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ウガンダの孤児スクールの記録

恒例シンバ・ヒル登山!

2012-09-02 21:45:42 | NEWTOPIA通信


ニュートピア恒例のシンバ・ヒル登山!
チームはLeopard、Tiger、Lion、Buffaloの4チームに分かれて登山。
今まではチームリーダーを任せていたナムチビさんとリア君がスタッフ側にまわり、
子供たちのケアをすることになりました。


学校のテストが終わったのは8月3日。そしてこの登山は8月11日。
この間、子供たちは学校に来ておらず、11日に登山があることは忘れてしまって、
来ないかも~と思っていたら、なんと40人も来てくれました!!とてもびっくり!!
(寄宿生22人をプラスして62人の子供たちとスタッフ14人で登山することになりました。)

サトウキビやパイナップルを持ってきてくれ、頂上で食べるおやつは十分安心・・・・
って食べ物しか気にしてないように聞こえますが(笑)

登山なのに制服姿や、パーティー用の靴?って子もいたけど、
よほど気になる子以外は注意せず、とりあえず登ってみることに。



平地を30分くらい楽しく歩き、それからいよいよ道なき道の山のぼり。
途中、ジュニア君(6歳)のペースがダウン。おぶって歩いていたら、
山の上のほうのオッサンの「ジュニアの邪魔をするな!!」って注意がとんできました。

レオパルドのリーダーをしていたンサンバ君やチャールズ先生に言われておぶっていただけなのに・・・
って思っていたけど、オッサンがンサンバ君に「ジュニアは自分で登りたい!って言ったんだ。
その気持ちを尊重しないといけない」って言っているのを聞いて、
なるほどその通りだと思い、遠くから見守ることにしました。




見守るといっても、形だけで、私はなんとかみんなについていくので精一杯。
前回、私だけがダウンしたので、今回は、なんとか歩いて帰るのを目標にしていた。
子供の安全のためについて行ったのだが、実際は自分の体力づくりが目的になっていました。


アップダウンを繰り返し、みんな疲れが溜まってきたころ、道端にマンゴーの木が見えてきました。
飛びついてマンゴーの実を取ろうとしている子や木で叩こうとする子、
大きい子に取られて泣いている子。その光景を見つつ頂上を急ぎました。


8時に出発して、頂上に着いた時には10時をこえていました。

 

 

頂上で、さとうきび・パイナップル・クッキーなどを食べ、用意していた水を飲みました。
たくさんのさとうきびに子供たちもスタッフもむしゃぶりつきました。
子供たちはとても元気。重い荷物を持って小さい子の面倒を見ながら登ってきたのに、
ゲラゲラ笑い、頂上でも走り回っていました。それに比べ、オッサンの疲れ切った様子。

約1時間30分、頂上で休憩し、下山することに。



オッサンとチャールズ先生と日本人ボランティア2人が先に行き、
下山する道を下見し、危ない所でサポートしてくれたおかげで、
どのチームも無事下山することができました。


下山してからも帰り道は長く、1時間は歩きました。
オッサンは、途中、座ったりして、休みながらゆっくり帰ってこられました。
ヘトヘトで今にも死にそうになっておられたけど、
かわいい女の子たちがずっと手を握って気遣っていたので、
「よかったね~」っと思い、女の子におっさんの面倒は任せておきました。



みんな、無事に帰ってきた後、シルビア校長が「頑張った賞」ということで、
みんなに日本から持ってきた飴を一つずつ配ってくれました。



その場で食べるのかと思いきや、あめちゃん1個を宝物のように、
持って帰ると言い、その場で食べる子はいませんでした。

「飴、1個ごときで・・・・(涙)」とかわいいと思う反面、呆れ、憐み、いろいろな思いが募ってきました。
そんな複雑な気持ちの中、
「飴の袋をそこらへんに捨てるんじゃないよ!!」
と怒鳴りながら、みんなの帰っていく後ろ姿を見送りました。


                                                                            内橋 身和子  記




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