いや、あのね。今日はもうさっきの出張報告でブログネタ終わり~!って思ってたんだけど、
やはり人生1分先は未知の世界。予定は未定。いつ何が目の前に落ちてくるかワカラナイ。
そう。ナヲコ、なんの問題もなくいつも通り新幹線を降りたのね。
「しずおか~しずおか~ご乗車有り難うございました~」
はーい。
のんきにホーム降りて数歩 歩いたら、猛ダッシュで走る女のひと(どう見ても20代)に追い抜かれたの。
あー、きっと乗り継ぎの時間がギリギリなのね。アタシもよく学生時代 駅のホームとか構内とかダッシュしたよ~。がんばれー!
な~んて100パーひと事に思ってたら、そのおねーさんのリュックからポトッて何かが落ちたの!
落ちたモノ。それは花柄の水色の折り畳み傘。
どこに落ちたって?
そふ。ナヲコの目の前に。
おねーさん、落としたことに全く気が付かず走り続ける。ナヲコ、咄嗟に折り畳み傘を拾い追いかける。条件反射以外のナニモノでもない。「落ちたモノは拾って持ち主にっ!」
しかし、相手は既にかなりの前方を走行中。背中が遠いっ。しかも20代と思われる若者、更に「陸上部かっ!」ってくらい速いっ!加えてここは駅のホーム。他にも利用客いるし。危険の無いようにすり抜けて行かねばならない。その辺はナヲコみたいに電車社会の首都圏育ちは慣れているのであまり心配ないとこなんだけどね。
まぁ、他の人々の視線が痛かったけど、ナヲコ、どうしてもこの傘を届けたかったんだ。だって、もしかしたら好きな人からもらった大事な傘かもしれないじゃん!おねーさんがお家に帰ってさ、傘が無いことに気が付いた時の気持ちを思ったらいてもたってもいられない。
もう、気分はオリンピック陸上部400メートルリレーの選手です。ホームの皆さまから熱い(イタイ)視線を浴びながら危険のないように走る走る走る。アンカーのウサイン・ボルトまでバトンパスあとすこーしっ!
「元吹奏楽部ナメんなーーーっ!」
彼氏からもらった傘を届けるという使命感に燃え(自分で買ったのかもしれんけど…)確実に50メートル以上全力疾走し(決して真似しないでください。今日は人多くなかったけど、混んでる時は危ない)、ようやく おねーさんに追い付く。案の定、勢い余って軽くドーン!
「すっすみまぜんっ!あっあのっ、かっかさっ!落としましたよっ!ゼーゼー」
おねーさんにバトン、いや、折り畳み傘を渡し、任務完了。
きっとこの一部始終を見ていたホームの皆さんは心の中で拍手喝采。
オマヘ ヨクオイツイタ パチパチパチ
御礼を深々言おうとするおねーさんに
「どうぞそのまま行って!」
おねーさん、乗り継ぎ間に合ったかな。彼氏からもらった(かもしれない)傘、大事にしてね◎
ぜーぜー
ぐるじぃ
9人の先生への掛かり稽古より疲れた。
けど、間に合って めでたしめでたし。
とは、いかず(このネタ長いよっ!まだ続くんだ)、
無事 お届け物完了し、ふらふらバスターミナルへ向かって歩いてたら、なんと乗る予定のバスが既に到着しているっ!!
まーじーーーかぁーー!!これ逃したら30分くらい待たなきゃいけないんだよぉっ!!
休む間もなく またダッシュ!ひぃ~
が、あと一歩ってとこでドアが閉まっちゃったんだ。
でもね、ただならぬナヲコの気迫に殺気を感じたのか、運転手さん気が付いてくれて、ドアをまた開けてくれたの~!
神っ!
いそいそと乗り込み車内に響き渡る大声で「有り難うございます!」
さっきは駅のホームで大注目。そして今度はバスの車内で大注目。嗚呼、どうせ注目あびるなら、もっとクールでびゅりほな事でがいい…。
もぅ、再びゼーゼー言いながら乗車したんだけど、ナヲコひとつ気が付いた事があるの。
さっき、ホームでおねーさん追いかけて走ってなかったら、確実にこのバスには間に合ってなかったな、って。今ごろ夜風に吹かれながらターミナルで30分間まちぼーけ。
あの傘は幸運のアイテムだったのね。おねーさん有り難う。
それにしても疲れたっ!てか、急に走って肉離れしなくて良かった~。
家に帰って荷物出したら、船橋で買ったお気に入りのクッキーがボロボロに割れてた。ま、あれだけ一心不乱に走りゃ割れるわな。ははは。
皆さんは くれぐれもホームでダッシュしませんように。
落とし物は駅員さんに届けましょう◎
ご拝読ありがとうございました。
完
やはり人生1分先は未知の世界。予定は未定。いつ何が目の前に落ちてくるかワカラナイ。
そう。ナヲコ、なんの問題もなくいつも通り新幹線を降りたのね。
「しずおか~しずおか~ご乗車有り難うございました~」
はーい。
のんきにホーム降りて数歩 歩いたら、猛ダッシュで走る女のひと(どう見ても20代)に追い抜かれたの。
あー、きっと乗り継ぎの時間がギリギリなのね。アタシもよく学生時代 駅のホームとか構内とかダッシュしたよ~。がんばれー!
