goo blog サービス終了のお知らせ 

for elise

ロータスエリーゼ日記

■ 【試乗インプレ】レクサスCT200h

2011年06月23日 | クルマ関連記事
 最近絶好調のEワゴン君でしたが、先日、知り合いのマンションの駐車場へ入るところで下を擦り、それ以来アイドリングでDTMカーのような音(笑・・・ってる場合ではない!)がするようになりました。明らかな排気漏れです。
 いかんいかんと思いつつも、学校の代休日に子供たちをつれてディズニーランドなんかへ行ったら、今度はワーニングランプまで点灯。こりゃまずい。で、久々のヤナセ入庫となりました。
 そんなわけで、今、我が家では買い替え予定を前倒しするか、いっそ国産冷蔵庫グルマ(ワンボックスのこと)にするか・・・などなど、ヤナセさんには悪いけど修理を止めてもらって検討中なのです。

 そんななかで、先日、買い替えリサーチ(を口実に)試乗に行ってきました。

 久々の試乗記です。今回はレクサスのCT200hです。



 今年の最初のブログ記事(for elise)でも触れましたが、レクサスからCT200hというハイブリッドカーが発売されました。
 言うまでもなくレクサス最小モデルであり、そのスタイルはハッチバックです。デザイン的にはなかなかまとまっていると思いますし、ひと目でレクサスとわかる顔つきも悪くありません。しかし、何か奇抜かといえばそうではなくむしろ普通。なので中身が先進のハイブリッド専用車には見えない・・・いや、「いまやハイブリッドであることなど普通だ」と言っているのが好感を持てるわけです。

 雨上がりの土曜日、息子を隣に乗せて、レクサスの贅沢なエントランス&駐車場(1台のスペースが普通の1.5倍くらい幅がある贅沢ぅ)に、爆音響かせてエリーゼで乗り付けました(笑)。ちょっと困惑の笑顔で、お姉さんが飛んできて「いらっしゃいませ」と迎えてくれました。
 CTが見たいというと、展示車はないが試乗車ならあると。「それは素晴らしい、車は走るものですからね。」・・・と思ったら、本当にレクサスの広い店内にはISとISのオープンカーの2台が置いてあるだけで、その気になればあと5台は飾れそうなスペースはがらんとして・・なんて贅沢ぅ!!さすがレクサス様です。

 レクサスさまでは、試乗の際に免許証の提示が必要になりますが、僕はうっかり財布ごと家に忘れてきてしまいました。取りに帰ろうかと思ったら、営業マン氏「私がCTを運転しますからご自宅まで行きましょう」と。「その手にゃのらんぞ!家を教えてたまるか!」と思ったけど、すでに名前と住所を来店アンケートに書いていることを思い出しました。
 せっかくなので後席に乗せてもらって自宅へ向かいます。

 そんなわけで今回はインテリアから先にインプレです。(笑)
 試乗モデルはスポーツ仕様。なので内装は全体に精悍なブラックでした。運転席と助手席は完全に仕切られて行き来はできなさそうです。その分、運転していてもタイト感があってスポーツ性を感じます。シフトノブはプリウス同様に通常スイッチ類・オーディオ類があるあたりに設置されています。そして通常シフトがあるところには、「慣れるととても使いやすい」と説明された「マウス型コマンドコントローラ」があります。ナビや空調などのモニターはダッシュボードの上にあってかなり見やすいです。その画面を見ながらマウス型のコマンドコントローラで各種設定操作をします。

 後ろの座席の居住性は思ったほど悪くありません。ヘッドクリアランスも十分といえそうです。そのまま後ろを覗くと荷室がありますが、さすがにそのサイズはそこそこです。我が家のように、ホッケーの防具や長いスティックを積むとか、キャンプなどに行くとなるとつらいです。

 気になったのは、リアドアを開けてノブをパッと放したときの音。薄っぺらな鉄板をたたくような「ペンッ」という音にがっかり。おいおい、このクルマはレクサスでは?「・・らしくないね。」というと、営業マン氏も困った顔で「ドアを閉める音は悪くないですよ」とおっしゃる。これなんだよねぇ〜、重厚さやつくりのよさを表現するために多くのモータージャーナリストが昔から「ドイツ車はドアを閉める音がちがう」とか書くもんだから、メーカーまでドアを閉める音だけ演出するようになる。肝心のドアが薄っぺらな音をさせてたら意味ないじゃないですか!プリウスの兄弟車であることを実感してしまいました。これ、残念です、レクサスさん。

 次に乗り心地ですが、このスポーツ仕様はタイヤが215/45-17のせいか明らかなコツコツ感が感じられます(特に後席で)。いまどきのクルマならこのコツコツ感はもう少し抑えられた気がするのですが。しかし足が固いという印象はありませんでした。むしろしなやかな感じ。考えてみれば重量のある電池搭載車のくせに、かなりコーナーリングも自然だし、乗り味は好印象なものに仕上がっています。
 ちなみにスポーツ仕様でない場合はタイヤは16インチになるので、コツコツ感はかなりなくなると思われます。

 自宅に戻って財布と免許証を持って外へ出ました。一緒に家内が出てきて、その小ささ(Eクラスに比べてという意味)に満足げです。エコカーであることも彼女にとってはうれしいのでしょう。キャンプの時にはレンタカーを借りればいいという営業マン氏の説明にも大きく同意していました。僕は内心「レンタカー借りるのが面倒でキャンプに行かなくなるのがオチだぜ」と思って聞いてましたが。



 さて、運転を替わって再試乗です。
 まず説明されたのが、エコモード・ノーマルモード・スポーツモードのスイッチです。最近の流行ですが、こんなの飽きたらほとんど触らないんじゃないでしょうかねぇ(笑)。ちなみに各モードでは明らかに出力特性が変わります。エコモードではかなりイラッとする力不足を感じるし、ノーマルでやっとプリウスくらいかな。で、スポーツモードにすると、かなりしっかりと加速してくれます。メーター内の照明も赤になり、なんと左のエコメーターがタコメーターに替わります。
 ほほう・・・と一瞬感心しましたが、よく考えたら何故ハイブリッドカーにタコメーターが?エンジンの回転なんて関係ないじゃん。実際、長い下り坂でタコメーターを見ると針はゼロを指しています(笑)。
 さらに驚いたのはステアリングにパドルシフトがついていること。ん?このクルマって無段変速じゃなかったっけ?ためしにシフトダウンレバーを引いてみると、確かにギアを落としたかのようなエンジンブレーキがかかります。
 営業マン氏によれば、「擬似的にそういう感覚を作り出しています。いずれもスポーツ性を感じてもらうための演出と思ってください」とのこと。しかしそれにしてはうまくできていると思います。シフトレバーをDからSへ入れると、基本的にパドルシフトでしか変速しないようになります(シフトアップはするらしい)。僕的にはいらないけど、おもちゃというには良くできすぎていると思います。
 そうですね、僕なら普段からスポーツモードに入れっぱなしにすると思いますね。持ち前の電気の出足の良さに加えて、このスポーツモードの出力ならかなり気持ちよく走れると思います。

 特筆すべきは、このクルマは電気で走り始めたあと「エンジンがかかる瞬間」がほとんどわからないほど自然なところです。その瞬間の音も、シームレスさも。
 さらに、電気でカバーする速度域が広くなり、例えばうちから出発すると表の幹線道に出るまではほぼ電気だけの無音で走ります。これなら夜中や朝方に出かけてもご近所は気づきもしないでしょう。現在は早朝エリーゼで出かけるとご近所に早起きを強いることになってます(ごめんなさい)。

