さて
アリバイ工作をしなくてはならない。
このままでは延原家と
うちの親にタイムラグが生じてしまう。
松本清張の「点と線」をしっかり読んでおくべきだった
などと余計なことを考えたが全く意味なし。
日豊本線内で必死に考えたがいい手が思いつかない。
結局
「腹が痛くなったので小倉でもう一泊する。
延原には急用で親戚のところへ行ったと言ってくれ」
と親に電話をした(笑)。
コン〇ー〇(爆)は根村に買ってもらったのを持って来てある。
『よし これで準備万端！』
今の小倉駅は大変賑やかだが
当時はまだローカル
新幹線側など閑散とした普通の駅である。
「変わってないね♡」
「会いたかった。 ひさしぶり」
順子は少し変わっていた。
というか大人になってる感じ
とはいえ着てるものは変わっていない。
ジーンズ姿を観て
『うん？ダメかな』
スケベな意味で落胆した。
エミさん定番の組み合わせだからガッカリしたわけではない。
『スカートで来たらOK。ジーンズで来たらNO』
という根村の教えがあったからである。
とはいえ
思わず 『さとみよりエロい♡』
及川とケンカしたのを微妙に後悔した。
あの時の「申し出」を聞いていたら九州までくる必要もなかったのでは。
（似たようなミス？を以降3回やるのだが
やはり「機に発し感に敏なること」からは程遠い）
いや後悔しているのがアホ
今が最高
いくしかない。
