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KEIの珈琲。。。

自家焙煎珈琲店開店を夢見ての記録ブログ。

しかし色々重なり、現在一休み。
今は、その時の想いの記録帳です。

悩むこと、考えることでの深まり。

2015年07月18日 | 珈琲のこと。
今回は、何となく写真無しです(^^;







ある日の週末。





知人の主催する、とある勉強会に参加するため、東京都三鷹市へ。



三鷹市は、東京都心で働く方々のベットタウン。
商業都市ではないけれど、古くからの良い珈琲店が残る街でもあります。
せっかく三鷹に行くのだから・・・と、チョイと早目に家を出て、三鷹へ。
久しぶりに本物の「珈琲」を戴きに、足を向けました。



中央線・阿佐ヶ谷駅から中央線に乗り込み、三鷹駅へ。

三鷹駅を下車し、初夏の厳しい日差しの中、南口からま~っすぐ歩くこと、10数分。

少し外装を手直ししているものの、古き昭和の風情の、小さな暖簾の出ている小さな珈琲店へ到着。

店内も、外装に違わず、木製の黒を基調とした深みのある造りで統一。



店主はあまり愛想が良いとは言えませんが(笑)、珈琲の腕は確かな人。
焙煎も抽出も、店主の哲学があり、その味を具現化し続けている珈琲店。
少し前に、カフェスペースをグッと減らし、今では実質1種類のみの珈琲提供。
現在は主として、各種焙煎豆の販売に特化し始めています。



通りの音は少し入るものの、無駄な音はほとんど無い、店内。
黒で統一された二人掛けの小さなテーブルで、ブレンドを戴きました。

美しいカップに注がれた、深すぎない、浅すぎない、一杯。
熱すぎず、それでいて「ぬるい」でなく、口につけた瞬間から流れる味わい。

口元、のど元を流れ、スルスルと。
主張せず、肩張らず、言い訳せず。
何より押し売りのない、味。





・・・こんな感じで何時間も居そうな気配もありましたが、そう、勉強会が。





店主と大したお話もせず(このお店ではいつも、ですが。)、後にしました。
程よい距離感と余韻に包まれながら、勉強会へ。

勉強は、人の性質と気質、その関係性。何よりも自分を知る、内容。
内容は専門的であり、哲学的でもあり。

今の自分の信念が揺らいでいる時には、理解するのになかなか難解で。
珈琲だけに邁進していた頃であれば、あっという間に咀嚼できたであろうけど。

講師は新進気鋭。素晴らしい向学心と鋭敏な感性を持つ方。
連続して講座を受けるのは難しいかもしれなけど、通うに値する内容。
今の私には、初心を感じさせるこの雰囲気と、初心を思い起こす時間が必要で・・・。

ここ数年、長く揺れ続けている自分の方向性の見定めには、多分、
こういった勉強や、今の仕事や、実家の家族のことや、何より珈琲のために必要な事。





この日最初の珈琲の味と、久しぶりにお世話になった講師の方々との時間を携え、帰路。





実はこの日、もう一つ予定が。
それは、珈琲焙煎。

私にとってなんら特別ではないけれど、一種、哲学的な空気を纏いながらの焙煎は、
ここのところの仕上がりに、間違いなく違いをもたらしているはず。
人に売るものだから、味わいの「ブレ」ではけっしてないけれど・・・。
珈琲って、焙煎も、抽出も、まじめにやればやるほど、まじめにできるものなんです。
何かに頼り切ると、刺激ばかりで、かえって個性は希薄になるでしょうね。

