日々是修行

芸術と自然を愛するSINDYの平和で穏やかな日々を綴った日記です(^-^)/

偶然じゃない

2009-01-31 18:24:19 | 福祉
本日もヘルパー講習に行ってまいりました
寝たきりの人の身体の起こし方,床ずれしないベッドメイキング…
だんだん内容も本格的になってきましたねぇ。

今,経済危機の影響で解雇された元派遣社員の人たちが,介護などの福祉の仕事についてほしいそうです。
介護=きつい,安いという悪いイメージで,なり手が少なく人手不足だからです。
僕も今,福祉の道をめざしているのは決して偶然じゃないと思うようになりました。
これが僕の生きる道…紆余曲折,たくさん悲しいこと,苦しいことがあったけど,今ようやくやるべきことが見えてきました★

優しい気持ち

2009-01-28 22:50:06 | 心の詩
  どうして僕はこんなに悲しいの?
  僕はただあなたの支えになりたかったのに
  どうしてあなたは僕を悲しませるの?
  あなたは本当は優しい心をもっているのに

  僕があなたを思う気持ちが
  悲しみや苦しみに変わってしまうのがこわい
  あなたが僕を思う気持ちが
  憎しみや蔑みに変わってしまうことがこわい

  だけど僕は信じたい
  みんな優しさを求めていることを
  みんな同じように生まれてきたんだから
  一人じゃないんだから

  僕も優しさがほしい
  あなただってそうでしょう?
  

ここ数年のあいだの,いろいろな人たちとの出会いと別れを思い返してみました…
久々に,僕の素直な気持ちをあらわせた気がします。



  
  



封印…

2009-01-26 21:58:06 | 徒然
映画「魔女の宅急便」にあるシーン。
飛べなくなった主人公キキと,画家のウルスラとの会話…

 ウルスラ:あたしも時々描けなくなるよ…
 キキ:そんな時はどうするの?
 ウルスラ:描いて描いて描きまくる。
 キキ:それでもダメだったら?
 ウルスラ:描くのをやめる。何もしない。そしたらそのうちふっと描きたくなるんだよ…

実をいうと,僕は今ギターが弾けないのです…
理由はわからないけど,弾く気が起きないといいますか…
年が明けてから少し弾いてはいましたが,何か煮詰まって…
結局,ギターは今,部屋の奥に眠っています。

音楽やってよかったと思ったこともあります。
だけど,逆にやらなければよかったと思うことも…
去年はこの相反した出来事が両方ありましたね,思い起こせば…
今は音楽やろうと思うと,疲れてしまうんです…いろいろありすぎましたから。

僕はしばらく音楽は休止します。
再開するのはいつ?…またふっとやりたくなった時でしょうね…
ギタリストSINDYは,しばし眠りにつきます…








共感と同情

2009-01-24 21:03:29 | 福祉

1月から3月までの間,僕は毎週土曜,ホームヘルパーの講習に通います。
今日も雪降る寒さにも負けず行ってまいりました…

今日の講習のなかで,先生の言葉で特に印象に残ったこと…
「同情ではなく,共感が大事です」
先生いわく,共感は他人と同じ目線に立って考えることに対し,同情は上から下,つまり高見の見物にすぎない。
同情とは,高い所から低い所にいる人を見下ろして,あの人かわいそう,かわいそうと騒いでいるだけなのだと…

何だか今日は,この共感と同情のちがいについての先生の言葉が,すごく僕の心に響いているんです…
もしかすると僕は共感と同情をごっちゃにしてたのではないか…
同情は,ややもすると人を傷つけてしまうこともあります。
僕は人を助けるつもりが,傷つけてしまったこともあったのでしょうか?
共感のつもりが同情であったことに気づかず…

人のため,社会のために尽くすこと。
それは決してたやすいことではありません。
家族や友人を思うあまり,空回りしてしまったことが,僕は今まで何度もあります…
福祉の現場で働き,どれだけの人を救えるか…
僕の人生,本当の意味でのスタートは今始まったような気がします。






