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リトルカブとクラブマン

バイクの旅は終わった・・・。
なので日常のことを書き留める。

旅のまとめ

2010年10月04日 | 


旅の間、弟の靴を借りて走っていた。
弟にはお礼を言わねば。
旅に出る前は新品同様の靴だったが、18000キロの旅で色あせ、
排ガスで黒ずんでしまった。

長旅ご苦労様。





日本一周に要した日数65日。
走行距離、約18000キロ(CDで走った分も含め)
旅で使ったお金、約20万円(フェリー代なども含め)

青森まで行って引き返してしまったり、期間があいてしまう
というトラブルもあったが、65日を掛けての日本一周を達成した。

見知らぬ道を18000キロ、走っているとひやりとする事は何度もあった。
家族には心配を掛けてしまったが、無事故無違反と
何事もなく家に帰ることができて本当によかった。

この旅でいくつか分かったことがある。
「旅人に悪い人はいない」ということ。
出会った旅人達も口をそろえてそう言っていた。
それと「俺にバイクの一人旅は向いていない」ということ。
というのも、九州編に入った辺りから野営することに恐怖心が芽生えてしまい、
沖縄→鹿児島と戻ってきた後は、半ば逃げ帰ってきた形になってしまった。
九州をやたら早く回ったのはこういう訳だ。
あと「日本は広く、緑濃く深い国」だったということ。
よく日本は狭いなどと言う人もいるが、いろんな意味で広い。
日本一周などと言っているが、それでも走ったところはほんの一部。
日本は果てしなく広がっている。

旅の途中で沢山の人に出会い、励まされ、助けられた。
ブログに書いている人以外にも、いろんな人に声を掛けられたが、
みな本当に親切にしていただいた。
こうやって旅を振り返っているうちにも、出会った人たちや、
走ってきた道が記憶に甦ってくる。

旅で後悔していることがある。
それは、出会った人たちとの写真を撮らなかったこと。
これから旅に出る人にこれは言っておきたい。
「出会った人達と写真を撮る、もしくは、何か形にして残すべし」
旅人の中には、シャツに言葉を書き込んでもらっている人もいた。
そんな感じで記憶だけでなく、形として残すことをオススメする。
そうすることで、後の励みになったり、旅の思い出にふけることもできる。
しかし俺は記憶にだけ留めてしまったので、すでに記憶が薄れてきてしまっている。
なんとも悲しい。

この旅で唯一胸を晴れることといえば「ゴミはゴミ箱へ」
の精神を貫いたことぐらいか。
これは俺ルールで、絶対にゴミは置いて行かないと決めていた。
宿泊施設でさえゴミはお持ち帰りした。
立つ鳥跡を濁さず・・・?

日本一周計画に協力してくださった、MOTOR HOUSEさんや、家族、
ブログを見てくれていた人、それに書き込みをしてくれた方々、
本当にありがとうございました。

バイクの旅はしてみたいけど、何を持っていったら良いかわからない、
という人のために、俺が旅で使用した道具などを近々紹介しようかと思う。



日本一周を終え、無事に九州の実家に到着。

2010年10月01日 | 
今朝は5時過ぎにライダーハウスを出発し、
雲海を目当てにすぐ近くの国見ヶ丘展望台に行った。
曇りということもあって、辺りは真っ暗だ。
そんな中、人影がちらほら、みな雲海を見に来たらしい。
とりあえず明るくなる前に朝食を済ませようと、
湯を沸かしカップラーメンを食べる。
そうしているうちにどんどん人が増えてきて、
結局、ツアー客なども合わせて30~40人の人で展望台はにぎやかになってしまった。
神秘的な雰囲気が台無しに・・・いやいや、もともと観光地なのでしょうがない。
6時前には白け始め、辺りの景色が徐々に姿を現し、
高千穂の街がうっすらともやの向こうに見える。
結局今日は雲海が現れることはなかった。


今朝撮影したもの。
雲海こそ見れなかったが、素晴らしい光景には間違いない。


展望台に来ていたプロのカメラマン曰く
「雲海のよく現れる時期は10~11月で、ピーク時でも週に1~2回現れればいい方」
とのこと。興味本位で来ても拝めないということか。
ちなみに、このプロのカメラマンの方が
完璧な雲海を撮影できるまで一ヵ月半かかったそうだ。

国見ヶ丘展望台を6時40分に出発。
国道218号→国道265号と走る。
265号では濃い霧に見舞われ、冷や汗をかきながら走り抜けた。
それから国道212号→県道40号と道に迷ったが、県道11号に乗り別府市を目指す。
県道11号は峠になっていたりして走っていて楽しかった。ここは本当にオススメだ。
それから国道213号→国道10号で北九州へ。
地元でなんだが、国道10号、3号は道は分かりにくいし、車がやたらと多く詰まってばかり、ウンザリしてしまう。
もっと身近にツーリングできるところがあればよかったのにと、最近思う。
今日は熊本県高千穂市から北九州市の自宅まで400キロを走った。
もっと距離があると思ったが、そこまでなかった、距離の逆算は難しい。