 タコメーターとパドルシフト以外に、このスポーツ仕様には、よく考えると不思議なものがもうひとつついていました。4本だしのスポーツマフラーです。確かに見栄えはスポーティになりますが、ん?なんでハイブリッドで排気効率を上げる必要が?と考えると、とっても不思議じゃないですか(笑)?実際のところ、若干排気音が勇ましくなっています。




 総評としては、とてもよくできたクルマだと思います。スポーツ性を高めたハイブリッドカーとされていますが、はっきり言ってそのハイブリッドシステムは、LSやGSのように出力向上のために電気が使われているわけではなく、やはりエコカーであり、その点はプリウスの延長線にあるクルマです。エコカーでもスポーティな雰囲気を味わいたいというレベルであればOK、スポーツ性を求めるのはさすがに辛いと思います。
 それはやはりプリウス同様に、ゴム鞠を踏んでいるようなアクセル感覚、出足は力強いがするするっと一定した電車のような加速、エンジンはウンウンうなりながら音と連動しない加速をするCVTの感覚・・・などが原因だと思います。
 ただ、スポーツカーの気持ちよさを必要以上に求めなければ、とてもよくできているクルマだといえるのではないでしょうか。初代プリウスから実家で乗り続けている僕としては、着実に進化しているハイブリッド技術にはとても感心しました。


 ただ、「そんなことは最初からわかっているだろ!」といわれそうですが、我が家の家族車には荷室容量時点でとてもムリ。やはり若いご夫婦くらいまでがターゲットかなと思います。

 
 試乗後、営業さんにそんなことをお話ししたら、ISはどうだといわれました。そうだよなぁ、普通はそうだと思う。でもISも決して広いわけではない。あれもプレミアムスポーツセダンであり、家族とたくさんの荷物を乗せて走るイメージではない。
 とかグズったら、そんなに広いのがよければいっそLSにしろとのこと。ムリムリ・・・と言ったら、認定中古車という手がありますよ・・・と。う〜ん、なるほど。これまでLSという選択肢は考えてもおらず見てもいなかったので、ちょっと実物を見せてもらうことにしました。



 おほ〜、でかい。運転席も広い。ドライバーシートを自分にあわせてから後席へ行ってみると、おわっ!運転席が遠いよ〜、これ!足が組めちゃうしぃ。快適〜。ワゴンほどではないけどトランクも広い。さすがに日本が世界に誇るレクサスLS。敵はあきらかにEクラスなどではなくSクラスですな〜。
 このLSの中古車がいよいよ300万円台に入ってきたわけです。僕的には国産の中古はボディゆるゆるだからなぁ・・・と思っていたのですが、レクサスになるとちがうのかしら。LSはデビューから二度目の車検(5年)期を迎えましたが、まだモデルチェンジをしていないので、たとえ初期型でもあまり古さは感じません。そしてモデルチェンジの予定はどうやら1〜2年延長されたそうです。買うなら今かもね〜。
 でもね、最大の問題は「自分に似合うか?」ですよね。はっきり言って、似合わんもん・・。(撃沈)

■ シトロエンDS5

2011年06月11日 | クルマ関連記事
 どうも前回は興奮した記事になって我を忘れてしまいました(反省)。少し冷静に4Cを見てみると、まだ未完成さを随所に感じます。

 例えば、(写真の角度のせいかも知れませんが)フロントオーバーハングが少し長い気がしませんか?同じコンセプトの先輩であるエリーゼの動きのよさは、そのオーバーハングの極端な短さにも要因があるように思います。ラジエターがここに収まるとするとなおさらオーバーハングに重量物が置かれることになります(繰り返しますが写真の見え方のせいかもしれません)。

 それにラジエターで熱せられた空気はどこへ逃げるのかなぁ?車体下へ逃がすとするとこのクルマはエリーゼのように完全フラットな床面にはできないかもしれません。上部に逃がすなら今後デザイン変更でボンネット上に穴が開くかもしれません。後者はデザイントレンドからすると開けたくないところでしょう。

 あと、ターボですから冷たい空気を安定的に導入することが必要ですが、こんな小さなサイドインテークで大丈夫なんでしょうかね。

 デザインですが、リアビューはもう少し何とかなりませんかね?これ、ちょっとかっこ悪くないですか?(笑)。テールランプがでかすぎるのかなぁ。どうも全体にまとまりがいまひとつかもしれません。

 ・・・ いや、いいんです、コンセプトカーなんですから。これから商品化までに改良してくれれば。今は、その夢のようなコンセプト「ライトウエイト、低価格、走って楽しい」(すみません、最後のひとつは勝手に加えました)だけで十分おなかいっぱいです。 がんばれ〜アルファ!


                 ★


 さて今日は4Cの話ではなく、僕の心に刺さったシトロエン「DS5」です。
 4月後半に上海で行われた「オート上海」で、シトロエンはついにDS5を発表しました。ベーシックモデルのC3,C4,C5がとてもいいクルマなので、僕はDS3、DS4に続いてDS5も大変期待をしていました。特にC5については、僕は本気でツアラー(ワゴン)のディーゼルが欲しくて探したほど興味があったので、DS5がどんなクルマになるのかとても楽しみだったのです。

 まず写真をごらんください。どうでしょう。僕の第一印象は、「コンセプトデザインスケッチからそのまま飛び出してきたようなクルマ」・・でした。美しい!そう、かっこいいというより、美しいと思いました。低く流れるようなルーフラインが思い切りよく、素敵。しかも公開されている写真によると、インテリアも専用ですばらしく美しいデザインです。シートは時計のベルトをイメージしたものだそうです。ん~、高そう・・あ、言っちゃった。でもDSですからね



 これってワゴンなんですかね?ってみんな思いますよね。どうなんでしょう?記事によるとクロスオーバーと表現されていますが荷室容量はそれなりに大きい(480L?)ようです。しかしデザイン優先度は高そうですから実用性はどんなもんでしょうかね。それでもリアハッチはあるようなので、一気に我が家の「家族車候補」に踊り出ました(笑)。
 一方で心配なのは、(実車を見ないと判断できませんが)下手するとミニバンとか多目的ビークルの範疇に入ってしまいそうなところ。wishとかipsumとか・・。

 パワートレーンは、1.6と2.0、のディーゼル、そしてディーゼル&電気のハイブリッドだそうです。どのエンジンも大変興味があります。それからこれ、サスペンションはハイドラクティブではないのだそうです。ちょっと残念な気もしますが、どうせ新車じゃ買えない自分としてはむしろ安心・・かも。(笑)

 シトロエンといえば、クルマの常識を無視した仕組みや奇怪なデザインが目立ったものですが、最近のシトロのデザインはかなり「わかりやすい美しさ」になりましたよね。残念でもある一方でそのデザイン力は、「うーん、さすがっ!」と思わせます。つまり抽象画家の絵を見て理解できない素人が「・・・こいつ本当は絵が下手なんじゃないかな?」とか疑うけど、その抽象画家が写実画を描くと「うわっ!やっぱり上手だったのね〜・・・」ってなるのと同じ??(またわけのわからない例えでスミマセン
 

 そもそもC5のディーゼルで500万円弱ですから、DSなら500万円を大きく超えてくるのでしょうねぇ。やはり中古狙い・・だな。このDS5、発売は来年だそうです。なので、僕は5年後に中古で購入することに決めました。(笑)

