年間死亡者約110万人のうち遺言書を書く人は、1割程度と言われて います。
2~3割ぐらいは書いているのでは、と思っていたので意外に少ないような気がします。
さて遺言書を書いた人は、どんな時に書こうと考えたのでしょうか? 思いつくままにいく
つか例をあげてみました。
・60才の還暦、65才のリタイヤなど人生の節目の時。
・大病をしたなど、自分の健康に不安を感じた時。
・老後の面倒を見てくれる子供に多くあげたいと思った時。
・配偶者に多く残したいと思った時。
・自分の遺産をめぐって、親族で争いが起こらないようにしたいと思った時。
・息子の嫁など、自分の老後の面倒を見てくれた、相続人以外の人に「遺贈」したいと思った時。
・自営業や農業を、子供に継いでもらいたいと思った時。
などでしょうか。こうしてみると遺言を書く理由は、特定の人に多くあげたい場合と、
自分亡き後に、相続争いが起こらない様にしたい場合が多いようです。
遺言は書いても書かなくてもいいはずだが、もしこれらの理由で「書きたい」と思っ
たならば、その時こそが『遺言適齢期』なのかもしれない。
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『遺言適齢期』(1)
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