旅のまとめなどは明日にすることに。
なんだかんだで疲れてしまった、早めに寝ることにしよう。

九州編 十日目 宮崎県高千穂町のライダーハウスにて

2010年09月30日 | 
国道218号沿いにて撮影。
天翔大橋。
コンクリートアーチ橋では、長さ260メートル、高さ143メートルと日本一。バイクで走ってみようかと思ったが、怖くて無理だった。


雨が降り止んだのを見計らって、猪崎鼻公園を出発。
しかし国道220号を北上するに従って雲が厚くなり、宮崎市街に入った頃には降り出してしまった。
とりあえずコンビニに逃げ込み、様子をうかがってみる。
すぐに止んだのでまた走り出したが、50キロ程走った所でまとまった雨が降り出した。
再びコンビニに逃げ込み、一時間待ったがやむ様子はない。
仕方なく雨具を着て走り出した。
国道10号→国道218号と行き、神話の里、高千穂へ。
田園(棚田)が広がり、山々からはモヤが立ちのぼって行く。
日本の原風景とでも言うのか、美しかった。
キャンプ場に向かう途中「天岩戸神社」の案内看板を発見、行ってみることに。
天岩戸神社に祀られている天照大神、女性の神様だったとは知らなかった。
他にも、神々の系図があって中には不倫している神様もいるようだった(詳しいことは分からないが)
なかなか面白い。
神社の奥には、天安河原(あまのやすかわら)があり、そこには一面緑の世界が広がっていた。
木々が茂り、木の幹や岩には苔が覆う。雨上がりのためか、モヤがかかり、空気はしっとりと重かった。
そんな中、異様な光景が。
河原の石コロが3~5段に積まれ、それが至る所に無数に積まれてあったのだ。
いったいどれほどの数の人が積んでいったのが、考え深いものがある。
奥の祠にお参りし来た道を戻る。
天安河原は、足場が悪く、湿っているので滑りやすいので歩きやすい靴で来ることをオススメする。

天岩戸神社の近くに「ゲストハウス(ライダーハウス)一泊1500円」の看板を発見。
銭湯やらキャンプ場代を差し引くと、500円で泊まれる計算になるので、お世話になることに。
なかなか良いところだ。

明日はペースが速ければ福岡に帰り着くかもしれない。
旅の終わりは近い。
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天安河原にて撮影。
祠はくぼみの奥にあるのだが、その大きさには驚かされた。
くぼみの中からみた景色もすばらしい。

九州編 九日目 宮崎県日南市の猪崎鼻公園にてキャンプ

2010年09月29日 | 
224号線沿いにて桜島を撮影。
撮影後、直ぐに山頂は雲に隠れてしまった。

今朝は6時頃に目が覚めた。
足が伸ばせなかったり、寝返りが思うようにできなかったためか、起き上がった直後は体の節々が痛かった。

港を出ると直ぐに国道225号に乗り、国道10号→国道220号→国道224号と走り、桜島に入り島を一周した。
工事車両が多く自分のペースで走れなかったが、気持ちの良いところだった。

また220号に乗り、448号へ。
しかし、448号は全面通行止めということで引き返し、220号に乗って猪崎鼻公園にたどり着いた。
今夜は雨が降る可能性があるので炊飯所の下にテントを張った。
明日の朝には降り止んでいればいいのだが。
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鹿児島に付き、クラブマンを停めてある場所に向かう途中にもの凄い物を発見。

CBR600RR。
ではなく、このマシンはNS-1!!
外装はCBRだが中身はよく見るとNS-1だった。
やはりレプソルカラー、かっこよすぎる…!
この旅一番に興奮した出来事だった。
オーナーに乾杯。

九州編 八日目 フェリーにて

2010年09月28日 | 
フェリー内の食堂にて。
旅に出て初めてまともに食べたご飯。
600~1000円のメニューの中で700円の牛丼。贅沢すぎる。


今朝は5時30分に民宿を出て、那覇港に向かい、鹿児島行きのフェリーチケットを購入。

外に出ると、昨日宿を紹介してくれたおじさんが立っていた。
チケット売場店の前にクラブマンがあるのを見て、俺が居るのが分かったそうだ。

「昨日の宿は良いところでした、ありがとうごさいました」とお礼を言うと、おじさんは嬉しそうに笑ってくれた。
少し会話を交わすと、おじさんは自転車で走り去っていった。
少し変わっていたが、気さくで面白い人だった。

出航時間も迫っていたので、クラブマンで船に乗り込み、駐輪場にバイクを固定。
そして指定(和室)の客室に入る。
部屋自体は広いが、一人分のスペースが一畳分もないので、背丈のある俺には狭すぎて、油断をすると他の人のスペースに足がはみ出してしまう。
ここまで詰めることはないだろう…、と言いたくなるほど隣のスペースが近い。
和室ではなく洋室にすればベッド形式なので、こんな事にはならなかったようだ。
やはり、デカくて良いことはないな。

明日の朝9時には鹿児島に着く予定だ。
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雲が多く水平線に沈む太陽は撮れなかった。残念。