■ 2011

2011年02月19日 | クルマ関連記事
あけましておめでとう・・・じゃないですよね、もう。でも、本年もよろしくお願いします。

 昨年の年始には、「アカルイワダイ」と称して2010年を展望してみました。ただ、トップに持ってきた「アルファロメオジュリエッタ」の日本発売が2010年内でなかったことはうっかりでした(笑)。ま、ジュリエッタの楽しみは先延ばしということで。今年は大いに期待ですね。今度ばかりは最初から2ペダルで出てくると思いますので、いきなり日本でもブレークすると思います。おそらく日本市場でのアルファロメオ最大のヒットとなるのではないでしょうか。
 あまり売れてしまうと欲しくなくなる「あまのじゃく」の僕なので、たぶんジュリエッタに手を出すことはないでしょうが、それでも今年も再度、「最も期待の一台」にしたいと思います。

 ほかには・・、と考えると意外と今年は思いつかない。例えばフィアット500のツインエア(なんと2気筒エンジン)とかアウディA1とか、「保育園送り迎えにぴったりセグメント」では面白い車のデビューも控えているのですが、やっぱりどれもこれもエコなんですよねぇ。いやいや、エコにはもちろん大賛成なのですが、年初に「夢」として語るには寂しいのです。



 で、走りという意味では、もう出ちゃいましたけど「ルノーメガーヌRS」をあげておきたいと思います。今のルノーは本当に素晴らしい。2年ほど前からルノーが元気になってきたと感じてはいましたが、昨年のトゥインゴRS、ルーテシアRSに続いて、この「メガーヌRS」は真打登場!って感じです。
 250psエンジンだけではなく、ブレンボのブレーキ、サポートのよさそうなシートなど装備も充実し、これで300万円台ですからかなり安いといってもいいでしょう。FFで250psっていうのもひと昔前なら疑問でしたが、いまやそのくらいはFFで十分許容できるみたいです。雑誌等の評価を見てもとても楽しそう。デザインだってかっこいいじゃないですか。フロントアンダーグリルにはF1のスポイラーを思わせるような整流版が付いていてこれがアクセントにもなっています。
 個人的には、僕は昔からあまりルノーは好きではなかった。ルノーはデザインも日産イメージだし、正直、いわゆる「ルノーよりプジョー派」だったのですが、いまやこのルノーの勢いは認めざるを得ません。むしろこんなにドライバーに楽しさを積極的に提供してくれているメーカーは、世界中でも数少ないのではないでしょうか。メガーヌのスペシャルサイト、「走りたくなる映像」なので是非一度見てみてください。

 余談ですが、うちの近所にトゥインゴRSが置いてあるのですが、先日、そこの奥様らしき方がそれに乗ってお出かけになるところに遭遇。その際聞いたRSエンジンのメカニカルな音は、トゥインゴのイメージとはかけ離れていました。まさに高性能スポーツのそれでしたよ。



 そうそう、ルノーは走りだけではなく「ウインド」というおしゃれなクルマも発表しました。これはトゥインゴの2シーターオープンモデルと思っていただければいいのですが、小型でおしゃれなオープンです。プジョーが205を出して絶好調だったころ、同じように205CCというオープン2シーターを出したのを思い出します。あれもとてもおしゃれでヒットしましたよね。プジョーはRCZでドイツ車に挑んでいるうちに、身内にやられちゃってませんかねぇ(笑)。



 このほかあまり興味は無いけど、ランドローバーイヴォーグなんていうランドにとってはとてもチャレンジングなクルマもでるし、レクサスのCT200hなんていうのも少し気になる。CT200hはハイブリッド専用車なんだけど、なんか普通のハッチバックスタイル。もはやハイブリッドであることが普通だと主張しているような自然なデザインです。



 今年ももう残すところ10ヶ月(笑)。もう1/6が過ぎ去ってしまいましたが、さあこれから楽しい車がたくさん出てきますよ~。楽しみですね。僕もそろそろいくつかの試乗に行ってみたいと思っています。



 ところで昨年も番外編として書いたF1の話題です。昨年はロータスのF1復活がとても嬉しかったのですが、今年はそのロータスがルノーと組むらしいです。復活1年目の昨年は、まぁ大変だろうなと思いましたが、今年はルノーエンジンで是非戦線に絡んで欲しいものです。昨年はグリーンとイエローのロータスカラーがとてもかっこよかったのですが、何と今年は80年代のJPSカラーになるとの噂です。ブラックにゴールドラインのJPSカラー。なんだかワクワクしてきますね。今年こそロータスチームに注目したいです(少しは画面に映る機会を増やして欲しい!がんばれ~)。

■ アバルト695トリブート・フェラーリ

2010年12月02日 | クルマ関連記事
 先週末、うちのツインスパーク(ふたごの子供たち)と自転車にのって30分ほどの街へ買い物に出かけた帰り道。通りかかったクルマ屋さんのショーウインドウを覗いたら、なんと「アバルト695トリブートフェラーリ(以下、TBフェラーリという)」の実車が置いてあるではありませんか!

 TBフェラーリは、年始のブログ「アカルイワダイ」にも書いたとおり大変魅力的なクルマです。1.4リッターターボで素のフィアット500より100PS以上アップの180PS。そのため装備はフロントに4ポットキャりパーの大径ブレーキ、シートはサベルト製のカーボンのバケット、タイヤは205の17インチ、そしてミッションは5速シーケンシャルトランスミッション+パドル式スイッチの「アバルト・コンペティツィオーネ」(2ペダル)です。まさにベビーギャング。どんな走りをするのか乗ってみたいのはヤマヤマですが、世界限定1696台(日本の正規輸入は150台)少量生産でもあり、価格はなんと約570万円!ですから、その夢は多分一生叶わないでしょう(笑)。
 570万円って・・・いくらなんでも元はチンクにその値段はねぇだろっ!とも思いますが、素のチンク(1.2)の価格は208万円で69ps。つまり価格も約2.7倍ですが馬力も約2.7倍なんです(笑)。それよりこのクルマ、たぶん数年経っても市場価格が下がらないと思います(むしろ上がるかも)。なので500万円くらいの手持ちのお小遣いを今お持ちの方には大変お勧めです。


 
 さて、このクルマ屋さん、僕の物欲を駆り立てるクルマがたまに置いてあるので、これまでもクルマで通りかかるたびにチラチラ見ていました。最近はロータス、ケータハムや、アバルト500のエッセエッセが置いてあったり、そうかと思えば先週はシトロエンのC6(僕にとってEワゴンのリプレイス候補)が置いてありました。
 いつもは「おおおっ!」とか言いながら通り過ぎるだけなのですが、この日は自転車だったので、気がついたら子供たちを連れて店内に入っていました。

 店内に入るとTBフェラーリは2台あり、フェラーリ360モデナを間に挟むように置かれていました。どちらもフェラーリと全く同じ赤(ロッソコルサ)です。360と並べられているので全く同じ色であることがよくわかりました。写真通りのイメージで、チンクの腰高感は全くなくなり、かなりどっしりしたイメージです。その存在感は街を走っても同じでしょう。その価格からも、フェラーリオーナーの足グルマに使われるケースが多いのではないかと想像しますが、ガレージにしまいこまずにガンガン乗ってほしいクルマですよね。

 個人的には大変魅力的で是非欲しいクルマですが、エリーゼを手放して・・・と考えると、570万円出してもFFだしさすがにエリーゼほど楽しくはないと思い、自分の衝動を抑え込んでいます。・・・ってか、全然買えないし。

