春雨じゃ

短歌を少しだけ。

驟雨のやうに突然詠んだり。

集中豪雨のやうにまとめて詠んだり。

印象批評 056:とおせんぼ

2006-04-06 | Weblog
日曜の朝の踏切とおせんぼ約束はもう始まっている ・・行方裕美

(踏切を上げて命をかけるほどの約束ではない)

会社には男女差別のとおせんぼ透明だけどみんな知ってる・・ animoy2

(あらゆる差別が組織内では有効なのだ)

印象批評 054:虫

2006-04-06 | Weblog
虫けらのようにぐしゃりと潰されて生きる気力を失いました・・草野つゆ

(虫にも魂はあるのだ)

9階は夏でも虫が入らない見える景色もそういうことだ・・本原隆

(まるで墓石のように林立する高層ビルばかりで虫の生息地など見えない階層である)


印象批評 053:ブログ

2006-04-06 | Weblog
ブログとふ闇の部分を切り裂いて覗いてみたし欝なる日日を ・・ みずき

(欝日は、こもるに限る。覗きたがるのは本能である)

遠くある親戚よりも近くある他人よりなおブログ友達 ・・animoy2

(都合のよい友はネットの中に住み互いの名前さえ知らない)

印象批評 052:舞

2006-04-06 | Weblog
知事大臣(おとど)小粒になりし役者らが花の舞台でひと踊りする・・西中眞二郎

(世知辛くなったので、大物の出番は無い)

舞っていたつもりが派手に落っこちた 痛みと挫折味わってみる・・草野つゆ

(明日があるさ)