
最初の奥さんの時の話です。 (実は2人目)
このヒト同棲した当時からよく下着を盗まれてました。
痴漢にあいやすいタイプとかなんでしょうかよくわかりませんが。
アパートの一階で通り沿いに住んでいたのですが、ふと窓の外に干してある
洗濯物を見るとニュッっと手が出てきてパン○ィーを摑んで
取って行ってしまったとか。
さすがに窓を開ける勇気はなく恐くて震えていたらしい。
当時は携帯電話なるものもなく私もまだ学生だった(彼女は年上の社会人)ので
帰宅してから話を聞き憤るけど後の祭りみたいな。
そういえば電話も加入してなかった。
下着泥棒がわたしが帰るまで待っているはずないから
どうしようもありませんな。
まぁ、今ほど猟奇的な事件がある時代でもなかったので、
物騒ではあるけれど身の危険を感じるほどではありませんでした。
その後、卒業して就職したのですが仕事の都合で某市へ引っ越しました。
新居のアパートは二階だから安心と思っていたところ
なんと今度は、エッチ電話。
引越しした機会に電話を入れたのですがどこでどう調べてくるんだか?
受話器の向こうから『ボソボソ・・・・ボソボソ・・・』と聞き取れないが
卑猥な言葉をつぶやき後は『はっ・・・はっ・・・はっ・・・』息遣いだけが聞こえてくるらしい。
最後は『うっ・・・』みたいな。(いつまで聞いてんだョ)
これも一回でなく不定期にかかってくるようでどうしたものかと思っていました。
昔の電話は留守電、ナンバーディスプレイもないし
ましてイタ電撃退装置なんてついていない。
奥さん(初代)は不安になるけど、電話がかかってきたら出なくちゃいけない。
ネットもメールもない時代。他に通信手段がないんだわ。
かかってくるのはもちろん昼間。
知っているんだかなんだか私のいない時間を狙っている。
主婦ねらいのマザコン野郎なのか?
解決するすべもなく半年くらい経ったある日のこと。
たまたま、仕事が早く終わり夕方には帰宅していたのですが、
偶然かかってきました例のイタ電野郎。
『はい、○○です。』と電話に出た奥さん(初代)がそのまま絶句。
変態キタ━━━(゜∀゜)━━━ !!!!!
雰囲気で察知した私がジェスチャーで受話器をよこせと合図。
受話器に耳を当て聞いてみると若い男の声で
『ボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ボソボソ・・・ハァ・・ハァ』
モチロン、ボソボソはエロい単語のオンパレード。
電話の相手が代わった事に気づいていない様子。
しばらくこのまま黙って聞くことにしました。
奥さん(初代)は横で息を殺しながらも
何で私が怒鳴りださないのか不思議な様子。
『ボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ボソボソ・・・ハァ・・ハァボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ボソボソ・・・ハァ・・ハァボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ボソボソ・・・ハァ・・ハァボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ボソボソ・・・ハァ・・ハァボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ボソボソ・・・ハァ・・ハァ』
そんなに長くは聞いていなかったと思いますが、
そろそろ相手が佳境に入ってきたようで息遣いも大きくなってきました。
『ボソボソ・・・・ボソボソ・・・ハゥ・・ハッハッ・・・ハァ・・ハァハゥ・ハッハッ・・ハァ・・ハァハゥ・・ハッハッ・・・ハァ・・ハァ・・ハゥ・・ハッハッ・ハァハゥハッハッ・ハァ・・ハァ』
そして、同じ男としてそのクライマックスの瞬間を逃さず
優しく静かな口調で、
『オレの声で逝け』
『(*´д`*)ハッハッハァハゥ ハッハッ( ゜Д゜ ) はぁ?
ウッ・・・?・・・ゥッ・?・・プツッ プープープープー』
それ以降イタ電はかかってこなくなりました。