読売新聞に荻野アンナさんの「ケアノート」が連載されています。
荻野さんのお父さんは「日本語のしゃべれないフランス系アメリカ人」でお母さんは日本人で83歳で要介護1だそうです。
そのお父さんが一昨年秋、心不全で倒れ、退院のめどが立ったそうですが、荻野さんを含め3人暮らしでは自宅での介護ができず、病院のはしごをしました。お父さんには認知症の症状が出たらしく、入院していることが分からず、「丈夫な僕が不当に閉じ込められている」と言い出す、ようになりました。そのため、お父さんは病院で騒ぐこともあり、荻野さんはストレスがたまり、軽いうつ状態になり、抗不安薬と睡眠導入剤が手放せなくなります。
その経験から、荻野さんは「病院で倒れるのは、同じ立場の女性にお勧めです。そうすると、この人は限界だと周りにわかってもらえる」と言います。
「冗談です」と断ってはいますが、実感がこもっています。実際の介護現場を日々見ている人間としては、「冗談」と受け取れません。実践したほうがよいと思う人がたくさんいます。
でも自宅で倒れても、見つけてもらえない場合もありますから、なるべく人がたくさん来ているときに倒れるのが良いと思います。訪問調査のときなどは、前日に徹夜をして、目の下にクマを作っておくのも良いでしょう。特養の申し込みをすると介護保険とは別に調査にくる自治体もあるので、そのときもなるべくやつれた顔で化粧もせず、服装も少し乱して、部屋の中も散らかしておきます。特にベッド周りなどは、食べ物のカスを散らかす、オムツも汚れたものをベッド下に少しだけ見えるようにして隠しておくなどするのがベストでしょう、もちろん「冗談ですよ」
本日のキーワード 「病院で倒れる」「冗談ですよ」
荻野さんのお父さんは「日本語のしゃべれないフランス系アメリカ人」でお母さんは日本人で83歳で要介護1だそうです。
そのお父さんが一昨年秋、心不全で倒れ、退院のめどが立ったそうですが、荻野さんを含め3人暮らしでは自宅での介護ができず、病院のはしごをしました。お父さんには認知症の症状が出たらしく、入院していることが分からず、「丈夫な僕が不当に閉じ込められている」と言い出す、ようになりました。そのため、お父さんは病院で騒ぐこともあり、荻野さんはストレスがたまり、軽いうつ状態になり、抗不安薬と睡眠導入剤が手放せなくなります。
その経験から、荻野さんは「病院で倒れるのは、同じ立場の女性にお勧めです。そうすると、この人は限界だと周りにわかってもらえる」と言います。
「冗談です」と断ってはいますが、実感がこもっています。実際の介護現場を日々見ている人間としては、「冗談」と受け取れません。実践したほうがよいと思う人がたくさんいます。
でも自宅で倒れても、見つけてもらえない場合もありますから、なるべく人がたくさん来ているときに倒れるのが良いと思います。訪問調査のときなどは、前日に徹夜をして、目の下にクマを作っておくのも良いでしょう。特養の申し込みをすると介護保険とは別に調査にくる自治体もあるので、そのときもなるべくやつれた顔で化粧もせず、服装も少し乱して、部屋の中も散らかしておきます。特にベッド周りなどは、食べ物のカスを散らかす、オムツも汚れたものをベッド下に少しだけ見えるようにして隠しておくなどするのがベストでしょう、もちろん「冗談ですよ」
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