメツツジ、岩の陰にダイモンジソウやタカネバラなど写真撮影を諦めたためか次々に目に飛び込んでくる花・花・花ご披露できなくて悔しい限りでした。

小至仏山山頂は狭い上に雨風の吹きさらし山頂の標識(2,162m)に右手でタッチ、至仏山に向かって岩の間を縫うように進む(縫うようにって表現しましたがとてもスイスイって状況ではなくてもう必死って感じでした)。

この辺りではハクサンシャクナゲ・ホソバヒナウスユキソウ・オゼソウ・ジョウシュウアズマギク・イワシモツケ・ムラサキタカネアオヤギソウ・ホソバツメクサ・エゾウサギギクなども~悔しくて気が触れそうでした。

 

最後は全員意地になって至仏山山頂の急登に挑み14時5分山頂に到達、先日何歳かでエベレスト登頂なさった方がおられたが2,228mこれはこれで涙は流しませんでしたが、悪天候のなか達成感。

この時間には流石に山の鼻側から登ってくる人も鳩待峠からのピストン登山者もなく至仏山頂は我々に貸し切り状態『記念の証拠写真を撮し尾瀬ヶ原もその先の燧ヶ岳もナ~ニも周囲の山々が見えなかったけれど老人に付き合ってくれたガイドさん感謝感謝』

下りにかかってからは雨も風も勢いを増し気が急くなか滑る岩と水たまりそして高度を下げてからの木道に足を取られないように大緊張の歩行訓練でした。

登山口近くまで戻ると朝予想したようにV字型登山道は水路状態、幅の狭いところはのり面に両足を突っ張り歩き、広いところは石の上や浅瀬に足場を探しながらの下り。

この辺りまで来て余裕が出来たのでしょうかウグイスのさえずりが耳に入ってきました、ウグイスって一日中鳴いているのでしょうかネ~?

バスに乗って帰途疲れがド~ト約6時間道悪のコース転倒を気にして緊張して歩いたためか?風呂なしビールなしなのに何故かグッタリでした。

更に今回もブヨに左耳頂部・左額毛の生え際・左手の平を刺されたと言うか囓られ少し熱を持って腫れ気味、今日は行きつけの皮膚科が休診日前回受診時に購入した塗り薬を付け様子見です。

 今朝洗った合羽や衣類先程たたみながら「サ~テ8月は何処へ行こうかナ~筑波山か赤城山かそれとも・・・・・ 」ってひとりごと懲りない我が身を褒めてあげたい気分です。