善と悪 罪と許し その3

2009-01-23 12:04:12 | 徒然
自分はやさしいのか,冷酷なのか。
僕は時々,自分がわからなくなることがあります。

昨日の記事のように,僕は新聞やテレビで凶悪な犯罪にまきこまれた被害者や,その遺族を見ただけで悲しくなったりします。自分とは縁もゆかりもない人であるにもかかわらず…
だけど実際に,僕は自分の身の回りの人たちを助けたかといえば,実はあまり助けてない気がします。
日々の生活にも困窮している人を何とかしたいと思ったことがあります。
でも僕はお金がないので,その人の助けにはなれませんでした…
深く心を病んだ人を何とかしたいと思ったこともあります。
でも僕は精神科医でもカウンセラーでもないので,その人の助けにはなれませんでした…
金もない,力もない,ただ哀れむだけの僕は役立たずだ,偽善者だ。
最近まで僕は,この矛盾に苦しみました。いや今でも苦しんでいるかも…

「悼む人」も,ありがとう,と感謝されることもあれば,いい人ぶるな!と罵られることもあります。
それでも,彼は悼むことをやめません。彼が小さい時から,生死を身近に感じていた経験が彼を突き動かしているのでしょうか…
僕も母に,僕自身のつらく悲しい経験が,僕を突き動かしていると指摘されましたが…
今まで僕と会った人たちの目に,僕はどう映ったでしょうか。
心やさしい人間に見えたか,偽善者に見えたか…

「悼む人」は,旅の終わりに,答えが少しわかりかけてきます。
自分なりの力で,自分なりの解釈で,誰かの救いになれればいいんじゃないかな?
何の役にも立てず,僕のまわりから去ってしまった人たちも,いつか僕と会ったことが,何かの救いになることがあるでしょうか。
そうであれば,僕も気持ちが少し楽になります,たとえ彼らが僕のこと忘れてても…

自分のやるべきことの答えを探して,僕はこれからも歩んでいきます…
つらいこと,悲しいことがあっても…





善と悪 罪と許し その2

2009-01-22 12:03:16 | 徒然
明日も記事の続きを書く…といいながら,一日とびました…

天童荒太さんの小説「悼む人」。
昨日,ほぼ徹夜状態で最後まで読みきりました。おかげで,かなり眠たいです…
でも,小説を読んで引き込まれるのって,ずいぶんなかったことです。
そのくらい,この物語は僕にとって深い意味をもつものだったのです。

凶悪な犯罪に,僕は胸が痛い…先日僕はそう言いました。
「いらいらしたから,誰でもよかった」という理由で,人を殺す。
人を殺しただででなく,その遺体をバラバラにして,ゴミ同然に捨て去る。
こんな報道を,連日のように聞くたび,僕はどうしようもない気持ちになるのです。
怒り,悲しみ,絶望…そんな感情が複雑に交じり合ったような…
残酷な事件で,命を落とした人とその家族の気持ちを思わずにいられないのです…
僕はノイローゼなのでは,と時々疑うこともあります。

家族に話してみました。
「あんたの今までの過程が,今のあんたを作ったのよ」
母は言います。やはりそうなんでしょうか…
いじめ,不登校,うつ病,ひきこもり,人権侵害,精神障害,パワハラ…まだある気もしますが,たしかに僕がこの三十数年の人生で経験した,暗い出来事ははかりしれません。
だから,絶対人を傷つけてはいけない,自分がつらいことは他人にしてはいけないという気持ちになったというのが,母の意見です。
でも,それだけじゃない,何かほかにもある,僕の心には…

今日も終わりそうにないので,また続き書きます…(つづく)










善と悪,罪と許し

2009-01-20 20:14:10 | 徒然
僕は今,1冊の本を読んでいる最中です。
直木賞受賞作家,天童荒太さんの著作「悼む人」。
 「悼む人」の特設サイトはこちら

凶悪な事件が連日報道されることに胸が痛くなっていた僕に,母がこの本をすすめてくれました。
「あんた,この本の主人公にそっくりよ」
母が僕にかけた言葉…その言葉どおり,この物語の主人公と,僕自身をダブらせながら読んでいます…

