雄一郎の半生

こんな人生もあるのですね。ノンフィクションの半生記
全ては、書けませんが。。。

人生の正念場

2021年05月07日 06時00分00秒 | 日記
 
雄一郎の半生

 

バブルの影響で私が勤めていた
調査会社が倒産し無職になった。
それに加え、2番目の女房の悪妻
N子とは離婚して、次男の親権を
いやいやながら渡さなくては
ならない状況になっていた。
長男も大学に入学して家を離れ、
母も病気療養で入院中だった
家には一人ぼっちで
毎日、途方に暮れていた。
 
そんな中、釣り友のY.T君から
連絡が入り会うことになる。
内容は、実姉の相談だった。
私が調査会社に勤めていた事を
Y.T君は知っていたため、
以前から姉夫婦のことが気に
なっていていろいろと調査に
ついて聞きたかったようだ。
 
姉は長男と長女の二人の子供を
抱えて隣町で暮らしているが、
結婚当初から姉の夫は、自宅には
帰ってこない日々が続いていると
いう。
恐らく、外に女性がおりその女と
暮らしている様だとも言っていた
姉のことを思い調査をして
欲しいというのだ。
Y.T君の姉とも会い、夫の情報を
確認して、初動調査をする
事になった。
そして、勤務先の会社から
尾行が始まった。すると住宅街の
一角に入り込まれて、住まい
までは判らない。
状況を説明し、さらに詳しい内容を
知る為に依頼者の姉と会い
喫茶店で話をしていると、偶然にも
依頼者の夫と女が喫茶店脇を
通った。
依頼者の姉は、尾行をすると
言ったが、
私は、この先には、映画館が
あるだけだ。そこに行っても
修羅場があるだけと、説明し
納得させて、今後の対応を
話した。
やはり姉は、もう、離婚
しか方法は無いと考えていた。
 
暫くして、夫と話合いをして
離婚をしたと、連絡があった。
この後はどうしたらいいか、
わからない。と言う。
実は自分も同じ状態だと話を
したら、何故か意気投合して
しまった。それからは
どちらか誘うまでもなく、
会うことが多くなった。
でも、自分はまだ女性に
対しての不信感がある。
しかし、寂しさは募っており
一人ぼっちが嫌だった。
それで、お付き合いはして
行く事になったが。
 
次回につづく。