 でもしつこいようですが、この価格でフェラーリとアバルトの本物のブランドネームと、本物の装備と、180psのパワーを手に入れ、数年たっても価格が下がらないと思えば、かなり安い買い物ではないでしょうか。このお店では4台を輸入したそうで、まだ全部売れてはいないらしいので、欲しい方は是非どーぞ。
 僕は年末ジャンボが当たったら、保育園送迎用に1台買います〜(夢)

■ クリアビュー

2010年10月24日 | クルマ関連記事
 「クリンビュー」ではありません。
「クリアビュー」はヤナセの商品名(?)ですが、要するにウィンドウの撥水加工のことです。

 僕は撥水加工に対してずっと偏見を持っていました。僕がクルマの免許を取った30数年弱前くらいにフロントウィンドウに塗る撥水加工製品がオート●ックスなどに並び始めたように記憶しています。当時、窓に塗って雨が飛んでいくのを見て、すごい製品ができたものだと感心しました。
 ところが、今でもそうだと思うのですが、この撥水剤は加工してしばらくするとワイパーが鳴き始めることが多いのです。しかも、一度撥水加工をしてしまうとこれはもうほぼ元に戻せない。ワイパーを交換してもダメなんです。15年くらいいろいろ試してみましたが、結論は「撥水加工しないのが一番いい」でした。

 以来、僕は撥水加工を絶対にしない。いや、厳密に言えばそれはフロントウィンドウだけです。ワイパーを使わないほかの窓は有効な場合も多いからです。自分ではフロントウィンドウだけは撥水剤をぬったりしないのですが、中古で買ったクルマは前オーナーが加工をしてしまったりしていて、ワイパーの鳴きやふき取り不良に悩まされることもあります。

 うちの現在の2台はどちらも中古ですが、さすがにエリーゼのほうは雨の中で乗ることを前提としていないためか前オーナーにも撥水処理はされていませんでした。それにこのクルマは僕も雨の中では基本的には乗りませんから、ワイパーを使うことがほとんどなく、いずれにしても問題にはなりません。

 一方、Eワゴンは前オーナ-(行きつけの美容院の美容師さん)がフロントウィンドウに撥水処理をしており、僕は鳴きに悩まされてきました。しかもワイパーを何度交換してもすぐに拭き取りが悪くなり、また油膜のぎらつきもひどいのです。

 W210のワイパーは伝統の一本ワイパーであり、拭き取り面積を広くするために伸びたり縮んだりしながら拭き取るという、非常に凝ったワイパーです。そのためコストの問題やワイパーゴムの寿命の問題もあったのか、残念ながらW211からは普通の2本ワイパーになってしまっています。

 話を戻します。Eワゴンについて、僕は「確かに雨の日はうっとうしいよなぁ」くらいなのですが、この視界の悪さについての家内は、「ただでさえ運転が苦手なのに雨の夕方に保育園へお迎えに行くときなどは死ぬ思い」だというのです。クリンビューをひと吹きすれば数分はきれいな視界を得られますがそれも時間の問題です。


 対策として、いままでは撥水処理の名残のある窓をコンパウンドで磨いたりして、油膜とともに撥水剤を落とす(撥水剤も油です)ことに熱心になっていたのですが、この夏思いついたのは、逆に撥水加工してしまおう!でした。10年以上たって撥水加工も進化しているかもしれないし。それに自分でやるのではなくプロに加工してもらうものであれば大丈夫なんじゃないかな?と。

 で、車検のついでにヤナセで相談したら、「絶対おすすめです。よくなりますよ」とのこと。お高いヤナセさんですが、せっかくやるなら高くても後悔しないものにしたい。で、車検時に同時に加工をしてもらったのです。

 結果は写真のとおり。実は、この写真は撥水加工後5ヶ月のものです。5月の車検時に施工して、梅雨と夏を乗り越え、9月後半に洗車時に撮った写真なのです。
 もちろん雨天時は普通に(インターバル以上に動かす必要はほとんどありませんが)ワイパーも併用しています。それでも10月も終わろうとしている今現在、撥水能力はほとんど衰えていません。初期のころと遜色ない状態です。今でも雨の中では60km/hも出れば水滴は飛んでいきます。雨量が少ない時、スピードが遅い時には迷わずワイパーも使いますが、ひと拭きで視界はサッときれいに晴れます。特筆したいのは、油膜がつかないので夕方や夜にかなり良好な視界を保てます。家内も大喜びです。
 これだけ効果が高ければかなり安全にも寄与するといえるでしょう。安全の代償としてはかなり安いといえるでしょう。

 クリアビュー、恐れ入りました。市販の撥水剤とは大違いです。ヤナセの場合、ワイパーゴムも同時に専用品に交換されますが、この相性もいいのかもしれません。
 15年以上撥水加工に偏見を持ってきた僕ですが、思い込みはよくない・・と反省しているところです。

■ 【試乗インプレ】 HONDA CR-Z

2010年05月05日 | クルマ関連記事
 久々の試乗記です。今回は年初にも期待をこめて書いた「ホンダCR-Z」。ホンダならではのチャレンジ、ハイブリッドスポーツです。
 技術的にはトヨタが先にやるべきことだと思ったのですが、そこはさすがホンダです。ところが乗ってみてわかったのは、トヨタとホンダのハイブリッドカーへの考え方の違いでした。これならトヨタが出さずにホンダが先んじた理由もわかる気がします。
 試乗記は例によってHP「アルフィスタへの道」に記していますのでこちらをご覧ください。

■ ホイールだらけ

2010年04月04日 | クルマ関連記事

 どうもタイヤ・ホイールに関して、僕は無計画でいけません。毎度毎度行き当たりバッタリ。その結果、現在、Eワゴン用ホイールが14本、エリーゼ用ホイールが8本。
 クルマは2台しかないのになぜ22本もホイールがあるんでしょう。一台あたり11本(笑)です!?(写真はその一部です)


 なぜそんなことになってしまったかと言えば・・・
①エリーゼの方は当初は計画的で、「普段は(現在装着の)O.Zのホイールにして、純正ホイールをSタイヤ用にする」計画だったのですが、まずこれがムダ。最近はめったにサーキットを走らなくなって、Sタイヤなんて履かないんだもん。仮に走ることがあっても走行会でのエリーゼなら普段履いているネオバで十分いけそうです。


②Eワゴンの方はとっても無計画・・。そもそもなんで14本も?というと、スタッドレスが摩耗した際に新品のスタッドレスタイヤを買う財力が無く、「とりあえず」ということで「ホイール付きスタッドレスの中古」をヤフオクで購入してきたから。

 さらになんで半端な14本なのか・・というと、一昨年「つなぎ」で購入したW211純正ホイール&スタッドレスのホイールがひどいガリ傷(そのためかなり安かった)だったため、昨年スタッドレスを新品にする際、傷の酷い二本だけを交換すべくヤフオクで単品買いしたためです。
 いずれのホイールも、「冬場のスタッドレス用」として安く買ったものですし、タイヤももう山はないので大した商品価値もなく、あらためてヤフオクで処分するのも面倒でそのままになっている・・という状況です。


 当然14本もの余分なホイールを自宅に置くわけにもいかず、8本は実家のガレージに、2本は自宅、4本は昨年の車検時からウィザムカーズさんに置いてあります。

 そういうわけで、近々、いらないホイールを処分しようと心に誓っています。とりあえず、今年中には・・ね。

■ 祝 LOTUS F1 復活

2010年03月14日 | クルマ関連記事
今シーズン、F1には様々なトピックスがあります。例えばシューマッハの復帰も楽しみなひとつですが、やはり僕的にはロータスチームの16年ぶりのF1復活を挙げずにはいられません。


