生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

チリメンモンスター講習会

2017年02月11日 | 観察会
チリメンモンスターの講習会に参加して来ました。

<チリモン>
・チリメンモンスター(略称:チリモン)は、岸和田自然友の会(岸和田自然資料館)の登録商標になっている。
・加工水産物としての商品チリメンモンスターは、㈱カネ上により商標登録されている。
・大阪湾~和歌山沖で漁獲したもの。
・カネ上のチリメンモンスターは、200gで770円で販売されている。

こんな感じで、チリモンさがしをしました。

さがす前のチリモンです。



分別のアイテムです。



分別し出しました。



見分け方の資料です。



同定結果です。



サバ、タチウオ、マイワシ、カタクチイワシ、エビ、ウキツノガイ、シャコ、カニ、カサゴ、ハギ、エシ、アイゴ、イソギンポが見つかりました。

<プチモン>
・鹿児島県の大久保水産が販売しているプチモンスター入りチリメンで200gで700円。
・こちらは鹿児島県で漁師さんが漁をして作っている(チリモンは水産加工だけを行っている)。

場所の違うプチモンを分別しました。



珍しいキントキダイが見られました。



<比較>
・チリモンとプチモンはかなり違う。
・プチモンには、ゴンズイ、チョウチョウウオ(南の魚)、キントキダイなんかも見られる。
・漁の仕方(網の目あい、深さ、引いている場所)、季節、海域(河口、岩場、砂浜)等の違いが関係しているのかも知れない。

<メッセージ>
・一人でも多くの子供達にチリモン体験!!(チリモンが同定できなくても、チリモンイベントはできる)。
・せっかくのチリモン体験を楽しいイベントに終わらせない。→環境教育、食育、生物多様性へつなげる!!(web図鑑を活用し、教育プログラムに、遊びから学びへ)。
・本当に伝えたいのは、チリモンの事ではなくて、チリメンジャコのことではないか!!(チリモンさがしでは、チリモンがどこから来たかをぜひ紹介)。
・チリメンモンスターwebインタラクティブ図鑑:チリモン画像200種2000点を掲載!!(自分で見つけたチリモン写真を投稿できる)。
・チリメンモンスターwebインタラクティブ図鑑・新機能:チリモンはどこから来るか(漁、加工の様子)、チリモンが大きくなったら(成魚、料理の写真)、プログラム事例紹介、教材ダウンロード(カード、ワークシート類)。
・チリモン講習会、チリモン観察会、チリモンweb図鑑運営:2017年度ボランティアスタッフ募集中。

と言う事です。

こんな図書も入手しました。


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