余計な心配だったが。
スッと詰められて左のフックをもらった。
今なら無い事だが顔面ガラ空きである。
殴り返したが当たらない。大ぶりではないが話にならない。
「落ち着いていけ!」
及川のセコンド。
たしかにその通りだ。
『教わりに来てるんだ。謙虚にやろう』
それは実はビビっているということ。 後で気づくが。
ちゃんとガードをかためて左ジャブ連打から入った。
「あしたのための その1」である(笑)。
案外黒川もやり辛そうだ。
しかしだんだんパターンを覚えられてくる。
基本的に一辺倒な性格だからワンパターンになりやすい。
左右にふられて細かいパンチが入ってきた。
『効かねえよ』
と思ったが徐々にスタミナを取られる。
「もっと回れ!」
及川がセコンドくれるが
それが出来れば苦労は要らない(苦笑)。
俺の右の大ぶり縦パンチが一回入った。
しかしその一発のみだ。
黒川の回転が速くなる。
ボコボコだ。
カ―ン!ゴングだ。
第1ラウンド終了。
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