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花日和

映像翻訳の仕事を一時休業して、ただいま育児に奮闘中。
08年12月に誕生した娘・花の成長の記録です。

おしゃべり

2010年11月23日 | 日記
この1ヵ月、花のおしゃべりがますます激しくなってきました。
といっても、まだまだうまく言えなかったり、使い方や使う場面を
間違えていたりする言葉もたくさんあるので、観察していて面白いです。
親的に印象的だった発言をいくつか書き留めておきたいと思います。
※[ ]内は訳。

・「みんなー、あしゃよー[朝よ]。おーきーてー」
 一番最初に起き出し、まだ寝ている夫と私に向かってこう叫びます。
 “みんな”って…。

・「みんな、みてー。おっきーでんしゃ、くるよー。あむないよー[あぶないよ]」
 これは電車のホームにて。かなり大声で叫ぶので恥ずかしい…。

・「もういっこ、でんしゃのるよー」
 電車を乗り換える必要があった時に私が言った言葉を覚えていて、
 以来、電車から降りる度にこう言うようになりました。今日はもう乗らないよー。

・「もしもーし、あ、ちまちぇんでちた[すみませんでした]。しまーしゅ[失礼します]」
 私の電話での会話をマネているらしいのですが、電話ごっこの度にこのセリフです。

・「しーましぇーん。あったいこーひー、くだしゃいなー」
 [すみません、あったかいコーヒー、くださいな]
 先日、お店でランチをしていた時のこと。花にだけセットのジュースが
 付いてきて、私と夫が何も飲んでいないのに気づいて、大声で店員さんに
 注文しようとしてくれました。(あわてて取り消しましたが
 日ごろ私たちが頼むのをよく見てるんですね~。ちょっとビックリ。

・「みかんたべゆ[たべる]。かき、あちた[あした]」
 最近、二者択一の質問をすると、好きな方を選んでもう一つは「あちた」と答えます。
 「あした」の意味分かってるのかな。。
 「キティちゃんしゅる[キティちゃんの歯ブラシにする]。アンパンマンあちた」など。
 ちなみに、好きではないものはいつまで経っても「あちた」に回されます)。

・「いっぱいいっぱい、ねんねして、しゃむいしゃむーい、さんたしゃん、くるの]。
 いっぱいいーっぱい、ぷれじぇんと、もってくるの」
 先日、「今からいっぱい寝んねして、雪が降るくらいさむーくなった時、
 いつもお利口にしてる子にはサンタさんがプレゼント持ってきてくれるんだって」と
 言ってみたら、いつの間にか「いっぱいプレゼントを持ってきてくれる」ことに
 なってます。あれれ?

・「はなちゃん、しゃむいしゃむいよ[寒い寒いよ]。かぜひいちゃうよー」
 屋外へ出て冷たい風が吹いていた時に一言。私がいつも「寒い格好してたら
 風邪引いちゃうよ」と言い聞かせているのを、自分でも言ってみたかったようです。
 思わず笑ってしまいました。

・「おかあちゃん、あいみーむ、しゅき?ほんと?あいみーむ、もらえる?」
 [おかあちゃん、アイスクリーム好き?本当に?アイスクリームもらえる?]
 ソフトクリーム屋さんの看板を見て、婉曲的に「食べたいから買ってくれ」と
 言ってます(苦笑)。私は食べようとも食べたいとも言ってませんが…。


などなど。

しゃべり始めたら早いとは聞いていましたが、今まで点だったものが、
どんどん線でつながっていく感覚なのか、日に日に語彙が増えていきます。
子供の脳ってうらやましい。大人もこんなふうに外国語をマスターできたらいいのに。
コミュニケーションがスムーズになっていくのはうれしいのですが、
何でもしゃべれるようになったら、それはそれでちょっと寂しい気も。
そのうちしっかり口答えされちゃう日が来るんでしょうね…。


最近の写真。多摩川河川敷にて。


昭和記念公園。最近いつもこんなポーズです。ほとんど顔が隠れてます…。


よみうりランドのイルミネーションを見に行きました。
メリーゴーランドに釘付け。

  
この日の夜、「キラキラきれいだったねー。また行けたらいいね」と言ったら
花が「またいこうねー。あちたいこうねー。」と言っていました。
「あした」の意味、やっぱり何となくわかってるのかな。

旅日記⑬ 帰国&まとめ編

2010年11月14日 | 日記
ミラノを発った日曜日は、初めて朝から雨。
朝食を済ませた後、Aleと子供たちに別れを告げ
Robertoの見送りで空港へと向かいました。