 僕にとってはロータスのF1といえば、あの黒いボディに金文字の「John Player Special」。または80年代後半のアイルトンセナ、中島悟の時代のロータス・ホンダのキャメルマシン・・・でしたが、意外やその後、ランボルギーニやフォード、無限エンジンを積んで94年までロータスはF1に参戦していたのだそうです。というわけで、今年復活すると16年ぶりということになるのです。

 残念ながら、新しいロータスF1チームはロータスワークスではありません。マレーシアのエア・アジアのオーナーが、同じマレーシアのプロトン社(現ロータスの親会社)から名称使用権を得て作ったチームだそうです。
 でもそんなことはどうでもいい。写真を見てください。このロータスカラーのマシンがサーキットを駆け回ってくれるだけでワクワクしてしまいます。F1は夢です。だから理屈ではなく見る者に楽しさや喜びやワクワク感をあたえてくれるなら何でも大歓迎です。

 しかもこのチーム、ただ夢を与えるだけのロータスカラーリングチームではない。ドライバーはなんと昨年トヨタチームのヤルノ・トゥルーリと元マクラーレンのコバライネン!ドライバーとしては申し分ない布陣です。

 ただ、F1のクルマ作りは一朝一夕にそう簡単なものでないのは、晩年のホンダをみればよくわかります。ロータスチームも当面かなり苦戦することは間違いないでしょう。

 でもでも、くぅ~、カッコイイじゃないですか、このLOTUS T127 COSWORTH。このしびれるカラーリングに5歳の息子もうちのめされ、先日、下の写真のような運動靴を買わせられました(ロータスとは何の関係もない「瞬足」です)



 さあ、2010年F1はいよいよ今日開幕です。

■ アカルイワダイ

2010年01月10日 | クルマ関連記事
 新年明けましておめでとうございます。

 昨年末は、自動車メーカーのレース活動からの撤退、エコへの資源集中、個性的なモデルの生産中止、モーターショウの衰退、老眼・・など暗い話題で幕を閉じてしまいました。
 が、しかし、ここへ来て明るい話題や魅力あるモデルのデビュー等がいくつか報じられています。今回は新春企画「アカルイワダイ」です。


1.魅力あるクルマのデビュー
 どのメーカーもお金のかかる「走り」の追求を諦めて、数値で評価しやすい「エコ」へ走ったか・・と思えた昨年ですが、どうしてどうして今年はなかなか魅力的なモデルが相次いで発売されそうです。さすがにどのクルマも「エコ」抜きという訳にはいかず、魅力あるモデルのエンジンが軒並み「小排気量ターボ」になってしまっているのが僕的には残念ですけど、地球環境は大切なのでここは我慢します。

①アルファ・ジュリエッタ(タイトル写真も)


 Mitoよりは腰高感がなく、ちょっとだけ現行インプレッサを連想させなくも無いが素直にカッコいい。147の後継車として発表された新型アルファロメオです。その名も伝統の「ジュリエッタ」!!やりました。
 写真で見る限り、内装もかなり上質なのは最近のアルファらしく、デザインも新世代アルファの「8C顔」です。
 僕的に一番うれしいのはそのサイズ。実車を見ないとわかりませんが、大きくなってしまった159との間を埋めるべく「156サイズ」とのことですから、これこそサーキット向きのベストサイズなのではないでしょうか。
 時代の流れでエンジンが小排気量ターボなのが残念。4気筒の名機「ツインスパーク」はついに姿を消すことになりました。それでもこのジュリエッタには第二弾として235psのクアドリフォリオが控えています。

②アバルト695トリビュートフェラーリ


 昨年、とても心惹かれたフィアット500/アバルト500。SSキットを組み込むとあの小さなボディ、短いホイールベースで160psというから想像するだけで楽しくなっちゃいました。素のフィアット500もとても味のあるクルマです。街でも見かける機会がかなり増えてきたところです。
 その話題が冷めやらぬうちに、昨年暮れ、「アバルト695トリビュートフェラーリ」なるものが発表されました。アバルトとフェラーリのダブルネーム・・っていうだけで、ケーキの上にさらに生クリームをトッピングするみたいでどうなのよ?という気もしますが、さらにアバルトの名車「695」の名前までつけられて、トッピングした生クリームの上からさらにメープルシロップをかけたよう(表現が不適切ですが、それくらい凄いネーミングだってことで、ごめんなさい)。
 このクルマのキモはふたつ。
 ひとつは、アバルト500のSSキットを上回る180psエンジン。・・1.4リッターで180psですよ。この小さなボディで180psを受け止めるフィアット500のデキが相当いいってことですよね。だって180psといえば素の500より110ps以上のアップですよ。
 ふたつ目は、アバルト500には無い「2ペダル」。これって、かみさんが保育園の送り迎えにも使えるってことですよね?
 一瞬、ガレージにエリーゼに代わってEワゴンと並んだトリビュートフェラーリの姿を想像してしまいました。(ダメダメ、ターボだし、FFだし、MTじゃないし・・・と自分に言い聞かせてます。)

③ロータス・エヴォーラ

 EVORAがついにデリバリー開始です。約1000万円のクルマですから街でそうそう見かけることは無いでしょうが、このクルマはその金額価値が常識人にもわかりやすくなったという意味で、ロータスの変革が感じられます。つまり、これまでのロータスユーザは「軽さ(による楽しさ)」に高いお金を払ってきたわけですが、それは常識人には価値として認めにくいものだと思うんです。しかし今度のEVORAは誰が見てもその価値がわかりやすい。速くて、快適で、豪華で・・・「軽い」に比べればどれも常識的価値です。
 「走りの楽しさを最優先して、それを阻害するものは一切捨てる」というこれまでの姿勢から、「走りを少しマイルドにしてでも快適性も提供するモデルもあるよ」という選択肢を用意したわけです。そうなると、やっぱりターゲットユーザは「休日は行きつけのクラブのホステスを連れてEVORAで一泊温泉旅行・・そんなおじさん。」・・・もうええっちゅうに。

 ちなみに我が家なら、後席に5歳の子供ふたりを乗せて、ちょうどEVORAで家族4人が乗れるのですがかいかがでしょう?>うちの奥様
 ・・・ゼンゼンムリダナ。


④その他

 ホンダからは、ハイブリットスポーツCR-Z。ハイブリッド初のMTです。MTの電気走行っていったいどんななのかな?と思いますが、基本はエンジン走行のようです。それでも電気の強力な立ち上がりパワーをスポーツカーに使うという取り組みは当然あってしかるべき。エコ技術競争も今後は手詰まりになれば、クルマ開発の方向はエコとスポーツの両立志向にもなってくるかもしれません。そんなことを予感させるCR-Zです。


 それから、フェラーリからはカリフォルニアと458イタリア。これ、デザインは好みにも寄りますが僕は結構好きです。どこかノスタルジックな感じのカリフォルニアと、未来的な458。どちらもなんだか手が出そうな気がしませんか?いや、価格でまったく手は出ませんけどね、それほど気を遣わずに乗れそうという意味で、です。すさまじいパワーですが、電子制御と2ペダルにより、普通に乗ろうと思えば乗れそうなフェラーリでしょう?


 他にもトヨタのIQをベースにアストンマーチンがコンパクトカー「シグネット」を発売すると発表。顔は立派にアストンマーチンです。僕の場合アストンの魅力はあのエンジンの咆哮ですのでこれにはまったく興味がわきませんが、取り組みとしてはうれしい限りです。


 そのほか、プジョーのRCZも注目。あきらかにアウディTTにぶつけてきたという感じのクルマ。バブルルーフがステキです。欧州では発売即完売だったそうです。
 プジョーは相変わらず元気ですよね。でも何となく今年はルノーがブレイクしそうな予感がします。


 さあ、どうです?結構楽しそうなクルマが目じろ押しだと思いませんか?