強い刺激が蔓延し、鋭い寛容さが乏しい近頃の中でも、息抜ける時間を作りたい。

そんな想いを持ちながら、細々とでも、珈琲のことは続けるつもりです。

幸い、発送した先で、美味しくお飲みになっている便りを戴きました。

できればこれからは、もう少し珈琲に対する時間を作りたいと思っています。
珈琲の味は、私にとって方位磁石(コンパス)みたいなものですから。





日をおいて、冷凍してあった自分の珈琲を、飲みました。
とても素直で、よくできています(笑)
自画自賛で恐縮です。

出来立ての旨さは、試供品のそれとは雲泥の差。
ま、それも、珈琲店として、その場で飲ませるために作っているのだから仕方ないけど。





そんな言い訳をしながら、今日も珈琲、いじっています。

珈琲以外のことでも、悩みつつ、考えつつ。

そんな事の、繰り返し。




お声がけに、感謝。

2015年06月13日 | 珈琲のこと。
ある日。
私宛に、一通のハガキが・・・。

送り主は、以前とても良くしてくれた、珈琲の恩師。
恩師とは言っても、こちらの勝手な片思い。
行く度に珈琲の話を中心に、とても良くして下さってました。



弟子入りした事はありませんが、私の中では、
武蔵野市吉祥、中央区銀座、常総市水海道、世田谷区某所の店に並ぶ、
大恩のある珈琲店の一つ。(ちなみに今回のは港区青山)
今では上記の内2店は、閉店となっています。





実は少し前にもハガキを戴いており、必ず顔を出さねばならない、
そう感じさせる引力のある、魅力的な案内でした。
今回は、某・ガラス工芸家の先生とのコラボレーションとのこと。



少し早めに、青山にあるギャラリーへ向かいました。
すると、とても懐かしい姿を拝見。
そして、懐かしい看板も、そこに。

邪魔にならない程度に、奥様共々御挨拶させていただき・・・。
特別イベント目当てのお客様の列を眺めてから、
私達(妻も)も、久方ぶりの一杯を戴きました。





席数も限られ、他のお客様の手前、のんびりはできませんでしたが、
この一杯のために、ここまで足を運ぶ幸せを感じられました。
話したい事、伝えたい事は沢山あったけど、一言「御馳走様でした」と。



私の珈琲に関する歩みは、ほとんど止まったままになりました。
でも、いつか本格的な再起動を強く想う気持ちの、その傍らには、
これまで出会ってきた、珈琲にまつわる数々の大恩があります。



本当に今日は、来ることができて、良かったです。

香り、味わい、舌触りそのままに。

あの時の珈琲道具も、そのままに。

お店は閉まったけど、時は止まらず、優しく流れています。



お声がけに、感謝。




届いた便り。

2014年08月11日 | 珈琲のこと。
しばらくブログも手付かずとなりました。

実は別な形で、全く別なブログを書いていたりします。

それでも、こちらの存在を忘れていたわけではありませんでした。

日常の事が混在し、何ともまとまり無い更新となりつつあり・・・。

ここ2か月余り、何かをみせる元気もありませんでした。



そんな折、一通の葉書が届きました。

「珈琲店はどうなりました?」

そんな一言が添えてありました。



送り主は、私の中で、恩師中の恩師と言ってよい方。

しばらくして、現在の写真を撮って、葉書で返信しました。



今思えば、焙煎した珈琲でも送ればよかったかな。

多分、今の私の事、ほとんど全て理解したことでしょう。



恩師の言葉、しばらく心の中でシクシクと沁みそうです・・・。



しけん、焙煎。その2

2014年04月06日 | 珈琲のこと。
『試験』というより、家飲みの珈琲焙煎。

東京都内では桜満開で、美しい桜色の風景が広がっていますが・・・。
今年はゆっくり愛でる時間もあまりないし、せめて珈琲だけでも美味しいものを。(^^



今日は、スマトラマンデリン・ウルトラ・G-1。
(インドネシアのスマトラ島産マンデリン、ウルトラブランドのG-1グレード)



私の最も好きな、珈琲ブランドのひとつ。
この季節、気温湿度に影響受けやすい手回し焙煎機ですが、しっかり焙煎していきます。
焙煎後、私の場合はしばらく日時を置き、香りや風味を落ち着かせて、使用します。



写真写り悪く、光の加減で煎り具合にムラがあるように見えますが、当然均一。(^^;
オイリーな煎り具合の寸前が、私のマンデリンウルトラに関する、ベストポイント。
季節によっても味わいが変わるので、若干煎り止めを変える時もありますが・・・。



珈琲豆を抽出する直前、焙煎豆をコーヒーミルにかけます。
メッシュ(珈琲粉の粒の大きさ)は、私の場合、やや粗目。
色々理屈はありますが、私にとっての美味しいラインは、この焙煎にしてこのメッシュ。
そして、オリジナル設計のネルドリッパーにあり。(^^



