１１月のFRAU。
FとRの間に書かれた文字が目に入った時点で即決でした。
彼女は７０年代から８０年代にかけて世界で活躍。
今、日本が世界に誇るトップモデル、富永愛さん以上(！)に人気があったそう。
KENZOをはじめとした多くのデザイナーやメイクアップアーティスト、カメラマンのミューズでもあり、日本人の特徴である、黒髪に切れ長の瞳で一世を風靡しました。
その存在感と美しさは当時、他のモデルがメイクさんに「SAYOKOの目にして」と言ったほど。すごいですねー。
「小夜子の魅力学」というフォトエッセイがあるのですが、ちょっと読んでびっくりでした。
例えば、今でこそお水を飲むのは体にいいから、とミネラルウォーターなどがスーパーでもわんさか売っていますが、彼女は当時ペリエが大好きでよく飲んでいたそうです。まだ“六甲のおいしい水”すら出ていない時にペリエ・・・
また、ちょっと前に話題になったローズヒップ。その当時、この単語を聞いたことのある日本人は100人いなかった気がしますが、アメリカから取り寄せてVC with ローズヒップの錠剤を毎日飲んでいたそうな・・・
もしかしてちょっと早く生まれ過ぎたのでは？ と思うのは私だけでしょうか（失礼）。
「やがて時代が私に追いつくときが来る」という名言（桂由美）を思い出します。
本の中で一番好きな資生堂のポスター↓ 切れ長ってこういうことをいうのか！
確か１年位前のKENZOのショーに復活されていたような・・・(うろ覚え)。
今では、彼女をなんと表現してよいのやら。映画や舞台、モデルという域を越えいろんな世界で活躍されています。
-----------2008年8月14日、急性肺炎のため山口小夜子さんはお亡くなりになったそうです。一度リアルなお姿を見たかった・・・残念です。ご冥福をお祈りいたします。
