この話を読んで,信じるか信じないかは,皆さんの判断にお任せします。
一昨日の真夜中。
暑いので,部屋のドアを半開きにして寝ていましたが,ふと目を覚ましました。
すると,ドア越しの間から。
「真ちゃん・・・」
たしかに聞こえたんです。
初めは,母が起きてきて僕を呼んだのかと思いましたが。
そもそも,母は僕を「真ちゃん」とは呼ばないし。
呼ぶ声も一度きりで,その後は静寂。
起きて部屋のドアを開けて,廊下を見ても誰もいない。
翌朝,母にきいてみたら,やはり一度も起きず,朝まで寝ていたとのことでした。
僕は思いました。
もしかして,あれはおばあちゃんだったのではないか。
お盆だから,おばあちゃんの魂が天国から下りてきて,僕に会いにきたのではないかと。
僕は不思議と怖いとは思いませんでした。
それどころか逆に,心安らぐような心地よささえ感じていました。
実はここ数年,僕はお盆に何か不思議な体験をしているんです。
山の中でしか聞こえないひぐらしが,庭の木にやってきたり。
寝ているベッドの横に,誰かが座っているような気配を感じたり。
常識では考えられないことですが。
だけど,もしおばあちゃんだったとしたら,僕に会いに来てくれたことが,とても嬉しいです。
おばあちゃんは,僕のことを本当に大切に思ってくれていました。
そんなおばあちゃんを,僕も大好きでした。
おばあちゃん,ありがとう。