ま、家飲みなので、飾りっ気なし(笑)
レギュラーとデミタスの中間くらいの、抽出度合い。
これが、KEIの珈緋風。





赤を重ねた黒色は、春のやや寒い朝にも、とても馴染みます・・・。










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今後、御用の際は、下記のメルアドにご連絡ください。
お時間戴きますが、追ってご連絡させていただきます。
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kei.no.coffee☆gmail.com
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しけん、焙煎。

2014年03月29日 | 珈琲のこと。
『試験』ってお高く留まる程でもないのですが・・・。

KEIの珈緋としての活動をほぼ停滞させている現在、
保管庫に山ほど眠っている様々な珈琲原料(生豆)を、
引っ張り出して焙煎して味わってみる事を始めています♪
『しけん』と称して、家飲み用の個人的な焙煎(^^;



こちらは、ブラジル・ムンドノーボ・ナチュラル・17スクリーン。
(ブラジル産ムンドノーボ種の自然天日乾燥処理した17サイズ(規格)の生豆って意味↑)
強い特徴の少ないブラジルコーヒーの中で、特に甘味の特徴ある種・処理。
クセが強いのも好きですが、優しい太陽のような甘みを感じられます。



近頃は浅煎りが主流な気がしますが、私は深煎り派。
フルシティ~フレンチが、KEIの珈緋流・・・。

もう少しシワを伸ばせたはずですが、ま、いっか(^^;
指先でパリッと割れ、口に含むとノドに張り付くくらいの乾燥度。
焙煎後すぐ飲む! ・・・って事はしません。
焙煎後の強いガスが抜け、風味が落ち着いてから抽出するのです。





煎りによる苦味、豆の旨み・甘味が程よく交じり合い、品の良い香味に。
多分、誰に出しても、あっという間に飲み切っていただけるような珈琲になりました。
今は基本的に妻と飲むことが主で、人にお出しする事は稀。
何とも複雑な想いですが、今はまぁ、仕方ない。



こちらは2005年、ホントの『試験』に明け暮れていたころの写真。
基本的には、この頃と想いは変わっていません。

またお店を出す夢を語れるか、正直わかりません。
でも、趣味が長じて・・・ではない、本物の珈琲を維持したいと思います。










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一時休業のお知らせ。

2013年12月18日 | 珈琲のこと。
ブログにお越しいただいて、有難うございます。



この度、様々な家事都合が重なり、年末の忙しい時期ではありますが、一時休業をさせていただきます。

現在まででご注文いただいている物に関してましては、確実にお送りいたします。



全国的に雪の便りが届くころ、珈琲の美味しい時期ではございますが、何卒ご理解の程、宜しくお願いいたします。



赤と黄と緑の宝石、到着☆

2013年11月28日 | 珈琲のこと。
完全輸入の嗜好品の雄といってもいい存在の原料、コーヒー。



近年、国内の何か所かで、コーヒー栽培に取り組んでおられる方々が居ます。
その内の一か所、小笠原諸島で南国果実と共に、コーヒー栽培を行っている農園があります。



『野瀬農園』 東京都小笠原村父島。



国産。
しかも東京都内の露地産という、貴重な物です。

『KEIの珈緋』として販売するには、入手量はごく少な目。
試験的に取り寄せてみたものが、ようやく船に揺られて届きました!




恐らく、手摘みしたままパッケージしていただいた、初々しい完熟コーヒー果実。
この赤い実こそが、コーヒーふたつぶ分の『コーヒー豆』となるわけです。

超・強烈な台風を耐えて、天候不順の微妙な状態を乗り越えた種子たち。
洗浄し、表面の果実部分を取って、種子を干して、殻を割り、珈琲生豆となります。



ここから、さらにハンドピックを行い、生豆を厳選した上で、焙煎。

そしてお馴染みの、『コーヒー豆』になるわけです♪



粒の大きさはそこそこですが、粒揃いで、とても生命感ある珈琲生豆。
今後の焙煎と、その試飲が楽しみです☆




数年前、私はハワイ・オワフ島の『ワイアルアコーヒー』さんにお邪魔してきたことがありました。
ハワイ島で生産されている、いわゆる『ハワイコナ』とは別の物です。



完成されたコーヒー農園は、それはそれで素晴らしく、見ていてワクワクしたものでした。
生産者の方も、誇らしげに、農園や精製工場などを紹介してくれたものです。

桃栗三年柿八年と言いますが、珈琲は5年かかると言われています。



いつか折を見て、小笠原村父島に、農園見学に行きたいなぁと。
この写真は、当時のワイアルアコーヒー農園・工場の入り口ですが・・・。



今回色々あり、商品の購入だけでなく、電話で生産者の方とお話しする機会が得られました。
コーヒー生産者と、日本語で話をするっていうのは、なんだか不思議な感じです(笑)

