記憶の中の美少年

もし画像が表示されなかったらブログの題名「青春スーツ☆」の文字の上か ブラウザのツールボタンの更新をクリックして下さい。 結局今日も更新してます。そして今日は長文です。 数日前から急に夢の中に出てきて頭から離れない少年の話し。 どうしても俺の事をブログに書いてくれと夢で少年が叫んでいるのです・・・ 書かないと寝かせてくれない・・・ （私は予知夢を見たり予感が的中する事がある。これはマジな話し。） 幼稚園から小学校まで一緒だったＴ君という男の子がいた。 Ｔ君はスゴイ美少年だった。 少年時代のＴ君はカン・ドンウォンみたいな顔だったか！？ いや。エキゾチックな顔立ちだったからチャン・ドンゴンぽかった。 ペ・ヨンジュン、ウォンビン、クォン・サンウ、チャ・テヒョン、イ・ビョンホン ピ（Rain）、パク・ヨンハ、ソ・ジソプ、リュ・シウォン、アン・ジェウク、 チョン・ウソン、イ・ジュンギ、ヒョンビン、コン・ユ、ダニエル・ヘニー、 チャ・インピョ、オム・テウン、チョ・インソン、チョ・ハンソン、パク・シニャン、 ユン・サンヒョン、イ・ソンジェ、SE7EN、イ・ドンゴン、カム・ウソン、 イ・ジンウク、キム・レウォン、チ・ジニ、イ・ジョンジェ、ソン・スンホン、 チソン、ハン・ソッキュ、チョ・スンウ、 キム・ジェウォン等に似ていないのは確かだ。 実際、大人の間でも誰もがＴ君の美少年ぶりを口を揃えて誉めていた。 不思議なのは小学校の時、同じクラスになった記憶がない。 でもクラブ活動、委員会が常に一緒。そして同じ町内に住んでいて ６年のときは同じ塾に通っていたから話す機会があったのだと思う。 いわゆる「幼なじみ」なのだろうけれど・・・ 当時、私とＴ君はお互いに意地っ張りで本音を話す事がなかった。 けれど気が付くと常に隣に座っていて話さなくても心が通じ合っている・・・ 今、思い出すと不思議な関係だった。 塾でも赤ペンが必要なときはＴ君は無言で右手を差し出す。 そして私は無言でＴ君の手に私の赤ペンをのせる。 でも肝心なことは一言も話さない・・・そういう間柄だった。 Ｔ君は小学校卒業と同時に市内の遠くへ引っ越してしまう事が決まっていた。 町内会で「卒業生を祝う会」があった。 その時もＴ君は隣に座っていた。相変わらず他愛のない会話をしながら。 会が終わって靴をはくときも隣にいた。 Ｔ君はいつもよりゆっくり運動靴の紐を結んでいた。今、考えるとそうだった。 私は、これがＴ君に会える最後のチャンスだと分かっていながら 意地っ張りなので、「引越し先の住所を教えて。」というたった一言が言えなかった。 高校は県内でも有名な進学校に進んだと友達から聞いた。 ある日、町の本屋でＴ君を見かけた。でも声がかけられなかった・・・ 成人式。地元の成人式に出た私はＴ君の姿をみつけた。 その時は話す事が出来た。相変わらず、お互い意地っ張りな感じで話したけど。 何処の大学へ通っているのかという話しが出たときＴ君は言った。 「○○大学だよ。医大じゃなくて悪かったね。」 私はＴ君の言葉を聞いてハッとした。 そうだ！小学校の時１度だけ本音を話してくれた事があった！ Ｔ君は「将来は医者になりたい。」と言ったんだ！ 私は　その事をすっかり忘れていた！Ｔ君の言葉で思い出した。 Ｔ君は自分の言った言葉を覚えていて 約束を果たせなかった事を悪いと思っていたのに・・・ Ｔ君は、その後すぐに帰ってしまった。 私は肝心な事をなにも言えなかった。 何故あの時連絡先を聞けなかったのだろう・・・ 素直に聞いていれば連絡がとれたのに。 そして意地っ張りを辞めて小学校時代からやり直せたのに・・・ そうしたら、お互い最高の理解者になれただろう。 その後Ｔ君に会える機会は１度もなかった。 Ｔ君、ゴメンね・・・ Ｔ君の言葉を忘れていて本当にゴメンね・・・ どうか今、Ｔ君が幸せに暮らしていますように・・・