2.F1


 なんと!2010年のF1新チームのなかにロータスF1の名が!!F1へ名門ロータスの復活です!(上図は新ロゴ)
 ドライバーは昨年までトヨタにいた気のいいやつトゥルーリと、マクラーレンにいたコバライネン!。ドライバーはOK!あとはクルマですね。ワクワクしちゃいます。
 息子には内緒にしていますが、今シーズンの開幕で車体にロータスのマークを見つけたときの喜びようを想像すると、あぁ~ん、黙っていられるかどうか・・。
 ついでに、夢破れた小林カムイくんもザウバーのシートを得るとか・・。昨年のトヨタでの走りを思うと期待大です。残念ながら中島ジュニアはシートを失うようです。昨年の成績からみれば残念ですがこれは仕方が無いでしょう。
 がっかりしていたF1でしたが、今年も観戦する楽しみがもてました。

 そうそう、2008年チャンプのフェラーリ「キミ・ライコネン」はWRCにフル参戦するそうですよ。もともとラリーに興味を示していた彼ですが、F1チャンプがラリーでどこまで行けるのか注目です。これまたWRCからも目が離せなくなりました。



 そんな感じで、新年にもお楽しみがたくさん控えていそうです。本年もよろしくおねがいします。

■ ランプのはなし

2009年12月23日 | クルマ関連記事
 先日、Eワゴンの「ランプ切れワーニングが点灯する」と家内から訴えられました。

 原因はわかってるんです。どうせライセンスランプ(後ろのナンバープレートを照らすランプね)が切れたのでしょう。ええ、最近は半年もたずにこのランプが切れるんです。しかもなぜか右側ばかり・・。
 左側にはホワイト光の電球が入っているため、いつも切れる右側の電球も同じ色にしないと変なので毎回これを購入しています。ところがこれが結構お高い。確か2個入りで数千円したような気がします。年に2回も(2個入りなので)購入となるとバカになりません。

 ライセンス灯にお金をかけるなんてばかばかしいけど、そんなに切れるならいっそLEDにしちゃおうと単純に考えました。ワーニングが点灯しない内部抵抗付きの製品で1万円(!)もしましたが、これでもし切れなくなるなら2年くらいで元が取れそうです。

 で、週末、交換しようといつものようにドライバーでランプカバーを外してみました。ところが今回はいつもと違う状況・・。カバーに電球がくっついちゃってます。なんじゃこりゃ?プラスチックの透明カバーが溶けて電球がくっついてるのです。とにかくこのカバーを交換しないとタマを入れることもできないので、やむなくヤナセへ向かいました。こんな電気的トラブルを抱えていては高価なLEDに交換しても危険なので、原因を追及しておかないといけません。

 ・・・原因はすぐに分かりました。うちのクルマには12V10Wの電球を入れていたのですが、純正は5Wなのだそうです。それで発熱量が多く、半年くらいで支えているプラスチックのカバーが溶けてしまったり、電球がケース内の熱で切れたりするようです。10Wに交換してしまったのが前オーナーなのか僕なのかはわかりませんが、ずっとまちがって10Wを使っていたようです

 ヤナセさんにはプラスチックカバーの在庫が無く取り寄せてもらうことにし、後日無事交換ができました。できばえは写真の通りです。あえて左側にはヤナセでもらった純正の5W球をいれて比較してみました。色目も明るさも段違いです。別にライセンス灯を明るくする必要はないとおもいますが、ナンバーをプラスチックカバーなどで隠して暴走する卑怯者に比べれば、ずっと男らしいとおもいます(笑)


 さて、今回のエピソードにちなんでクルマのライトの話です。

 夕方薄暗くなってもヘッドライトはおろかスモールライトすらつけない人がいますね。トンネルの中でもそういう方を見かけます。いや、忘れているだけの方がほとんどだとは思いますけどね。僕は後輩のクルマなどに乗ってなかなかライトをつけないと、その理由を聞いてみたりします。すると、大抵は「まだ見えるから」といいます。多分こういう人は、車のライトを「自分が見るためのもの」と思っているのでしょう。
 ・・・ちがいます。田舎道ならともかく、都心などでは、クルマのライトは自分が見るためではなく、他人に視認してもらうためのものと考えるべきです。

 道路でもサーキットでも、そこを走る者は運命共同体です。だからうまいドライバーほど、自分の意思や存在をアピールしています(例えば隣の車線のクルマの死角に入り続けないとか、ライトやウインカーを上手に使って存在を示したり意思表示するとか、です)。
 ライトの点灯はその最たるものです。薄暮の時間帯には「まだお互いに見えてる」と思いがちですが、自分は見えても相手からは見えていないことがあります。例えば年齢差です。正直言えば、僕も若い頃には自分の基準でライトを点灯していました。しかし、最近は少なくともスモールランプは誰よりも早くつけるようにしています。自分も歳をとってきて「明暗視力には個人差がある」ことに気づいたからです。

 「老眼」と言う言葉は使いたくないのですが、40歳くらいからそういう傾向が出る人はいるようです。僕の場合も40歳台前半で、まず地下鉄の中での読書が疲れやすくなりました。「最近の電車のなかは暗いなぁ」と思ったのが始まり。1~2年後には、近視なのに本を近づけすぎると見にくくなるような感じが表れました。そして昨春、会社の会議で事業計画の数値を検討していた際、目の前に座った事業部長が眼鏡を外して細かい数字を見ていたのを興味本位でマネをしてみました。すると・・・な~んと、よく見えるじゃないですか!
 ・・ショックでした。事業計画なんてどうでもよく、会議中、目の前には「老眼」という二文字が浮かんでいました。

 冷静に事実を受け止めて状況を分析すると、まず「細かい字が苦手になる」という症状。まぁ、これは運転にはあまり関係なさそうです。しかし、「暗いところで視力が出ない」という症状については運転にはかなり影響がありそうです。特に薄暮と雨のドライブは以前より注意が必要になりました。

 じじくさい話で恐縮ですが、そういう年齢になったら、「自分には見えていないクルマや歩行者がそこにいるかも知れない」と疑って運転することが大事なのでしょう。そうなると運転は多少モタモタするのかもしれません。そう、だからお年寄りの運転はモタモタすることが多い・・・ということなのです。・・・やっとわかりました。

 さすがにまだ自分の運転がモタモタしてきたとは思いませんが、確実に肉体的な衰えは進んでいるようです。そのうちエリーゼの乗り降りも大変になってしまうかも(もともと面倒だが・・笑)。

 これから高齢化社会を迎えて、高齢者ドライバーはどんどん増えてきます。若い方も自分基準で走っていると、大事なクルマにぶつけられてしまうかもしれませんよ。注意しましょう。

 今回は、ランプ切れの話からなんだか寂しい話になってしまいました・・。

■ アルファMi.To試乗

2009年07月30日 | クルマ関連記事
 いまさらですが、アルファロメオの最新モデル「Mito」に試乗してきました。

 Mitoは、アルファ最小のモデルで、エンジンは1.4リッターのターボ。排気量だけでコンパクトカーと思ってはいけません。クルマのデキ、走り、質感、どれをとっても上級クラスそのものです。