この物語の主人公の青年,殺人事件,死亡事故,自殺などで亡くなった人たちが生前住んでいた町を訪れ,その死を悼み,冥福を祈りながら旅をしています。
自分の家族や友人でもなく,縁もゆかりもない人たちの死を悼む…
はたして彼は,救世主なのか,偽善者なのか…
まだ読んでいる最中なので,まだ僕は話のクライマックスがわかりませんが,世間では誰々が死んだ,はい終わり,ですまされている事件が何とも多いことに気づかされます。
「亡くなった方は,誰かを愛していましたか,誰に愛されていましたか,誰かに感謝されていましたか」
そんなことは知らなくてもいい,とすましている人が,世間ではほとんどでしょう…

この「悼む人」と僕,話が長いので明日もまた記事の続きを書きます。(つづく)




不屈の精神

2009-01-19 18:06:24 | 音楽
僕の敬愛するバンド,スピッツ。
そのスピッツのギタリスト,三輪テツヤさんは,いつも個性的なヘアスタイルが目立ちます♪
その三輪さん,実は肺がんだったことが最近わかりました…
しかし!早期に手術を受けて,今はまた元気にライブのステージに立っています!
三輪さんの不屈の精神,感動しました…

まだまだ寒い日が続きますが,日ざしが何となく春っぽくなってきました★
春は桜,桜=チェリー。
このスピッツの曲の心地よく響く季節の訪れが待ち遠しいです

スピッツ/チェリー






駆け抜けろ!

2009-01-18 15:52:22 | 日常

今日,広島では都道府県対抗の男子駅伝がおこなわれました。
毎年ちょうど僕の家の目と鼻の先が,中継地点になります。
写真のとおり,最終のアンカーがたすきをつなぐ第6中継所なのです★
僕も,沿道から選手たちに声援送ってました!


↑レース直前のウォーミングアップをする選手たち

今しがたレースが終わって,長野県が2年連続優勝を決めましたねぇ…
僕も見てましたが,2位ともダントツに差つけてました。
ほんと強かったです。


↑1位でゴールした長野のアンカー,上野さん

地元・広島は12位に終わりました…
第1回大会では広島は優勝したんですが,最近は残念ながら遠ざかってますね…
でも,精一杯走りとおした選手のみなさんの健闘,すばらしかったです★


↑広島の応援団長(?) 手作り横断幕がかわいい♪

自分を信じて,駆け抜けること。
走ることって,何だか人生そのものみたいですね。
苦しくても,その先に栄光のゴールが待っている…
ゴールがあるから,やりとげられる,がんばれる。
僕も駅伝の選手に,勇気をもらいました

余談ですが,僕が沿道に立って応援してたのが,テレビにしっかり映ったそうです(母の談),やったね♪♪






晴らせぬ恨みを…

2009-01-17 13:06:58 | 日常
時代劇にハマるのって,何年ぶりでしょうか…
僕は今,「必殺仕事人」にハマってます。
 「必殺仕事人2009」のHPはこちら

♪パララ~ パララ パラパラ パララ~♪
あのトランペットのテーマ曲は昔と変わらず…
この曲,広島カープ応援団も使ってたような…

僕が勝手に考える「仕事人」の特色。
悪政に虐げられている丸腰の江戸庶民の晴らせぬ恨みを晴らし候,というのは時代劇でよくある話ですが,「仕事人」は,殺しをただではやらず,報酬,つまりお金をもらって実行するという点が他とちがいます。
どんなに悪党であっても,人の命を奪うというのは罪なのだ,という考えが根底にあるからです。
「俺たちも血で汚れてるんだ…」
ドラマのなかでも,仕事人が葛藤する姿が,それを物語っています。

現代も,凶悪で残酷な犯罪が後を絶ちません。
無差別に罪のない人を殺す凶悪犯,被害者の遺族のことを思えば,絶対に許してはならないのか,それともどんなに凶悪でも一人の人間であることには変わりはないので,人権を擁護するのか…
「仕事人」が,もし現代にいたら,この犯罪社会をみてどう思うでしょうか…?
ただの娯楽ではない,重いテーマが「仕事人」にはあるような気がします。