奥村政則の部屋

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病弱教育理科最終章その2

2014-01-19 18:41:40 | 病虚弱児の教育
はじめに
2年前に病弱教育の理科「最終章」を書いた。再雇用2年目にあたり、今年度の母子保健総合医療センターでの実践を中心に
病弱教育理科について述べたいと思う。

1母子保健総合医療センター分教室の理科
母子保健総合医療センター分教室では、裏の倉庫に各分野に分けて理科教材を整理容器に入れ保管している運搬には教材をキャスター又は袋に詰めて300m以上はなれたカンファレンスルームへエレベータで運ばないといけない。
キャスターと倉庫内の整理容器

※運搬に使ったキャスターと理科教材の入った倉庫内の整理容器(写真省略)

2N氏とO氏からの電話
平成11年に突然羽曳野養護学校のN氏(故人)とO氏(退職)から突然の電話があった。14年前羽曳野養護学校が独立し、泉北養護学校が病・精併置最後の年に当たる年に私は泉北養護学校の病弱部門に残って指導していたときだった。用件は泉北養護学校の残った理科備品を羽曳野支援学校へ移管して欲しいというものだった。会議で知的障害の部門では教育課程が違うので羽曳野養護学校へほとんど移管いてよいと許可が出て私も含め3人で手分けしてして羽曳野支援学校へ理科備品を運んだ。
25年続いた泉北養護学校の備品は羽曳野養護学校の理科実践に役立っている。

3科学的認識論
はびきの14号私の科学的認識論のところで述べているので重複しない。興味のある方はみてほしい。

4病弱教育の理科
私の述べたい病弱教育の理科とは
第1番は実験、観察による実物の体感認識だが、それに代わるものとして自作ビデオ教材,iPad、ユーチュウーブからの教材なども、大事にしている。自学自習はできても実験ができていなかったという生徒からの声を聞くにつけ体感認識の重要さを痛感している。 
 病弱支援学校の理科としては、ステップ校の使命として未学習をなくす。中3生の高校受験に向けての学力の養成などと共に
 生徒への授業としては、自分の理科認識発達を振り返り、生徒の立場に客観的に置き換えどうすればよく分かるのか研究し、
 一期一会、病気で体調が変わる事も踏まえ一瞬で注ぎ込むインパクトのある教材、それを元にアンカーとしてたどれる具体物から抽象物へのぼりおりを確立していかなければならない。
 モチベーションを発揮させるのには、見通しや、小刻みな目標設定と達成による達成感が大事と思う。
 そのためには教師としては粘り強い熱意と実践力、日々の自己研鑽、自分の歴史性発表がいると思う。


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