ゾンビな人生

ゾンビの映画の感想や社会をゾンビ思考で語ります。

サンズ・オブ・ザ・デッドのゾンビ感

2018-09-25 22:33:42 | ゾンビ映画

 


サンズ・オブ・ザ・デッド (ん、RED?)


混乱する町並みのシーンから砂漠を爆走する一台の車。
粗暴な黒人と派手な白人のねーちゃん マリファナやりまくっている。
あーこいつらすぐ死にそう・・・ ねーちゃんが気持ち悪くなりゲロ吐くために止まったところが砂穴で車が動けなくなり口論&いちゃいちゃしていると・・ 道の彼方から歩いてくる男が・・ま、まさか いきなりでたーゾンビだー

黒人彼氏は銃で応戦するも頭をはずし、車に籠城。 夜になっても窓に張り付いていたゾンビ。
しかし、ゾンビの定番。いきなりいなくなる作戦に出た。 案の定、外に出て黒人彼氏は噛まれる。
美味そうに食事をするゾンビ。

それを見たおねーちゃんは水とか持って逃げようと鞄に荷物を詰める。
いつも思うのだが、そこでなぜ車のドアを閉めておかないのだと言いたい。あほですか?
予想通り、ゾンビが侵入してきて車を放棄して逃げる。
ああ、もしかしてこのおねーちゃん主役なのかと気付く。
てっきり、冒頭のゾンビ発生イベントかと思っていたら、ひっぱるのだ。

脱出?のために飛行場に向かっていく。(彼氏の友達が飛行機持ってる) 歩いているとゾンビが追ってくるじゃないか。
幸い、ロメロゾンビ系なので普通に歩いていれば追いつかれない。
ただし、油断して休憩しているといつの間にか間合いを詰められてしまう。 ここがゾンビの恐ろしいところだ。

岩の上とかなら上がってこれないので、ここなら休めるが 気を逸らすため「タンポン」(もちろん使用済み)で攪乱する。
タンポンの血の匂いに釣られ、一時は遠ざかるゾンビ。
うーむ、実にうまそうにタンポンを食べる姿は美しい。

何日も追っかけてくるので主人公モリー(名前あった)はゾンビに名前を付ける。
「粗チン野郎」=スモール・チンコ、略して「スモール」

突然、砂嵐に会い、水もなく絶望的な状況で奇跡的に車が来て助けてもらう。
しかし、そこに乗っていたのは刑務所から脱走してきた奴らで、モリーはレイプされる。
レイプ中に砂から這い出てきたスモールによってモリーは救われる。
(いやーすでに入れられてたよ。スモールちょっと遅いよ)

 

これがきっかけでちょっとだけモリーに愛情が芽生える。

モリーには5歳の娘がいるのだけれど、悪い男と麻薬やったりで子育てなんてとても無理と 姉に娘をあげてしまっていた。
それを心の底では後悔して苦しんでいた。

そのことをスモールに話しているうちに、なんだか二人?の間に信頼関係みたいなものが見えてくる。
もう、荷物を運んでもらう仲にまで発展。

一時は紐でくくって置いていこうとするが置いていけずにつれて行く。

飛行場間近で軍隊に遭遇。 その時にはモリーはスモールを庇うようになっていた。
それなのに指を噛まれる。 モリーのすごいところは、そこで指を石で切断する。 (娘に会うという執念なのか)

指を切断するまでになっても、スモールをぶっ殺すことはしない。
すごい人だ。そこでふと気が付く。 「モリーって美人やん」
最初、結構ブスに見えていたのに。
やはり人間、行動というか、中身なんだなと思った。 見返すと・・おお美人やん。

スモールは足を撃たれ動けなくなる。
そのまま置いておけない・・ならば モリーは感謝と愛情を込めてスモールの頭部を岩でつぶす。
(これがゾンビ的愛の形だと思う) そして飛行場へ。

なぜか飛行機には乗らず、娘の家に電話する。
すると娘が出てベットの下に隠れているという。
「待ってていますぐ助けに行く」 けど、車の鍵がない。
鍵はゾンビになったやつが持っている。
そこでゾンビを監禁している部屋に突撃。
ゾンビをぶち殺して鍵を手に入れる。
しかし、あれだけ返り血を浴びても感染しないのか?と不思議に思うのだが。

それはともかく車で娘のいる町へ向かう。 途中、冒頭のスモールに襲われた場所を通る。
そこでスモールと出会った時のことを思い出す。
なんだかいいゾンビの想い出だぞ。
そして、食われた彼氏もきっちりゾンビ化していた。

町に着くと荒廃していた。 (いやーこういう街の風景はわくわくするなあ)

姉の家に着くと姉はすでに死んでいた。
だが、娘は生きていた。 感動の再会。
捨ててごめんね。あっ捨ててたんだ・・けどなかったことに。

娘と脱出を決意した刹那。 ゾンビの大群に家は囲まれる。
しかし、娘を守る母親は強し。 シャベル片手にゾンビ軍団に突撃するモリーであった。

 

最初は間違いなくB級、いやC級だと思っていたが、 結構いい、心に残る作品だった。

A級とはいわないが、何か新しいゾンビを見た気がした。

こういう映画ってゾンビの印象よくするかもしれんな。

うん、いい映画だった。


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