 試乗記は例によって「アルフィスタへの道」で。

■ ナンバー変更で8Cと遭遇

2009年06月19日 | クルマ関連記事
 先日、陸運局へ行って、転居に伴う「ナンバープレートの変更」を2台分やってきました。

 今回のナンバーの変更は、厳密に言うと、車検証記載事項である所有者等住所の変更と登録番号(ナンバー)の変更であり、新しい車検証とナンバーを発行してもらうという手続きです。さらに県税の変更手続きも一緒にやります。自賠責の変更は別の手続きになりますが、これは次の車検までやらなくても別段問題はなさそうです。

手続きの手順は(希望ナンバーの場合)、
①希望ナンバーを申し込む・費用を振り込む
②車庫証明を申請・取得する
③住民票を取得する
④陸運局へ手続きに行く(ナンバー交換)
です。

①希望ナンバー申し込み(なるべく早く。でも当選したら早めに陸運局に行きましょう。)
 まず、先月、エリーゼの希望ナンバーをネットで申し込みし、2週目にして当選しました。所沢ナンバーに比較して横浜ナンバーは若干激戦区です。希望番号にする人が多いのでしょう。
 なお、今回Eワゴンは抽選対象番号にはしなかったため、エリーゼの当選を確認してから申し込みをし、即日確定しました。各々4000円強の費用を振り込んで手続き完了です。あとは当日、陸運局内にある希望ナンバーの受付で申し込み番号を伝えるだけです(実は僕、この番号を忘れて一度家に帰る羽目に・・)。
 ちなみに当選後、手続きをほうっておいたら、「期限切れまで2週間ですよ~」とメールが来ました。(笑)

②車庫証明取得(手続きの1週間以上前)
 相変わらず一番面倒なのはこの車庫証明取得ですね。車庫証明は管轄警察署に申請をしてから警察官が車庫の確認をするため、場合によっては発行に1週間程度かかります。
 それにしても、車庫証明申請において2台分を書くのはとっても面倒。最近はネットで申請書類を入手することもできるのですが、それだと同じものを複数枚書かなければいけないので、警察署に行ってカーボンコピーの申請様式をもらったほうが楽です。ただ、地図を描く様式はカーボンコピーの申請書ではないので、ネットから様式を取り出してあらかじめ自宅で描いておくことをお勧めします。警察署で申請書を描くときは車検証を忘れずに。
 ところで、2台の車庫証明を取るためには、手数料は2台分かかります。当たり前といえば当たり前なのですが、現地確認をする警察官の手間は1台分と同じなのですから、多少割引(笑)があってもよさそうなものです。車庫証明2台分で5000円以上を支払いました。

③住民票取得(当日でも可でしょう)
 手続きには住民票が必要です。発行後3ヶ月以内ならOKなので、家を買うときに取得した住民票が再利用できました。らっきぃ!なお、2台同時に手続き申請する場合は住民票は1枚でOKです。言ってみるもんです。

④陸運局手続き
 当日です。まずは朝9時すぎにエリーゼで陸運局へ行きました。当たり前ですが、ナンバーを交換する登録変更の場合には現車を持ち込むことが必要です。なので、2台手続きをする場合には一旦帰宅して車を乗り換えてもう一度陸運局にいく必要があります。でも事務手続きは2台分同時にやってしまえばよく、現車が必要なのはナンバーを付け替えるときだけです。
 陸運局での手続きでは、申請書と印紙の購入、登録変更手続きと車検証の発行、県税手続き、ナンバー返納・発行を、それぞれ別の建物でやりますので、かなり渡り歩かなければなりません。手順と場所を知っていれば簡単なのですが、初めての陸運局だと、最初はウロウロする羽目になります。
 2台分の一連の事務手続きを終えるまで、僕は今回1時間半ちかくかかりました。
 最後にドライバーで古いナンバーを外して、希望ナンバー窓口へ車検証とともに提出すると、新しいナンバープレートと新しいネジがもらえます。これを自分でつけてボンネットをあけて待っていると、係官がきて車台番号を確認し、後ろのナンバーに封印して車検証をくれます。これで完了です。



 しかし、2台手続きする僕は急いで自宅へ戻り、車をEワゴンに乗り換えてもう一度陸運局へ行かなければなりません。午前中の業務が終了してしまうと13時まで待たされるからです。運のいいことに、横浜ナンバーの陸運事務所は港北NT近く(ららぽーとの近く)にあり、うちからはクルマで10分です。近くて本当に助かりました。ちなみに、2台目は県税手続きとナンバー交換だけで、20分で完了しました。

 なお、今回はEワゴン、「55」番はやめました。前回、ヤンキース松井の活躍に喜んで「55」にしたのですが、「E55もどき」みたいで恥ずかしかったので・・。



 ところで、今日のお話はこんなことではなく・・・この日、僕は横浜の陸運事務所でとんでもないクルマを目撃したのです。そう、世界に500台しかない(厳密にはまだ全てがデリバリーされていないので、世界中に500台も無い)、あのアルファロメオ8Cコンペティツィオーネです。僕は二度の東京モーターショウで見た以外、実車は見たことがありませんでした。外で見るとあまり大きくは感じませんでしたが、やはり迫力があり、オーラを放っています。僕以外にも携帯で写真をとっている人が2、3人。トヨタのつなぎを着たおにいちゃんまでが写メしていました。

 8Cは当然積載車に載せられていましたが、そのとなりにエリーゼを並べてみました(タイトル写真)。どうです?2ショット。価格も馬力も数倍違いますが、トヨタのお兄ちゃんは(間違えて?)エリーゼの写真もついでに撮ってくれていました。(笑)是非、音を生で聞きたいところでしたが、そんな希望はかなわず。結局、僕が県税手続きをしているうちに消えていました。

 そのほかにも、横浜の陸運局には面白い車がたくさん。レストアされたパブリカとか、マセラティのグラツーとか、ムルティプラのディーゼルとか・・。見ているだけで楽しくなっちゃいました。


 しかし、まあ、転居に伴って登録ナンバー交換するのに何でこんなにお金がかかるかねぇ・・。転居しても交換しない人が多いってのも理解できますなぁ。
 ・・ということで、これからは「浜ナンのTanaちゃん」と呼んでください。「ハマの青い稲妻」とかでもいいですケド・・


■ シトロエンC5

2008年12月23日 | クルマ関連記事
  シトロエンC5に試乗してきました。

 以前から気になっていたシトロエンのハイドロに試乗です。独特の「船のような乗り心地」を最新のC5で体験。
 C5は今回のモデルチェンジで車格も質感も高級感も大幅に向上しています。乗りたいけど壊れそう・・と思われてきたシトロエンも、ついにその信頼性を向上し、安心して乗れるクルマになった・・・らいいな。

 例によって記事はこちらの「アルフィスタへの道」をご覧ください。


■ タイヤのはなし

2008年11月30日 | クルマ関連記事
 タイヤの性能といえば、当然ながらグリップ力、排水性、乗り心地・・ですが、いまやタイヤの技術はそれらだけではないようです。

 先日、もう10年近く乗っているプジョーの折り畳み自転車のタイヤチューブがダメになってパンク状態になりました。空気を入れても3日ともたないのです。よく見るとタイヤもかなり磨耗しているし、この際、タイヤもチューブも全とっかえすることにしました。(うちの自転車は、メーカーはプジョーですが、アルファロメオのステッカーが貼られ、さらに最近は息子にロータスのステッカーも貼られて多国籍状態です。ちょっと恥ずかしい・・)

