M・Y人事法務事務所ニュース

特定社会保険労務士 文 達司が提供する情報発信誌 

国民年金のさかのぼり加入でいくら年金が増えるか?

2011-10-03 11:15:34 | お客様質問事例集
国民年金は、年金額・保険料共に毎年金額が変わりますが、
ざっくり言いますと、現在、国民年金の年金額で800,000円、
支払保険料で月15,000千円です。

ここでは、国民年金にさかのぼって加入すべきか否か、投資的
に考えてみます。

1年分の保険料180,000円を支払うと、年金額は20,000円増えます。

そうすると、時間価値を無視すれば、9年で「モト」がとれる計算
となります。(180,000÷20,000=9年)

国民年金は、原則として65歳からもらえますので、74歳からは、
いわばまる儲けです。

平均寿命の長い女性の場合、結構有利な投資案件だと思います。

※ただし実際に追納する場合、延滞に伴う加算金がかかります
ので、ご注意ください。



震災に伴う労務対応について

2011-03-17 14:31:07 | お客様質問事例集
震災で被災された方、そのご家族・関係者の皆様に対し、
心からお見舞い申し上げます。皆様の安全と一刻も早い
復旧を心からお祈り申しあげます。

さて、震災に伴い、多くの会社で事業所の営業や従業員
の被災、通勤などに支障を来していることと思います。

そこで、震災に伴う労務対応について、主に休業や遅刻
早退等を中心にとりまとめた資料を顧問先様に配布させ
ていただくこととなりました。

本日3月17日発送の事務所だよりに同封しましたので、
ご覧いただければと思います。

なお、個別のご相談にも応じさせていただきますので、
お気軽にご連絡ください。


永住権の取得と年金受給権

2011-01-11 18:05:58 | お客様質問事例集
会社勤務の在日外国人からのお問い合わせで
最も多い問い合わせの1つに、年金の受給資格
に関するものがあります。

日本の年金制度は、原則として加入期間等が
25年以上ないと、年金が1円も貰えない仕組み
になっています。(もちろん外国人の脱退一時金
制度等はありますが・・・)

彼ら(彼女ら)は、日本在住が10年も経つと、本国
へ帰国するか、日本で永住するか、はたまた行ったり
来たりするか、いろいろと悩むようになります。

永住を決め込んだ人であっても「25年の壁」があって
年金の受給を半ば諦めている人もいます。

とりわけ、40歳を過ぎてから年金に加入したような
場合ですと、その傾向が強いようです。

しかし、ここにはおいしい特例があります。

なんと、永住権を取得した人は、本国に在住していた期間のうち、
20~60歳までの期間を、合算対象期間(通称「カラ期間」)
とすることができるのです。(ただし、1961年~永住権を
取得した日の前日までの期間に限る)

ちなみに、カラ期間というのは、25年の期間にはカウントして
くれるものの、年金額には反映されない期間をいいます。

例えば、30歳で韓国から来日したBさんのケース。
Bさんは、40歳で永住権を取得しましたが、Bさんが
韓国にいた20代の10年間は、カラ期間になります。

つまり、Bさんは、あと15年の加入で受給資格を満たせるように
なるわけです。

この特例は、社会保険労務士でも知っている人は少ないと思い
ますから、在日外国人であればなおさらなんでしょうねえ。




解雇の意思表示の受領

2008-11-25 16:44:18 | お客様質問事例集
解雇通知は口頭・書面の両方がありますが、
どちらも手控えがないと、あとで覆される
可能性があります。

口頭での通知はNGです。書面で通知をする
場合であっても、念の為受取印をもらっておく
べきです。

こじれると、「そんなのもらってない」等と
言われかねないためです。

解雇の場合、日付1つで予告手当額が変わって
しまいますので、注意が必要です。

クリアファイルを使った仕事管理6

2008-11-10 15:04:13 | お客様質問事例集
これまでお話していなかったのですが、この管理手法には、もう一つのメリットがあります。それは、管理業務の精度が向上するというものです。ミソは、必ず手控えがあるということです。

業務には、自ら仕事を行う担当業務と、部下や取引先などの他人に仕事をさせ、その進捗の管理を行う管理業務の2つがあります。先の例で言えば、「部下に書類の内容の不備を指摘し、訂正させる」などが管理業務にあたります。

この場合、上司であるあなたは、不備内容を記したペーパー資料をクリアファイルに入れて、依頼日・部下名・期日を赤字で記したメモを一番上にして、置いておくのです。

もし、期日直前になっても、部下から報告があがってこなければ、そのクリアファイルを取り出し、「明日期日だけど大丈夫?」などとプッシュします。始業前に、これらプッシングしたものをワープロでメモしておき、部下の机の上に置いておくのも良い方法です。これも、必ず2部作成して、手控えを1部とっておいて下さい。

業務を命ずるときの落とし穴は、「命じた者が命じたことを忘れてしまう」ことなのです。
これには、命じた内容をペーパーで控えておき、管理するしかありません。
書類を送ったり、宅急便に依頼すると、必ず控えを取りますが、要はあれと同じです。

あなたの全ての仕事を棚卸しして、それをクリアファイルにまとめ、あなたのデスクに置いて見て下さい。気分がスッキリして、当初の目的であるスケジュール管理と優先順位がうまくいくと思います。(おわり)



本日のご質問

2007-05-22 12:04:11 | お客様質問事例集
16.部下からの報告がされないがどうしたらよいか・・・
17.韓国の有料職業紹介事業に関する法律はどうなっているか
18.中途採用者の高額給与を社内水準に合わせて減額したいが可能か
19.定款を変更したが設立時のように公証役場の認証は必要か
20.育児休業期間中、他社でアルバイトしてもいいか


本日のご質問

2007-05-09 16:19:15 | お客様質問事例集
12.雇用保険の高齢被保険者の保険料免除について
13.健康保険の報酬月額範囲の変更への対応について
14.人事考課制度、給与テーブルなどのサンプルが欲しい・・・
15.労災の休業補償給付の受取人を会社にしたいのだが・・・

本日のご質問

2007-05-07 14:28:12 | お客様質問事例集
8.高年齢雇用継続基本給付金が支給停止となる賃金額について(S)
9.従業員の退職に伴う大学院の学費返還について(S)
10.遺族厚生年金の受給要件について(S)
11.会社設立時の資本金払込みは郵便局でも可能か(G)