Kと呼ばれる男

気楽に生きている男の日記・・・

強行採決

2007-05-31 18:53:04 | Weblog
 このところの国会の空転が目立つ。そもそもの始まりは松岡農相の自殺もそうだが、その前にも安倍内閣の閣僚の不正と見られる問題があった。特に松岡農相は事務所の経費疑惑がある。どう見たって「ナントカ還元水」に年間500万円の経費を使ったというのはおかしな話である。
 安倍総理は必死でかばって静かになってきたなという矢先に、事務所費の不明朗な支出に加えて、今度は農林水産省所管の「緑資源機構」の談合事件を巡っても、松岡農相が多額の献金を受け取っていたことが判明してきた。
 これらのことは”死者に鞭”とはいかないが、あくまでも国民が納得いく捜査をしてもらいたいものだ。自殺したからといって、ないがしろにしてはこの事件が闇の中に葬られ、うやむやにされかれない。同じような事件を繰り返さないためにも、ここは捜査の手を緩めることなく、公正に解決してもらいたいものだ。
 もう一つ。公的年金保険料の納付記録が正しく年金額に反映されていない記録漏れ問題がある。5000万件と言う途方もない数字である。そもそも社会保険庁の怠慢で始まったものだと思うが、異常な件数である。
 これらのことを自由民主党と公明党の連立内閣が、数の圧倒的有利をもって、議論も十分になされていないのに、強行採決し、今国会の通過を図ろうとしている。与党が言う「年金不足分全額補償」だけでは簡単には片付かない。その資金はどうするとか、どういう形で補償するのか、と言うことすら議論されていないのだ。これでは国民は不安を隠せない。ただでさえ年金額が不足し、そのため年々年金額が減らされている有様だ。これ以上年金を減らされたんでは、将来大いに不安になってくる。
 あまりにも今の議員数に問題がありすぎる。いくら与党が圧倒的に有利だからといって、何もかも強行採決していたんでは、必ずや次の選挙でそのツケが廻ってくるのは明らかとなろう。


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