Andreaは、お土産にあげた新幹線のオモチャを気に入ってくれて
毎日遊んでいました。男の子の乗り物好きは万国共通のようです。


Silviaも私たちの存在にだいぶ慣れてくれたようで
最後の日はずっとイタリア語で何か話しかけ続けてくれていました。
理解できなかったのが残念…。

花は最後までSilviaのオモチャを借りて遊んでいました。


実質3日半の滞在は、あっという間すぎて夢でも見ていたかのようでした。
もうちょっと長くいたかった…。

帰りのフライトは行きと違って正午過ぎの出発だったので
花が機内で騒ぎ続けるんじゃないかと心配していたのですが
寝ている時間以外はDVDを見せたり、シールや塗り絵で遊んばせたり
ちょこちょこと目新しいお菓子をあげたり、を繰り返して
何とか無事しのぐことができました(ぴっぽちゃん、アドバイスありがとう。)
あ、でも私も夫もほとんど徹夜状態のうえに、着いた頃には体中痛くてボロボロだったので
ひざ上に乗せての子連れヨーロッパ旅行はもう二度と無理だと思いました

↓親の苦労、子知らず(@香港国際空港)


そんなわけで、花を連れての初めての海外旅行は大変なことや
思いどおりにいかないこともたくさんありましたが、それ以上に、
素晴らしい友人たちのおかげで、どんなに高いお金を払っても
経験することのできない、特別で思い出深い旅になりました。
彼女&彼らに心から感謝の気持ちでいっぱいです。
ヨーロッパのライフスタイルから学ぶこと、刺激を受けることも
たくさんあり、「豊かさの質」について考える旅でもありました。
花がいたからこそ、見えてきたものもいろいろあった気がします。

花も毎日新しい刺激を受け続けたせいか、この旅行中の10日間で
驚くほど急激におしゃべりが増えました。
記憶には残らなくても、潜在意識の片隅に、この旅行の思い出が
少しでも刻まれてくれていますように。

旅日記、おわり。
(長々とお付き合い頂きありがとうございました)

旅日記⑫ 再びミラノ市街編

2010年11月12日 | 日記
最終日となった土曜日は、午前中からAleたち家族がミラノ市街を
案内してくれました。

ドゥオーモ周辺はすでに見ていたので、この日は一流ブランド店が
立ち並ぶファッションストリート、スピガ通りやモンテナポレオーネ通り周辺を散策。
下の写真では全く伝わらないかと思いますが、銀座の街全体を
一区画にぎゅっと凝縮させたようなきらびやかさ、とでも言えばいいのでしょうか。
さすがはファッションの街という印象でした。

 
 
 
 
 

女性たちはもちろんですが、ミラノ男子のファッションセンスの高さには驚きました。
さすがに写真は撮れませんでしたが、みんな「LEON」に登場しそう。
ほんとに毎日あんなちょい悪ファッション(←死語?)で出かけちゃうんですね。。


街中での移動はこのトラムで。レトロな雰囲気が素敵でした。


コイン式のレンタサイクル。


ピザ店でランチ。すごいボリュームですが、これで一人前。
トマトソースの濃厚さと、チーズの味の奥深さが、やはり
日本のピザとは違う気がしました。
 



この後Aleたちと別れ、今度は夫の友人でやはりミラノに住むKarinと合流。
彼女はプロのカメラマンです。

一緒にスフォルツァ城周辺を散策した後…
 



彼女オススメのジェラート屋さんへ。


少し買い物をした後、ライトアップされた夜のドゥオーモを見に行って帰宅。


家に帰ると、Aleが晩ゴハンを用意して待ってくれていました。
 
見たことのないチーズがずらり。

写真を撮りそびれましたが、この後きのこたっぷりのリゾットをいただきました

デザートにはまたまたジェラート!こんなふうにテイクアウトできるんですね。


おいしいものが多すぎて、イタリアに住んだら絶対太りそう…。
Aleがあんなに細い理由が謎です。

オランダ同様、日数が少なすぎて見たいものすべてを見て回ることは
できませんでしたが、現地での生活感が味わえたり、自分たちでは
思いつけないようなスポットに連れて行ってもらったりと
とても密度の濃い、充実した3日間になりました。


⑬につづく。

旅日記⑪ ミラノ~湖水地方編

2010年11月12日 | 日記
Aleファミリーと合流してお昼を食べた後、マッジョーレ湖という湖へ。
ミラノから車で1時間ほどの場所にあり、イタリアでは2番目に
大きい湖だそうです。

