「【福島県庁記者クラブ会見】子ども脱被ばく裁判」
●郡山市の小中学生14名が市を相手に提訴した「ふくしま集団疎開裁判」の高裁判決は2013年4月24日に言い渡され、確定しました。その内容は「児童生徒の生命・身体・健康について由々しい事態の進行が懸念される」「国・地方公共団体がその費用により集団疎開措置を施さない限り、上記事態を打開できず、ほかに実効的手段はない」と事実認定しながらも、その一方で被告の郡山市には集団疎開を実施する責任はないとする、矛盾した呆気にとられるようなものでした。この判決のニュースは日本を除く全世界に報道され、多くの人々に衝撃を与えました。
●提訴人のほとんどはすでに自主避難をしましたが、この判決を受けて新たな原告による裁判が提訴されました。それが「子ども脱被ばく裁判」です。第一回口頭弁論期日は2015年6月23日に福島地裁で開かれます。