焙煎度合いを見極めて、美味しく、味わいたいと思います。
そのレポートは、また後ほど(^^)








※ 実家のお店の件、ご心配していただいている皆様、この場にてお礼申し上げます。
実際、お店以外にも困難が多く、コーヒーの事も、なかなか手につかない状態です。
ただ、できうる限り、これからの継続維持を図りたいと思っています。
有難うございました。



珈琲店物件探し、現在。

2013年10月21日 | 珈琲のこと。
涼しくなった…っていう前に、肌寒くなってきましたね。
台風などの影響で、天候は落ちつきさがなく、澄み渡る秋の空に出逢えません。
そんな中、珈琲店物件探しは、細々と続けておりました。



結論から言うと、場所は、いまだ決まっていません。
潤沢に貯金があれば…なんて、言い訳利きませんよね。

私の条件が、厳しいのかな。
私がお店を持つこと自体、敷居が高いのかな。
悶々と数字を引いては、頭をひねる毎日です。



数年前、今日と同じように店舗探しに奔走し、しばらくして、中止。
ほどなく、東日本大震災が発生。 仕方ないのだと、半ば諦め…現在。

萎んだ心を振り返り、これまでの自分の思いを想い起して、再始動。
今では、場所さえ定まれば、一気に事を進められる下地はできました。
まぁでも、良縁というのは、お店で売っているものでもありません。



「こればかりは縁だからねぇ」と、自分に言い聞かせ、業者からも言われ…。
紹介された物件からイメージを膨らませ、絵に引き、数字を出した事も数回。

秋に入り、そろそろまた、自分に残された時間も無くなってきました。
攻めるも退くも、タイミングが肝心だと、自分では思っています。
盲目に打ち込める人が羨ましい反面、石橋を叩く神経質さで、今の珈琲があるのですが。



唯一の個性と、行き着く過程の創造美、口に含むまでの物語が、この先にあると信じて…。
あと幾何かの時間を、慎重に、動かしてみようと思います。

出かける先々で、その地域の『氏神様』に神頼みして回っています(笑)
どれも、大切にされ、趣があるのですが、市谷亀岡八幡宮は特に趣がありました。
何か一つでもご利益があれば…いいんだけどなぁ。





でも、神頼みでは届くものにも限界がある・・・かな!? (;'∀')

がんばるゾ。(;゜Д゜)ノ




珈琲店物件探し。

2013年08月07日 | 珈琲のこと。
旅行記、ちょっと休憩。。



ここのところ天候は大荒れ。
気温も急激に上昇し、グダグダに暑い日が続いています。
雪好きの私には、ただただ耐えるだけの毎日です。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
残暑見舞い、申し上げます。





近頃、その暑さにさらされながら、方々へ出歩いています。
私一人でできるくらいの広さの、店舗物件、ないかなぁ…と。


(写真は、イメージです。)

予算が潤沢でないのは今に始まった事ではありませんが、東京都内は、家賃が高い!
家賃だけならいさ知らず、敷金・礼金・償却・共益費などなど、挙げればキリがないくらい。
スケルトンだと、工務店さんが手ぐすね引いて待ち構えるし、居抜だと、譲渡代で目が飛び出そうになるし。。
だけどこんな文句、言っていても仕方ないので、不動産屋巡りと、直接、募集が出ている物件を見付に街歩きなんかしています。








さて、このブログ、旅ブログになって久しいですが、そもそも珈琲店出店への記録がテーマでした。
実は震災前、珈琲店物件探しに奔走した時期があります。
ブログにその鱗片を記しても良かったのですが、見付らないで終わるとみっともないから、ある程度目処が立ったら…と思いつつ方々に出かけていたら、やはり上手くいきませんでした。
結局、震災を境に、パッタリと活動休止。
震災を言い訳にしたくありませんが、やはり、インパクトは大きかったんだと思います。