な~んて100パーひと事に思ってたら、そのおねーさんのリュックからポトッて何かが落ちたの!
落ちたモノ。それは花柄の水色の折り畳み傘。
どこに落ちたって?
そふ。ナヲコの目の前に。
おねーさん、落としたことに全く気が付かず走り続ける。ナヲコ、咄嗟に折り畳み傘を拾い追いかける。条件反射以外のナニモノでもない。「落ちたモノは拾って持ち主にっ!」
しかし、相手は既にかなりの前方を走行中。背中が遠いっ。しかも20代と思われる若者、更に「陸上部かっ!」ってくらい速いっ!加えてここは駅のホーム。他にも利用客いるし。危険の無いようにすり抜けて行かねばならない。その辺はナヲコみたいに電車社会の首都圏育ちは慣れているのであまり心配ないとこなんだけどね。
まぁ、他の人々の視線が痛かったけど、ナヲコ、どうしてもこの傘を届けたかったんだ。だって、もしかしたら好きな人からもらった大事な傘かもしれないじゃん!おねーさんがお家に帰ってさ、傘が無いことに気が付いた時の気持ちを思ったらいてもたってもいられない。
もう、気分はオリンピック陸上部400メートルリレーの選手です。ホームの皆さまから熱い(イタイ)視線を浴びながら危険のないように走る走る走る。アンカーのウサイン・ボルトまでバトンパスあとすこーしっ!
「元吹奏楽部ナメんなーーーっ!」
彼氏からもらった傘を届けるという使命感に燃え(自分で買ったのかもしれんけど…)確実に50メートル以上全力疾走し(決して真似しないでください。今日は人多くなかったけど、混んでる時は危ない)、ようやく おねーさんに追い付く。案の定、勢い余って軽くドーン!
「すっすみまぜんっ!あっあのっ、かっかさっ!落としましたよっ!ゼーゼー」
おねーさんにバトン、いや、折り畳み傘を渡し、任務完了。
きっとこの一部始終を見ていたホームの皆さんは心の中で拍手喝采。
オマヘ ヨクオイツイタ パチパチパチ
御礼を深々言おうとするおねーさんに
「どうぞそのまま行って!」
おねーさん、乗り継ぎ間に合ったかな。彼氏からもらった(かもしれない)傘、大事にしてね◎
ぜーぜー
ぐるじぃ
9人の先生への掛かり稽古より疲れた。
けど、間に合って めでたしめでたし。
とは、いかず(このネタ長いよっ!まだ続くんだ)、
無事 お届け物完了し、ふらふらバスターミナルへ向かって歩いてたら、なんと乗る予定のバスが既に到着しているっ!!
まーじーーーかぁーー!!これ逃したら30分くらい待たなきゃいけないんだよぉっ!!
休む間もなく またダッシュ!ひぃ~
が、あと一歩ってとこでドアが閉まっちゃったんだ。
でもね、ただならぬナヲコの気迫に殺気を感じたのか、運転手さん気が付いてくれて、ドアをまた開けてくれたの~!
神っ!
いそいそと乗り込み車内に響き渡る大声で「有り難うございます!」
さっきは駅のホームで大注目。そして今度はバスの車内で大注目。嗚呼、どうせ注目あびるなら、もっとクールでびゅりほな事でがいい…。
もぅ、再びゼーゼー言いながら乗車したんだけど、ナヲコひとつ気が付いた事があるの。
さっき、ホームでおねーさん追いかけて走ってなかったら、確実にこのバスには間に合ってなかったな、って。今ごろ夜風に吹かれながらターミナルで30分間まちぼーけ。
あの傘は幸運のアイテムだったのね。おねーさん有り難う。
それにしても疲れたっ!てか、急に走って肉離れしなくて良かった~。
家に帰って荷物出したら、船橋で買ったお気に入りのクッキーがボロボロに割れてた。ま、あれだけ一心不乱に走りゃ割れるわな。ははは。
皆さんは くれぐれもホームでダッシュしませんように。
落とし物は駅員さんに届けましょう◎
ご拝読ありがとうございました。
完