この日は快晴で、絶好のドライブ日和でした。
しかしここはイタリア。のんびり景色を眺めながら、ではなく
Roberto氏のマシンガントークに付き合ううちに湖に到着しました
イタリアの人たちのおしゃべり好きには圧倒されっぱなしだなぁと
思っていたら、イタリア人と日本人の気質の違いも話題になりました。
日本では相手の話を真剣に聞いている時は、基本的に静かに耳を傾けるのが
礼儀だと考えるのに対して、イタリアでは真剣に聞いているという態度を
示すためにこそ、聞き手もどんどん喋ろうとするのだとか。
話し手と聞き手ではなく、どちらも話し手になってしまうから
あれほどにぎやかなわけですね。なるほどー、と納得させられました。
国民性の違いって面白いです。


さて、到着したのは、なだらかな山々に囲まれた、のどかで美しい湖。
都心から1時間でこんな風景に出会えるなんてうらやましい。
リゾート地なので、夏場は多くの人でにぎわうそうです。

ボートで湖をクルージング。
 
 
 
 

湖に浮かぶ島の一つ、ペスカトーレ島で降りて散歩。
平日だったので観光客などの姿もほとんど見られず静かでした。
紅葉がキレイ。
 

Silvia、Andreaたちともすっかり打ち解けた花。
この頃には「ちゃお」とか「ぐらっちぇ」とか、
いくつかイタリア語も覚えて連発していました。
 
 

3人仲良くポーズ。
それにしても、何でこんなに顔の凹凸に差が出るんでしょうね…。


日が暮れ始めたので戻ります。サービス精神旺盛な船長さんが
船に日本国旗をつけてくれました。
 
 


この後、さらに車に乗ってオルタ湖という湖まで足を延ばし、
AleとRobertoが結婚式を挙げたというホテルのレストランで
夕食をごちそうになりました。
オルタ湖はマッジョーレ湖よりもずっとこぢんまりとしていますが
静かな湖面の中に小さな島が一つだけ浮かび、とてもロマンチックな
雰囲気でした。夜で写真が撮れなかったのが残念です。

AleもRobertoも、多忙な中、快く私たち家族を迎え入れてくれたうえ
事前にいろいろと計画を立てて、心から楽しませてくれようとするのが
伝わってきて感動しました。それも“わざわざ”という感じではなく
“さらり”と。自分たちだったら、きっとここまでできません。。
このおもてなし精神を見習って、いつかまた彼らが日本に来る時には
お返しできるようになっておかなくてはと思った一日でした。

⑫につづく。

旅日記⑩ ミラノ(市街)編

2010年11月11日 | 日記
ミラノ到着翌日。
この日の午前は夫婦は仕事へ、子供たちも保育園へ出かけてしまったため、
私たちだけでミラノの中心部を散策しました。

Silviaに借りたオモチャのベビーカーがすっかり気に入った花。


そのまま外に出かけます。


疲れたのでちょっと休憩。最近はイタリアでもキティブームらしく
Hello Kittyの雑貨を扱うお店を数多く見かけました。


Ale家族の住むマンションは街の中心部から地下鉄で10分ほどの便利な場所にあって
その周辺にもたくさんの飲食店やショップがありました。

ベーカリーにもこれで突入。片時も離そうとしません。。

ピザパンが絶品でした。
 
他にもいろんな雑貨屋さんがあって、見ているだけで楽しかったです。
 
 


一旦ベビーカー(←オモチャの方)を置きにマンションに戻ってから、ミラノ市街へ。

スフォルツァ城~ドゥオーモ近辺を歩きました。
 
世界最大級のゴシック建築というだけあって、実物の壮大さと彫刻の美しさは圧巻でした。
 
 
 

花も、ステンドグラスを見上げては「わぁ、きれいねー」と繰り返していました。


ドゥオーモ左手にあるガッレリア。ブランドショップが軒を連ねています。
が、もちろん私たちは建物内を通っただけです。
 


Roberto氏オススメ、LA RINASCENTEというデパート屋上のカフェ。
ドゥオーモのすぐ脇にあり、テラス席ではドゥオーモを間近に眺めながら
お茶や食事ができます。
 


この日の午後、Aleたち夫婦はともに半休を取って子供たちを迎えに行き、
ミラノから1時間ほどの湖水地方へドライブに連れて行ってくれました。


⑪につづく。