以外と、【タイフーン】の評判が賛否両論なようで・・・
【タイフーン】は脱北した姉弟と韓国の軍人、
この3者を中心にした、アクション映画に仕上がっていると思う。
ストーリーとしては同じ民族なのに受け入れてくれなかった韓国に対し、
海賊となって復讐するという単純なモノではあるけど・・・
そこに中国・ロシア・アメリカ・日本に囲まれた、
朝鮮半島の政治的な背景が絡めてあって、
日本人には分かりにくいかもしれない。
特に南北に分断された韓国人の心情は日本人には理解し難い部分かも。
古くは中国と日本、戦後はそこにロシアとアメリカが加わり、
他国との力関係に翻弄されてきた歴史があるから・・・
でも、映画をエンターテイメントとして考えるなら、
3人の心情を見事に演じているチャン・ドンゴン達俳優は素晴らしかったし、
アクションシーンも見ごたえがあったと思う。
細かいツッコミ所はあると思うけど、泣き所あり、アクションあり、
映像もキレイで全体としては面白い作品だった。
監督の意図は分からないけど、復讐の鬼神となったシンが
起爆装置のスイッチを入れなかったのは何故か?
とにかく色々、考えさせられる部分があった・・・
あとは、やはりチャン・ドンゴンの目ヂカラがスゴかった。
私としては、もう1回観にいって、
1回じゃ気付かなかった所も観てみたい気分だな・・・
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