そして2013年…。





久方ぶりに以前お世話になった方々とお会いする機会に恵まれ、自分を振り返る時間がありました。
何も揃っていないのに、妙に自信満々に珈琲を語っていた頃が、急に鮮明に思い起こされ…。
そこで再奮起。 齢、40を目前に控え、再び物件探しを始めています。
多分今度こそ、ラストチャンス。

ただやはり、ハードルは高いです。
私自身に知名度があるわけではありませんから、どこでも集客できる自信は、ありません。(^^;
かと言って、商店街の騒々しいところには抵抗があり、住宅街では商売として疑問符が付くかもしれません。
ほどほどの絶好ポイントは、素人目に『良い』場所なので、物件は埋まっているか、あっても家賃が高い!!


(写真は、イメージです。)

私の住んでいる場所からほど近い地域に、中野(駅付近)・高円寺・阿佐ヶ谷・荻窪・西荻窪・吉祥寺という、カフェやサブカルチャーの有名な発信エリアが軒を連ねています。
その恩恵にあやかろうと少しでも近付くと…ネームバリューで、家賃は強烈にアップ。(´Д`)

親身に話を聞いてくれる不動産屋は稀で、仕方なくインターネットを利用するわけです。
ところが、ネットの不動産屋かな…と思ったら『ブローカー』ってのも居るんですね。
不動産屋の仲介料とは別に、情報提供料を切り出す業者も現れたり、そりゃ大変!
最近の酷暑も重なって、また心が折れそうです。。








先日、久しぶりに某・自家焙煎珈琲店を訪問すると、店主が私を覚えてくれていて、こんな話をしてくれました。


(写真は、イメージです。)

『私は不本意な形で不安の中始めたけど、コツコツ続ければ経験にもなるし、なんとかなるもんですよ。』
かなり要約して↑書きましたが、「そうですよね、そうですよね」と心の中でつぶやきながら、その有難いお話を聞いてきました。
久しぶりに会った店主は、髪や眉毛が真っ白になり、やや痩せた感もありましたが、珈琲の味は、より円熟味を増していました。

今でこそ、超・実力派の有名珈琲店として名高いこのお店ですが、紆余曲折の中、夫婦で頑張ってきた歴史があります。
若干、その背景を知るだけに、言葉に本当に重みがあって…頭が下がります。
私もなんとか、これまでの想いを、結実させたい。





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* 一階。
* 10坪弱。
* 珈琲焙煎OK。
* 初期投資は最大限少なく。
* 周辺の環境を借景できれば、最高。
* 場所には多少こだわりたいけど、駅近くじゃなくてOK。
* 家賃・敷金・礼金等々の諸条件も、けっこうシビアだったりして。。

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ん~。 書いていて贅沢言いすぎかなぁと思ってきちゃった。(*_*;

やっぱり、神頼みしかないのだろうか。

伊勢神宮と出雲大社は行っちゃったし。

近場の鷺宮八幡神社で手を打つかな。(;´∀`) ローカルすぎ~



久方ぶりに、珈琲のこと。

2013年07月03日 | 珈琲のこと。
独特の干し草を思わせるような匂い。
袋からコーヒーの生豆を取り出す度に、生産地へ、頭が切り替わります。


(写真はエチオピア・モカ)

ハンドピックすると、生豆は洗練され、生き生きとしてきます。
変な話ですが、生のままでも美味しそうに見えてくるから不思議です。

これらの生豆を焙煎します。
煎り上げる作業は、手作業であるが故に、けっこう神経を使います。
もうお忘れの方が多いと思いますが、ウチは手回し焙煎機なので・・・。


(写真は、スマトラ・マンデリン)

なんでも自動化されている現代で、いちいち手作業で作り上げる悦び。
ごく少量生産であればこその、素朴な、原料との意見交換のやり取り。
そこで煎り上がった時の姿に、毎度毎度、感心させられます。


(コーヒーミルで挽いた直後)

コーヒーミルで、ふっくら膨らんだ珈琲豆を、コリコリ挽いていきます。
珈琲として飲む前に、何度も香しい時間に出逢える瞬間があります。
挽いていて、淹れていて、「あぁよかったな」って、ホッとします。



適当に淹れれば、適当に。
気持ち込めれば、心が籠もる。

多分、珈琲ってそんなものですね。