  それで、息子を連れてこのプジョーを購入した近所の自転車屋にいってみると、特殊なサイズにもかかわらずいろんな種類のタイヤがおいてありました。僕の希望としては、(雨の日に乗ることはないので、)少し太めにし、抵抗の少ないスリックタイプにしたいところでした。さすがにそんな希望にぴったりのタイヤは置いてなかったのですが、中にはコンチネンタル製のタイヤなどもあり、心が揺れました(ちょっとお高めでした)。
 結局選んだのは写真の「カラータイヤ」。写真の赤色以外にも青色、黄色、黒がありました。この製品はトレッド部分は黒で、サイド部分だけに色が着いています。

 そもそもタイヤは黒・・というのは既にあまり意味がないそうです。技術的にはいろんな色のタイヤが作れるらしい。昔は性能を重視するとどうしても黒いゴムになってしまったそうですが、今では白いタイヤでも赤いタイヤでも作れるとか。ただ、あまりニーズはなさそう・・ということらしいです。
 でも遠くない将来、ボディ同色タイヤとか出るかもしれませんね。(笑)



 本来性能以外のタイヤ性能という意味では、先日、息子が富士スピードウェイのレストランで面白いものを見つけました。KUMHO(クムホ)という韓国のタイヤメーカが作った「アロマタイヤ」というものです。このタイヤ、なんとラベンダーの香りがするんです!!鼻を近づけてびっくり。本当にトイレの芳香剤(失礼!)のようにニオイがする!

 これも恐らくニーズはほとんどないでしょう。でもそういうことに挑戦するってことが楽しいじゃないですか!焼けたタイヤとオイルのニオイが常識のサーキットが、将来はラベンダーの香りに包まれるかもしれません(爆)。


 色やニオイはともかくとして、たとえば燃やしても有毒ガスの出ないタイヤとか、再生して性能の落ちないゴムとか、そんな「性能」は是非開発していただきたいものです。


 さて、Eワゴンは先週スタッドレス化を実施しました。今年は既に九州でも雪が降ったというので、早めの対処です。これでいつ雪が降っても大丈夫です!が、うちのスタッドレスもそろそろ性能の限界だと思うので今シーズン限りの予定です。(昨年もそんなことを言っていたような気がしますけどね・・。)


■ 富士スピードウェイ

2008年10月01日 | クルマ関連記事
 アルファロメオチャレンジ関東第4戦が行われた富士スピードウェイで、本コースを「体験走行」してきました

 え?体験走行?何をいまさら??・・と思われるでしょうが、この日の目的は、4歳の息子のリクエストに応えて、近々F1日本GPが開催される富士SWの本コースを体験させてあげることでした。
 息子は最近クルマとゴーオンジャーに夢中。特にクルマについては、僕の買ってくるクルマ雑誌を熟読(字は読めませんが)します。外出すれば、「あーっ、アルファだ!BMWだ!ポルシェだ!ベンツだ!アウディだ!ホンダだ!・・・」と大騒ぎ(しかも正確)。F1のビデオも夢中になって見ています。
 そんなに好きなら一度アルファロメオチャレンジを観につれてってやろう。ついでにサーキット体験走行もしちゃおうか・・・となったわけです。

 アルファチャレンジにはいまだに昔の仲間がいますし、事務局の方もよく知っているので、「何でいまさら体験走行なのさ~」といわれそうです。
 出場しているころは、観るだけに来る人の気持ちが知れなかった(よくも走らずに我慢できるなぁ~・・と)のですが(笑)、今は逆の立場です。

 いや、本心はせっかく富士まで行くなら欧州車を対象とした「ETCCタイムアタッククラス」に出たかったのですけどね、ここでもエリーゼの大きな壁が・・。

 つまりエリーゼは2シーターなので、息子を乗せたら他には誰も乗せられません。息子はまだ4歳なので、僕が走っている間サーキットでひとりにしておくわけにはいかないのです。ですから出場するなら僕一人でいかなければならず、息子を連れて行くなら出場はできないわけです。で、唯一、息子連れで走れるのが「体験走行」・・というわけです。

                   ★

 さて、当日は朝8時に自宅を出発し、首都高経由~東名経由で予定通り10:30にはFSWに到着しました。あれ?よく考えたら中央道経由のほうが早かったかな?
 受付を済ませた後、息子とピット上階のメディアセンタへ行きました。ここはコントロールラインの目の前のピット直上のガラス張りの部屋。F1開催時には世界中のメディアがここに集まってニュースを配信する場所です。つまりFSWでは最高の観戦場所といえます。



 この日はこのメディアセンタがARC(アルファロメオチャレンジ)に解放されていたので、ここでメインストレートを疾走するクルマを眺めることにしました。
 実はこのとき、このメディアセンタでドライバーミーティング(通称ドラミといい、レースや走行前にドライバーに諸注意の説明などをする会合のこと)をやっていたのですが、ドラミの説明者(競技委員長)が昔のレース仲間だったこともあり、お言葉に甘えて同席させていただきました。アリガト~!

 11時45分。息子に急かされてクルマを待機場所へ移動させました。ペースカーのすぐ後ろ、先頭です。まもなく他の参加車も集まってきて、ざっと25台ほどが整列しました。
 と、ここで走行スタッフ(ARCスタッフ)のひとりが懐かしい友人であることに気づきました。彼は僕が10年ほど前に大阪で初めてサーキットを走ったときに同じくサーキットデビューした人で、その後、アルファロメオチャレンジで再会し、ともにアルファを楽しんだ友人です。その後彼はARCの世話役として活躍しており全国を飛び回っています。懐かしくて声をかけると、向こうもエントリーリストに僕の名前を見つけていて、やっぱり「なんで体験走行なんだよ?」と思っていたそうです。

 ピットロードへ移動してさらに10分ほど待たされ(こらーっ!FSW!!)、いよいよコースインです。
 僕は旧FSWではレースに出ていたのですが、新しいコースは初めて。すぐに感じたのは舗装が素晴らしく改善されていることでした。F1が走るのだから当たり前といえば当たり前ですが、以前のFSWは、メインストレートなど200km/h弱で走っている車が跳ねるほど舗装が悪かったのです。
 今年のF1ドライバー達にしてみれば、シンガポールの市街地に比べて天国といえるでしょう。



 体験走行はスピードはレースに比べれば相当遅いのですが、それでも100Rはエリーゼではとても気持ちよく旋回できることがわかりました。また、オープントップでコースを走る機会もめったにないので、これは爽快でした。
 新コースになって最も変化した「ダンロップシケインから最終コーナーまでの区間」はまったく違うコースになっていました。旧コースではひたすらアクセル全開だったこの登り区間が、かなり難しい複合コーナーの連続になっており、さらにアンジュレーションがあるためにトラクション・グリップが抜けたりしてかなり難しい。こりゃ難関ですな。
 FSWでは長い直線で速度をのせることがポイントになるので、ここを失敗するとタイムが稼げないはず。いやぁ、いやらしいコースを作ったものです。



 3周の走行はあっという間に終わりました。息子は3周では飽き足らずもっと走りたいと駄々をこねました。走り終わっても興奮は冷めやらず。ヘアピンを見下ろせるレストラン「ORIZURU」でも食事をしながら喋りまくっていました。そんなに喜んでくれると連れて来た甲斐があったというものです。
 食事後はヘアピンスタンドからアルファチャレンジの参加車を応援しました。



 自分的には、やはり体験走行ではフラストレーションが溜まるばかりであり、タイムアタックや走行会を走りたいところです。たぶん二度と体験走行はしないでしょう。
 ・・・と思ったら、「パパァ、楽しかったねぇ。またいこ~ね~。」と息子の哀願。というわけで、当面はアルファチャレンジでも体験走行枠の常連になるかもしれませんえん・・